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大谷翔平
kazemidori.hatenablog.com
来年の教科書からは復活するようなのでちょっとメモ。 従来の教科書で取り上げられている2次方程式の解の公式の証明は次のようなものである。 両辺をでわって この証明には2つの不満がある。 いきなり両辺をで割るところ。分数が出てくると,ここで読者(生徒)の拒否反応を呼び起こしてしまう。実際,文字式でしかも分数係数で平方完成を目指すのは難度が高すぎる。 のところにゴマカシがある。実際ははの場合との場合がある。それはに吸収されてしまうから結局気にしなくてよいのだが,そこまで触れると混乱を招くし,スルーしてしまうのだが,それはゴマカシているわけで,やはり嫌だ。 そこで,私の授業では次のように証明することにしていた。 両辺にをかけて もちろんを掛けるという動機が不明なのでその点問題はあるのだが,自分としてはこの証明がベストだろうと実は一人悦に入っていたわけです。 ところが,先日衝撃的な証明に出会いました
むかつくニュースが多いです。いやニュースの内容ではなくてその報道姿勢に。医療問題や教育問題の報道で「うん、そうだ!その通り!」とひざを叩いた記憶、ありません。逆に「ふざけるな」とテレビの電源を落とす確率、高いです。特に誰かが死んだときにお涙頂戴の編集方針でされる報道、許しがたい輿論の誘導だと感じます。遺族の声に絶対的正義を与えんとする意思を感じます。正義か悪者かの思想に国民を浸そうと連日連夜奮闘しているようです。当然報道機関はわれこそは社会正義の具現者だと息巻いている訳ですが、そのわりに報道機関がイジメの対象にするのは末端でけなげに頑張っている「個人」だったりするように思います。「やってらんねぇよ」と責任回避の土壌を生み出しているのは、いったい誰なのでしょう。 今まで再三書いたことなのですが、また書きたくなりました。 「教員の質が低下しているから高めなくてはいけない」こういった意見が席巻し
ギリシャ神話は名画でわかる なぜ神々は好色になったのか (NHK出版新書) 作者:逸身 喜一郎NHK出版Amazon ギリシャ神話は中学生の頃よく読んだので、日本人の平均よりは詳しいと思っていたが、なんとも基本的なことも知らなかったと思い知らされたことが多かった。 土星のサターン(Saturn)はサトゥルヌス(Saturnus)の英語読み。すなわちクロノス(Kronos)だった。 ちょっと考えてみればサタン(Satan)のわけはないのだが、クロノスとは思いもよらなかった。 それは私がクロノスは時間の神と思い込んでいたからだ。(クロックとかクロノメータの語源) ギリシャ神話における第1世代の王ウラノスが天空の神、その子どものクロノスが時間の神。そして第3世代のゼウスに覇権を奪われるのだが、空間と時間で「宇宙」ないしは「時空」を表していると勝手読みで納得していたわけだ。 その時間の神が土星のわ
授業を楽しくする数学用語の由来 作者: 片野善一郎出版社/メーカー: 明治図書出版発売日: 1988/03メディア: 単行本 クリック: 19回この商品を含むブログ (1件) を見るあちこちで仕入れて授業中にも話をするネタがまとめて確認できて嬉しい本。いくつかをメモしておく。 関数 functionが偉烈亜力・李善蘭の「代微積拾級」(1859)のなかで函数と音訳された。それが日本に輸入されたが,函が当用漢字に採用されなかったため関を代用するようになった。 方程式 中国の「九章算術」巻第八「方程」が起源。方程の意味は諸説あるが,連立1次方程式の解法に付けられた名前であることは確か。2次方程式・3次方程式は開方式とよばれた。 無理数 irrational number の訳だがirrationalは「理性を持たない,不合理な,無理な」という意味。そのまま訳せば無理数だ。しかし,さらにさかのぼれ
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