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衆院選
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第三章. ビールの泡を科学する 戻る 始めに一杯 夏になるとビールがおいしい季節となります。今度ビールを見た折りに、コップにつがれたビールをよく観察してみて下さい。泡がコップの壁からポコポコと現れて、上にあがって行くのが見られるでしょう。普段、何気なく通り過ぎてしまう現象ですが、良くみると興味深い性質があることに気づきます。ビールに溶けている二酸化炭素は溶けている状態より、気体でいる状態の方がより安定です。では何故いっきに気化せずにポコポコと泡が発生するのでしょうか。また、ビールの中に割箸を突っ込むと割箸の回りから勢いよく泡が発生します。それは、何故でしょうか。 今回は、物理の立場からこれらのことを説明してみることにしましょう。 エネルギーと安定性 まず準備として、図1のようにバネにつながれている物体の運動を考えてみます。バネの自然長を原点にとって、座標x をおくと、バネの持つエネルギーは
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