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「銀行家の丸め」というコトバがあります。このコトバ、知らなかったでしょ?知ってる人って少ないと思うんですよ。このブログは会計初学者のSEさん向けに書いてるわけですけど、この「銀行家の丸め」はかなり細かい話なんで、初学者の人はまず知らないはず。でも知ってしまえばものすごく簡単なハナシなので、これを機会に覚えちゃって下さい。 なお、この「銀行家の丸め」は、「最近接偶数への丸め」「偶数丸め」「JIS丸め」「ISO丸め」「五捨五入」「偶捨奇入」「bankers’ rounding(バンカーズラウンディング)」とも呼ばれます。何しろマイナーな処理なので言い方も定まってないんだよね、たぶん。 四捨五入の一種 この「銀行家の丸め」ってのは、四捨五入の一種です。「ちょっと変わった四捨五入」って言えばいいかな。 定義 定義は、「端数が0.5より小さいなら切り捨て、端数が0.5より大きいならば切り上げる。端数
売買目的有価証券の時価が変化した場合、期末に評価益・評価損を出しますよね。その時の一連の処理は、「切放法」と「洗替法」の2種類の方法があります。切放法は売買目的有価証券の価額を期中も時価のままにし、洗替法では、期中は購入時価格に戻します。少し説明してみましょう。
勘定奉行とOBIC7。実際に業務で会計パッケージを入れるっつー話になって選定が佳境に入ってくると、「これ、どう違うの?」って疑問で悩むSEさんは結構いると思います。これについて、凡庸な会計SEである私がザクっと説明しましょう。 信頼の日本製ERP なんで勘定奉行とOBIC7で悩む場面が多いのか。それは、どっちもシェアが高いからですよね。どちらも日本製、国産ERPパッケージソフト。 ERPっつーと、ちょっと前まではSAPとORACLE E-Business Suiteとかがガンガン攻めて来てましたが、海外製ERPは帳票系が日本の文化と合わなくてカスタマイズしまくる必要があってデスマ連発、そんで嫌われてしまったっていう流れがあったというのが私の限られた経験の中での認識です。ともかく日本のビジネスの現場は海外製ERPになじむことができなかったんだよね。いいことかどうかわかんないけどね。 もしかし
「パススルー課税」という言葉があります。税金の話です。わからない人にはわからないと思いますので、ちょっと説明してみましょう 出資者にのみ課税する課税方式 パススルー課税とは、出資者が得をする、ちょっと特殊な課税方式です。通常の株式会社に出資する場合には適用されず、SPC・TMK(特定目的会社)やLLP(有限責任事業組合)に出資する場合のみ適用されます。 株式会社に出資する場合(つまり、パススルー課税ではない場合) 通常の株式会社に出資する場合。たとえば普通の株式市場で株を買ったりした場合ですね。この時の課税の仕方を見てみましょう。 株式会社Aが1億円の利益を上げたとします。そうすると、法人税がかかりますよね。法人税は大抵40%なので、税金を払ったあと残る利益は6000万円です。 この6000万円を全て株主に配当した場合、株主個人の利益は6000万円になりますね。しかしそれで終わりかというと
会社の飲み会の幹事ってのは、なかなか緊張しますよね。慣れればどうってことないんだけど、幹事に指名されるのは若手社員が大抵の場合なわけで、勝手がわからず戸惑う人も多いことでしょう。なので、今回は「私の常識」を書いておきます。 だいたいの流れは下記のような感じです。なお、もちろん会社によってシキタリってのがあって、いろいろ違うと思います。ただ、私はこれまで3社で働いて来ましたが、だいたいこんな感じで問題なくやってきました。 あ、あと、私は基本的にシステムエンジニアとして働いてきています。なので、SE業界の会社の基本であって、別の業界ではまた全然違うシキタリがあるかもしれない。それはわからない。でもまあ、そんなに変わらないんじゃないかなあ。 では、流れ。 飲み会幹事の流れ: ・偉い人から幹事の指名を受ける ↓ ・お誘いする人一覧を作成し、その偉い人に確認する ↓ ・日程を確定する ↓ ・お誘いす
経理部のお客さんと話していると、「いやー、消し込みが大変なんですよ」とか、「消し込み作業が終わらなくて月次締めが遅くなっちゃうんですよ」とかって言葉がよく出てきます。あんまり難解っぽい言葉じゃないので聞き流しちゃう人が多いような気がしますが、具体的な作業をイメージできている人は意外と少ないんじゃないかな?と思いました。なので、ちょっと説明してみましょう。 「消す」作業 「消し込み」は、基本的に債権・債務の勘定科目の残高を消していく作業のことを指します。 例えば、10月1日に105,000円のものを何か売り上げ、10月15日に入金予定だとしましょう。そうすると、まずは売り上げた時の仕訳を切ります。 1.売り上げた時の仕訳
会計近辺で働いていない人にとって、 「会計」「財務」「経理」の言葉の違いって、よくわからないと思います。 私はそうでした。 なので、簡単に説明したいと思います。 この3つの関係を簡単に図に表すと、こんな感じです。 「経理」は「仕訳を切るための知識体系」という感じで、 「財務会計」を行うためのテクニックの一つ、というニュアンスです。 「会計」は、「財務会計」と「管理会計」を合わせた、範囲の広い、割と漠然とした言葉です。 「財務」は、「会計」とはちょっと毛色が違います。 基本的には、「資金調達をする仕事」です。 で、ちょっと乱暴ですが、会社内の部門に当てはめると。 「経理」と「財務会計」をやるのは経理部です。 仕訳を切ります。 「管理会計」をやるのは経営企画部です。 どの製品が儲かっていてどの製品が儲かっていないのか、を明らかにする帳票を作り、経営者に示します。 「財務」をやるのは財務部です。
いよいよ消費税率引き上げ日である2014年4月1日が迫ってまいりました。普通に日用品を買って生活する分には「その日から引き上げなんだよね」って思ってりゃあ問題無いと思いますが、企業対企業の取引の場合、契約締結日から納品日までに長い時間が経過する取引もたくさんあります。そこで気になるのが、消費税率引き上げ日である2014年4月1日を、契約締結日と納品日がまたがる場合。 いろんなパターンがあるぞ 上記のような場合、判断はいくつかにパターン化され、国税庁のウェブサイトに公表されています。代表的なものはこのQ&A。でも、43ページあって文字だらけなのであんまり読む気しませんよね。特に、会計が主業務ではないSEの人ならなおさら。なので私が熟読して簡単にまとめてみました。 経過措置の対象取引とは 下で図に示しますが、税率変更の日付をまたいで契約と納品を行った場合、いくつかのパターンにより税率が判断され
管理会計独特の利益の概念として、「限界利益」という言葉があります。 「貢献利益」も、限界利益と同じものです。 限界利益の概念 例を挙げると。 ソーセージを1本60円で仕入れて、店頭で焼いて1本100円で売りました。 このソーセージの限界利益は、100円 - 60円 = 40円です。 これだけです。簡単ですね。 「限界利益」って名前だけ聞くとなんじゃそれって思う人も多いと思うんですが、ごく簡単な概念です。 要するに、「商品を1つ売った時の利益」です。 ここで注意! 限界利益の「限界」という言葉をどう捕らえていいのかよくわからないと思いますが、そこに意味を求めてはいけません。 限界利益は英語では「marginal profit」というらしく、これを直訳すると「限界利益」になるようなのですが、日本語のニュアンスを考えてつけた名前ではないようです。 偉い学者さんが付けた、わけのわからん名前なんだ、
BS(貸借対照表)・PL(損益計算書)って見たことはあるけど、なんかどうも感覚が掴めない・・・という人、多いんじゃないでしょうか。そんな方にお勧めなのが、実際に自分の手でBS・PLを作ってみること。会計・経理を全く知らない人には難しいでしょうが、簿記3級を勉強中って人なら、なんとか作れると思います。この記事では、ものすごく簡単な例題を出します。 まず、この仕訳を切ってみよう BS・PLは、日々の取引により発生する仕訳が積み重なることでできています。まずは下記の取引の仕訳を切ってみて下さい。 1.起業を思い立ち、1000万円を現金で準備し、資本金とした。 2.商品を600万円で仕入れた。 3.仕入れた商品を800万円で売った。 仕訳の答えは下記の通りです。 1.起業を思い立ち、1000万円を現金で準備し、資本金とした。 現金 1000万円 / 資本金 1000万円 2.商品を600万円分、現
起業する際には、必ず法人としての銀行口座が必要になりますよね。法人として銀行口座を持つと、銀行口座の維持に手数料が必要なことが多いです。私が知っている法人銀行口座の維持手数料を記述しておきます。 名目上は全銀行で「口座は […]
SIerの会社で、自社用のシステム開発をすることがありますよね。勤務管理のシステムとか。そして、有能な人材はみんな外向けの仕事で出払ってしまって、「残り物の人」で開発して、プロジェクトが失敗しちゃうってケースがよくあるように思います。で、そうやって出来上がってしまったクソシステム、捨てちまえばいいのに無理矢理使うことが世の常だと思います。そうなってしまうのは担当者のメンツを守るためであったり、現場の苦労を上役が理解していないためであったり、といった様々な理由があると思います。ですが、会計的な意味でも「クソシステムをどうしても使わなければならない」という理由があります。説明しましょう。 使わないと損失が明るみに出てしまう 上に書いた「クソシステムを無理矢理使わなければならない会計的な理由」とは、そのクソシステムを使わない場合は「減損処理」をしなければならないということです。 例えば、そのクソ
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