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大そうじへの備え
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TylaがSUMMER SONIC 2024で初来日する。いまや世界中を席巻しつつある南アフリカ発祥のダンスミュージックである「アマピアノ」のアイコンとも言える存在がTylaだ。すなわち、サマソニでのTylaが、今年の音楽シーンを象徴するステージになるだろうってこと。いやいやいや、けっして言いすぎじゃない。アマピアノはそれほどのエナジーと面白さにあふれている。改めてその魅力を解き明かすべく、アマピアノを軸にしたクラブパーティーとして人気を博す「amapinight」の主催であるSAKURAとDJのSAMO、そして日本でアマピアノと言えばこの人あり、のmitokonの3名に集まってもらった。そもそもアマピアノって? を出発点としながら、Tylaがもたらした影響、そして“アマピ”の楽しみ方まで。パワフルなギャル鼎談をどうぞ。 ーamapinightとはどういったイベントなのでしょうか? 立ち上
前作『The Sofakingdom』から約2年を経て、PUNPEEによる待望の最新EP『Return of The Sofakingdom』が先日、12月7日に発表された。前作のエクストラ・コンテンツという位置づけで制作された本作は、客演に漢 a.k.a. GAMIやGAPPERを、全曲を海外プロデューサーとのダブルネームで制作という意欲的な作品だ。未曾有のコロナ禍を経て、マルチヴァースの地平に飛び出した気鋭ラッパーの現在地を探る。 フワフワ現実逃避してる感じ ー前作『The Sofakingdom』を発表したのが2020年。そこから2年を経ての新EPとのことで、順を追って話を訊いていきたいと思っていて。まずは前作リリース直後を振り返ってみていかがでしょう。 KREVA氏との“夢追人”のビデオもいい感じにできたし、弟(5lack)との“Wonder Wall”もみんな気に入ってもらったみ
「Old Town Road」で突如世界に現れて以来、ほんの数年で新世代のポップスターとして高い注目を集めるに至ったリル・ナズ・X。2019年のEP「7」を経て満を持して発表されたファースト・アルバム『MONTERO』は、たとえば「INDUSTRY BABY」のMVにみられるように人を食ったような軽やかなユーモアの感覚を残しながらも、ゲイであり黒人のラッパーである自らのアイデンティティ(そもそも『MONTERO』はリル・ナズ・Xの本名、モンテロ・ラマー・ヒルからとったものだ)に向き合い苦闘する、内省的な色合いの濃い一作として高い評価を受け、2022年の第64回グラミー賞では5部門にノミネートされた。 リル・ナズ・X『モンテロ』 その足跡のひとつひとつが世界に変化の可能性を刻み込むようなリル・ナズ・Xの活動のなかで、『MONTERO』はサウンド面でも新しい基準を打ち立てたと言えるのではないか
映画や音楽を中心にカルチャーのあれこれを書いて日々暮らすライター、木津毅が、各分野の映画好きとしゃべり倒す対談連載。 ウイルスの拡大によって外出が制限され、映画館で映画を観るという体験が失われているいま、映画好きに胸を張って推薦できるストリーミング作品は何だろうか? 今回のゲストである映画・音楽ジャーナリストの宇野維正によれば、いま最高の映像作品はテレビシリーズ『ベター・コール・ソウル』だという。 ニューメキシコ州アルバカーキを舞台に、真面目に生きてきた中年高校教師ウォルター・ホワイトが麻薬王へと変貌していく様を怒涛の展開で描き、爆発的な人気を得たテレビシリーズ『ブレイキング・バッド』。そのなかに登場する人気キャラクターのひとりだった悪徳弁護士ソウル・グッドマンを主人公にしつつ、『ブレイキング・バッド』の前日譚を語るスピンオフ・シリーズが『ベター・コール・ソウル』だ。いまのところシーズン5
okadada x CYK対談。ハウスそのものであるMASTERS AT WORKの魅力からシーンの変遷まで 90年代のデビューから現在に至るまでハウス史にその名を燦然と輝かせるMASTERS AT WORK。音楽の可能性を無限に拡げたLouie VegaとKenny Dopeによる史上最強のユニットである彼らが今年も来日、年に1度の「MASTERS AT WORK in Japan」が11月17日(日)、新木場ageHaにて行われる。長きに渡りシーンを支えてきた彼らだけにそのファン層は幅広い年代に広がっていることは疑う余地もないが、今、東京の最前線で活躍する若きDJたちは、MAWについてどのような印象をもっているのだろうか? 本イベントに出演するokadadaとCYKのNari & Kotsuの対談に、イベントのオーガナイズを手がけるPRIMITIVE INC.の大山陽一を交える形で、M
京都出身のラッパー、ビートメイカーにしてビジュアルアーティストでもあるDaichi Yamamoto。KID FRESINOやVaVa、Aru-2、okadadaといったラッパー、ビートメイカーに加え、シンガーソングライターの中村佳穂、ジャズピアニストのAi Kuwaharaら、ジャンルを超えた才能が集結した話題の1stアルバム『Andless』をリリースしたばかりの若く研ぎ澄まされた才能はどこからやって来て、どこへ向かうのか。その手がかりを探るべく、彼のキャリア最初期である2016年に「She」で共演を果たし、アルバムではその続編にあたる「She Ⅱ」で再び共演を果たしたラッパー、ビートメイカーのJJJを迎えた対談を通じて、依然としてベールに包まれているDaichi Yamamotoの深く蒼い世界に迫った。 ─まず、お二人の出会いについて教えてください。 Daichi Yamamoto:
カルチャーにまつわるあれこれをテンション高く書き散らかすライター、木津毅が各分野で活躍する映画好きと気ままに話す対談連載がスタート。 第1回の対談相手は、漫画家・田亀源五郎。多数の賞を受賞した『弟の夫』で一般的にも知られるようになった田亀氏だが、彼は何よりも、それ以前から30年以上にわたってハードなポルノ作品を描き続けてきたゲイ・エロティック・アートの巨匠である。木津が編集した田亀源五郎の語り下ろし本『ゲイ・カルチャーの未来へ』では自身の生い立ち社会やアートに対する見解まで話してもらったが、プライベートで会うときはだいたい映画の話かヒゲの男の話をしているわけで……。 ということで、今回話すのはフィンランドが生んだ偉大なゲイ・エロティック・アーティストの半生を描いた『トム・オブ・フィンランド』。日本ではあまり知られていないが、本国ではいまや公的に切手のデザインになるほどの知名度を誇る人物であ
THA BLUE HERBの7年ぶりとなるニューアルバムがリリースされる。しかも、自身初の2枚組となる全30曲、その名も『THA BLUE HERB』である。結成から22年、間違いなくその集大成を刻むものであり、そして新たな一歩を踏み出す超大作。ILL-BOSSTINOとO.N.Oにじっくり語ってもらった。 ILL-BOSSTINO ─どこから訊いていけばいいか迷うんですけど、まずはしっかり食らいましたということをお伝えします。 ILL-BOSSTINO(以下、BOSS):ありがとう。 ─アルバムの話の前に、この4月にサブスクを解禁したじゃないですか。あれはTHA BLUE HERBにとって大きな決断だったと思うんですけど、やはりこのアルバムが完成したからこそ解禁に踏み込めたところもあるのかなと。 BOSS:それもあるね。このアルバムの前にまたみんな(リスナー)を集めたかったし。俺らは形に
孤高にオルタナティブに、道なき道を歩み続けるバンド、GEZANのフロントマンであり、先日、初となる小説『銀河で一番静かな革命』を発表(即、重版)したマヒトゥ・ザ・ピーポー。GEZANとしてもドキュメンタリー映画『Tribe Called Discord:Documentary of GEZAN』の公開が控えるなか、町田康との対談が小説発売記念イベントとして実現した。ともに大阪のパンクシーン出身であり、ともに30代前半で小説デビューを果たした二人。生きてきた時代、経験は違えど、音楽と言葉を操る両者がはじめて出会い、対話した。 いつもどこかで鳴り響いている重低音が小説になった 町田:『銀河で一番静かな革命』、とても面白く拝読しました。三つの視点を切り替えながら、小説は進みます。ひとつ仕掛けがあって、カバーを外すと字が書いてあるんですよね。実はこの小説の前提となる状況を表した、重要なキーとなるも
2018年ラップ全盛期、アメリカのポピュラー音楽の中心地はサウスとなり、多くの南部出身ラッパーがチャート常連者となった。そんな人気者の彼らだが、実は、既存のラッパー像とは大きく異なる存在でもある。ラッパーという呼称を拒否する? そして、ラッパーこそが新たなロックスター? 既存概念を破るかのような彼らのイメージは、ある種、アメリカの音楽シーン事情までも反映している。新作『アストロワールド』を大ヒットさせたトレンドセッター、トラヴィス・スコットを軸に、サウスのカルチャー動向を紹介したい。 Travis Scott / photo by David Lachapelle アメリカ音楽界を征したサウスラップ 1999年に行ったアストロワールドは 移転を余儀なくされた 仲間に言ったんだ 俺が取り戻すって それが信仰の印だ -トラヴィス・スコット “STARGAZING” トラヴィス・スコットの『アス
Mac DeMarcoのツアーに帯同したのは昨年の8月、何千人ものオーディエンスを収容する大きな会場は毎日ソールド・アウトし、凄まじい熱気で溢れかえっていた。夏の暑さを加速させるように、キッズはセキュリティーの目を盗んではステージに上がり、ダイヴを繰り返して、また同じ場所に戻り仲間とシンガロングする。そんな華やかなムードとは対照的に、ツアーはとても過酷なものでもあった。日々の目まぐるしさに馴染むことは困難で、ツアーのヴァンはメンバーと彼らの疲労を乗せて、都市と都市をスケジュール通りに毎日移動する。しかしこのツアーの主役はどんな時・どんな場所でもご機嫌だった。弱音を吐く幼馴染でもあるメンバーをいつも励まし、終演後には出待ちをするファンの場所に自ずと訪れ、サインと写真撮影に応じた。そんな姿を側で見ていて、それは使命感や責任感からではなく、むしろ彼にとっての幸せのように感じた。彼が笑えば、少なく
「世界中の人に自慢したいよ」と歌ったのは忌野清志郎だけど、そんな気分。雲の切れ間から差し込む陽射しを受けて眩しそうに、でもうれしそうにしている横顔や、あやうさや儚さを感じさせるようでいてその実、意志の宿った視線や。そういったのを見るにつけ、平静を取り繕いながらも内心ドキドキしていることを、見透かされたい。 EYESCREAMが捉えるイットなガール、Vol.3は女優の保紫萌香にフォーカスする。 ー簡単な自己紹介からお願いします。 ほしもえかです、今年23歳になります、女優です。 ー好きな食べ物、嫌いな食べ物は? 好きな食べ物:焼肉、チーズ、梅干し 嫌いな食べ物:エビ、貝類、パクチー ーよくいくお店は? ファッション:ビームス、イザベルマラン 飲食店:アフタヌーンティー、ラーメン屋、焼肉 そのほか:スーパーマーケット ーお気に入りの場所は? 陽当たりがよくて人が少ない場所、放課後の学校。 ー休
これは歓喜しかない…。RDC 2018でFour Tet × Floating Pointsが実現してしまう さまざまなフェスティバルのラインナップが発表されだしたこの頃。先鋭×ダンスなエレクトロニック・ミュージックを軸に展開する「RAINBOW DISCO CLUB」からとんでもないニュースが届いた。Four Tet × Floating Pointsという組み合わせが、ここ日本で実現するというのだ。時は4月28日〜30日、初夏の東伊豆。ミュージック・ラヴァーたちが歓喜の声を思わず上げている様子が目に浮かぶ。 すでに発表されているDJ Nobu × Joey Andersonに続いてのアナウンスとなった今回。ポストロック以降を切り開いたバンド、フリッジの中核として、そしてフォー・テット名義としても革新的な作品を次々に発表しては興奮させるフォー・テットと、生粋のヴァイナルディガーであり、ジ
例えばちょっと昼過ぎの、なんかモラトリアムな時間に、交差点やなんかを渡っていると『今、すれ違ったあの人、何をやっている人なんだろうな』とか気になる人が稀にいる。これだけ聞くと、どんだけ危ない思考で街を歩いているんだよ、と突っ込まれそうだが、何気なく気になる人というのは、人間の本能的な細胞的な何かが、こんがらがって脳に指令を出しているという、いわゆる1つの繋がりがある人物なのだとか(そうでないとか)。ならば話しかけてみましょう、相手は人間なんだもの。言葉通じるでしょ。そして教えてもらいましょう、あなたのこと。そう、あなたに逢いたくて、ここにカメラマン連れてテレコ片手に歩いて来てるんだよ。という連載”あなたに逢いたくて”〜EYESCREAM的人物図鑑〜。魅力のあるクリエイターやアーティストをEYESCREAM目線で勝手に紹介させていただく。1ページ目はザスターさん。 彼女は、大阪発の電子ブラッ
cherry chill willは幼少の頃からヒップホップカルチャーに大きな影響を受け、その後レコードショップCISCOのスタッフとしても勤務しながら、東京のヒップホップシーンで活動を続けてきた。その後、あるイベントを撮影した時の衝撃が忘れられず、ラッパーのライブの現場を中心にフォトグラファーとしてのキャリアをスタートさせた。 DJ KRUSHやMURO、BOSS THE MCなどからANARCHY、KOHHなどトップアーティストの撮影を続け、今も現場にこだわり続けるcherry chill willが、初の展覧会『Beats & Rhymes + PIXXX』を7/6までShibuya NOS ORGで開催中だ。 彼が深い愛情を持って接してきた日本のヒップホップシーンに焦点を絞ったこの展覧会を彼はなぜ開こうと思ったのか、そしてラッパーたちへの思いとは。 -今回の個展は日本語ラップシーン
韓国の音楽シーンが面白いというのは、すでに多く広まっている事実だろう。欧米のトレンドを飲み込みつつ、独自のサウンドを作り出し、今や確固とした世界的なトレンドまで成長したK-Pop。Keith Apeの”It G Ma”以降、大きな注目を集めることになったヒップホップシーンからは、ついにJay ParkがJAY-ZのレーベルRoc Nationとの契約を結んだというニュースも飛び込んできた。 いわゆるK-Popブーム以降も着実に世界的な広がりを見せている韓国の音楽シーン。今回EYESCREAMでは、次の韓国シーンを担う注目アーティストたちに、ソウルでの取材を敢行。知られざるアーティスト像に迫っていく。 1 Sik-K : メロウでセクシーな次世代ラッパー Sik-Kは次の韓国のシーンを担うアーティストになる可能性を感じさせるスケールの大きいアーティストだ。それはヒップホップシーンだけの成功を
お探しのページはありません。 EYESCREAM.jpは7月1日よりリニューアルされました。 これまで培ってきたカルチャー&ファッションのコンテンツを礎に、これからも時代が生み出す新しいカルチャーを研究し発信していきます。 なお2017年5月以前のEYESCREAM.JPで掲載された記事は Cresseが運営するMasteredにて掲載されております。
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