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ノーベル賞
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私が指導を担当していた元大学院生Aは、私から「アカハラ(アカデミック・ハラスメント)を受けた」と主張し、私に対する非難をツイッターなどに書き込みました。私を告発する文書もネット上に公開しました。 それらの文書では、私の名前は、ソフトウェアで赤い四角を貼りつけることによって隠してありましたが、隠し忘れた箇所もあり、また、ソフトウェアで隠した名前は、電子的に読み取る方法がいくつも存在するため、元院生Aの中傷は、すぐに私の実名と結びつけられて、ネット上に拡散しました。 私は元大学院生Aを名誉毀損で訴えました。その結果、裁判所は、元大学院生Aに書込を削除するように命じました。 このことを根に持った元大学院生Aは、私の実名をあげて、私が研究費を不正使用したとネットに書き込み、それを読んだ朝日新聞の記者が私に取材を申し込んできました。私は証拠となる書類を見せて、自分が東京大学人文社会系研究科の内規に従
鏡の中では左右が反対に見えます。これが 「鏡映反転」 です。古来、多くの人たちが、「鏡に映ると、上下は反対にならないのに、左右が反対になるのは何故だろう?」 と首をかしげてきました。 2千数百年前、プラトンが対話編 『ティマイオス』 の中で、この鏡映反転の説明を試みています。プラトンは視覚について間違った理解をしていたので、鏡映反転の説明も間違っているのですが、この問題が紀元前から人びとの興味を惹いてきたということがわかります。 その後、多くの人びとが鏡映反転の説明を試みてきました。誰もが知っている身近な現象ですし、「左右が反対になる」 というだけの単純な現象にみえるので、ちょっと考えてみれば誰にでもすぐに答がわかりそうな気がします。ところが、数多くの哲学者、数学者、心理学者、それにノーベル賞を受賞した物理学者までが論じてきたにもかかわらず、鏡映反転が起きる理由については、未だに定説がない
NHKの番組『チコちゃんに叱られる』(2018年10月20日放映)で鏡映反転が取り上げられました。 この番組では、「鏡に映った人は、左右は反対に見えるが、上下は反対に見えない」ということを映像で確認した上で、なぜそういう現象が起きるのかについては、「分からない」と答えていました。 「チコちゃん」は、「分からないことが分かっている」とも言っていました。しかし、これは間違いです。鏡映反転の理由について、「分からない」ということが定説になっているわけではありません。 なぜ「分からない」のか、その理由については、「心の働き方は、人それぞれなので、誰もが納得する説明はできないのだ」と解説していました。この解説も間違いです。 「人それぞれ」であることを示す実例として、「自分の鏡映反転を認識しない人がかなりいる」という事実を紹介していました。これは、私の実験で(世界で初めて)明らかになった事実です。番組
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