転んでケガをしたときの、すり傷や切り傷については、その傷口から雑菌が入ってキズを悪化させることから、これまではアルコールなどの消毒液で、 カラダの外から傷口を消毒して雑菌をころして、ガーゼや脱脂綿などでおおうか、簡単なところでは絆創膏をはることが応急手当の王道とされてきました。 ただ、伝承や口伝えをもととした民間療法などにおいては、ずいぶんむかしから、そのような方法では、キズの治りを悪くしてしまうということが言われつづけていました。しかし、一般的には消毒して、雑菌をころして、絆創膏で止血するのが当たり前という考え方が長らく変わるようなことはありませんでした。 それが、ここ数年間においては、民間療法だけにとどまらず、一般医療機関においても、消毒するといった外から雑菌を殺す方法だけではなくて、 カラダの中にある力によって傷口を治す、自然治癒力の働きを高める方法が率先して行われるようになってきて