本日二月三日は節分です。 節分と言えば豆まきですが、部屋が汚れてしまって掃除が大変になりますから、我家ではもうしばらくやっていないです(笑) ただ、やはり少なからず意識はしますので、豆菓子を買ってみたり、良い意味でも悪い意味でも話題の絶えない恵方巻を食べてみたりはしています。 つまり、食べる方で誤魔化す訳です(笑) 食べると言えば、本日は料理人……ではなく、作家の檀一雄の誕生日でもあります。坂口安吾や太宰治と同じ無頼派の一人である檀。小説でも「火宅の人」や太宰治などの伝記を書いておりますが、何と言っても有名なのは「檀流クッキング」という料理随筆でしょう。 例えば、「たったひとりの反乱」や「輝く日の宮」などで有名な丸谷才一は、次のように述べています。 邱永漢氏の『食は広州に在り』は名著である。 戦後の日本で食べ物のことを書いた本を3冊選ぶとすれば、これと檀一雄氏の『檀流クッキング』と吉田健一