当会主催で2013年12月1日に都内で「電磁波過敏症って何?-対処法を考える集い」を開催し、64名が参加、ご講演、ご報告の後、活発な質疑応答が行われました。今号は、その「第一部」の内容を掲載します。化学物質過敏症・電磁波過敏症の臨床・研究の第一人者である宮田幹夫先生(北里大学名誉教授)によるご講演です。紙幅の都合で、一部省略等をさせていただきました。【会報編集担当】 ただいまご紹介いただきましたが、第一人者ではなくて、他にやってくれる医者がいないので、少ない医者という意味でご理解いただければと思います。 電磁波は、においも味もないので、その健康障害は、どうしても気付くのが遅くなります。電磁波過敏症の人は、電磁波に早く気が付く、いわばカナリア的な人ですから、その方々の警告を受け入れることが本当は私たちの使命なのですが、なかなか世の中はそうはいかないものです。 体に影響しない電磁波はない 放射