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減塩対策は日本だけの課題ではなく、世界中でも取り組むべき課題として挙げられています。そんな中、英国は国を挙げて減塩対策に取り組み、その結果10年間で心臓病の患者が減り、毎年2600億円もの医療費の削減につながったと言われています。英国での取り組みはどのようなものだったのか、東京大学大学院で減塩対策の研究に取り組まれる佐々木敏先生に伺いました。 ―英国は減塩対策にどのように取り組んでいったのでしょうか。 英政府は減塩対策に取り組む前に、まず国民がどんな食品からどのくらい食塩を摂取しているかの調査を徹底的に行いました。その結果、料理を作るときに入れている塩や調味料よりも、購入した食材に含まれている塩分量の方が圧倒的に多いということが分かりました。それによって、国民一人ひとりに健康教育を施すよりも、産業界を変える方が効果が高いということが明らかになったのです。 そのため次に、どの食品から何%の塩
病院で「何か質問はありますか?」と聞かれたときに、必ず確認してほしいことがあります。帰宅後の症状で不安にならないために――。 みなさまのなかで病院を受診したことがない方はそれほど多くないはずです。医師の診察を受けて、薬を処方され、帰宅する。その間に「何か質問はありますか?」と聞かれて困ったことはないでしょうか。実は、このときに必ず確認していただきたいことがあるのです。 「薬の飲み方?」「診断はなに?」それも大事なことだと思いますが、意外に気にされていないことがあります。それは、「どうなったらもう一度来たほうがいいのか」「この先予想されるコースはどういったものなのか」ということです。 熱は続くのか。痛みは移動するのか。各々の病気には一般的な経過があります。しかし比較的初期に受診した場合は、まだ症状がそろっていなかったり、症状が軽かったりすることがあり、正確な診断を下すのは難しいことがしばしば
おなかが緩くなりやすい食品について、海外では「糖」の視点から研究が進んでいます。ある人が「おなかに良い」といっても、他方では悪化する人もいたりすることから、科学的なエビデンスを持った情報が求められています。 「乳酸菌飲料を飲むと、むしろお腹が緩くなる」という友人がいます。 最近の腸内細菌の研究ブームで、ヨーグルトや発酵食品などに注目が集まっています。これらで便秘などの腹部症状が改善した方はいらっしゃると思います。しかし、自分のおなかに効いたからといって、万人に通用するわけではありません。十人十色というように、それぞれの腸のタイプによって適応は変わってきます。 欧米では、食と消化管について、科学的な解明が進められています。最も有名なのが、「FODMAP」です。これらの摂取が多いと過敏性腸症候群(IBS)が悪化しやすいとされています。 <FODMAP とは?> 「短鎖炭水化物」という腸で発酵し
離島での医師とは 先生は四年制の大学を卒業されてから医師を目指されたと伺いました。きっかけはなんだったんですか。 元々、一橋大学の社会学部出身なのですが、当時インドのスラムを訪れ、「1日1ドル以下の生活をしている人たちが本当に生きて行けなくなるのは、家族の誰かが健康を害したときだ」、というのを目の当たりにしました。 これがきっかけで、医療政策に興味を持ちました。 卒業論文は「戦後沖縄の公衆衛生」というテーマで、国内唯一の地上戦があった沖縄が、なぜ日本一長寿となったのかについて書きました。その後、実際に医療に関わろうと、長崎大学の医学部に編入しました。 医学部卒業後、離島に。 はい。卒業後は沖縄県立中部病院で研修し、その後2年間、同じ沖縄県の離島、粟国島(あぐにじま)で島唯一の診療所の医師になりました。 まずは、行政や産業、教育機関、高齢者福祉施設など、一通りの社会機能がそろった場所で、目の
大規模なチーム体制で、患者さんにも医療従事者にもうれしい仕組みを ずばり、先生がされている在宅医療の特色は何ですか? 私たちが行っている在宅医療の特色は、「大規模なチーム体制を組むことで、医師の負担を減らしながら24時間いつでもどんな病気でも対応できる」というところです。 在宅医療を行っている診療所は多くありますが、そのほとんどが、昼間は診療所で外来診療を行い、夜に在宅診療を行っています。その中で、医師が一人で診療、訪問、検査、家族との相談、リハビリの指示、事務処理、夜間や緊急の対応など、全てを担っている場合がほとんどでした。患者さんとしては、かかりつけの先生がいつも来てくれるので安心ですが、「24時間365日対応」という部分に対する医師の負担は大きく、無理がきていました。 ○在宅医療を阻む3つの壁(けあサポ) http://www.caresapo.jp/senior/life/endi
2024.07.19 | Hope 地域課題と向き合いながら研究活動を続けたい 医師8年目の古川祐太朗先生は、大学病院に所属しながら救急医としてのスキルを生かした地域連携や医療DXを進め、独自のキャリアを歩んでいます。古…続きを読む 救急医 古川 祐太朗 2024.06.14 | Hope 医療×クリエイティブが当たり前の世界にしたい 総合診療科医として現場に出ながら、病院マーケティングサミットJAPANチーフエヴァンジェリスト、日本チーフレジデント協会代表、日本病院総合診…続きを読む 総合診療医 畑 拓磨 2024.06.04 | Hope 今困っている患者さんに研究成果をいち早く届けたい 学生時代から一貫して研究者を目指してきた近藤崇弘先生。いざ第一線の研究の場に身を置くと、トップを目指すことの難しさを痛感し、研究者としてキャ…続きを読む 株式会社ALAN代表取締役 近藤 崇弘
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