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掃除・片付け
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大本敬久。民俗学・日本文化論。災害史・災害伝承。地域と文化、人間と社会。愛媛、四国を出発点に考えています。 関西で同じ日時でやっていたかはわからないのだが、 2012年2月11日に愛媛で放送されたテレビ番組「探偵ナイトスクープ」。 ここで、愛媛県の佐田岬半島の与侈集落の方言(というより発音)が紹介された。 タ行が「タ・チ・トゥ・テ・ト」となるというのである。 ツがトゥになるので、 つくつくぼうーしは、とぅくとぅくぼーし。 つつじは、とぅとぅじ。 ずつうは、どぅとぅう。 このように発音されるということだった。 言語学に疎いので確たることは言えないのだが、 もともと古い日本語では、タ行は「タ・ティ・トゥ・テ・ト」だったらしい。 現代の日本語(共通語)ではティとトゥが 破擦音化したため、チ、ツと発音するようになったが、 地域によって古い発音のティやトゥがそのまま残っている場合があり、 佐田岬半島
大本敬久。民俗学・日本文化論。災害史・災害伝承。地域と文化、人間と社会。愛媛、四国を出発点に考えています。 ヒロシマへ行くこと 我々は人の死に直面したとき、直接「死」の表現を使うことは稀で、「逝去」や「永眠」、「お亡くなりになる」、「おかくれになる」等という言いまわしを使う。「死」に関してはその表現を避けようとして様々な言葉が存在しているのである。このことについては、地方独特の表現も見られるので、今回はその一例を紹介してみたい。 八幡浜市大島では、人が亡くなった際に「死ぬ」という直接表現を避けるため、「別府の湯に入りにいく」という代用表現(これを忌み言葉という)を使う。「あの人は死んだ」とは言わずに「あの人は別府の湯に入りに行った」と表現するのである。 このような「死ぬ」の忌み言葉として「○○に行く」という事例は八幡浜市や西宇和郡各地にあり、『八幡浜市誌』にも方言の一つとして「ヒロシマに鍋
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