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大谷翔平
sanchamin.tokyo
わたしのラーメンの原点は、90年代の「東秀ラーメン」にあった醤油ラーメンである。わたしのラーメン像は、東秀ラーメンで作られた。 当時三茶ではなく、国領という田舎に住んでいた小学生のわたしにとって、東秀ラーメンはごちそうだった。狭くて汚らしい店内、壊れかけの椅子、なぜか毎度BGMは近藤真彦…そんな素朴な東秀ラーメンで、家族そろって醤油ラーメンを食べる時間が幸せだった。 その後家族は解体し、わたしは三茶に引っ越し、いつしか国領の東秀ラーメンもつぶれた。東秀ラーメンはチェーン店だが、時代と共に味は改良されるもの。もはやどの駅の東秀ラーメンに行っても、あの時の味には出会えなかった。もちろん、こだわりが強い個性的な進化系ラーメン店の数々も、わたしの期待に応えてくれることはなかった。 わたしがずっと探し求めている、幻のラーメン、幸せの味。 それに最も近いラーメンが、今年の6月になってようやく発見された
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