サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
画力アップ
koujiebe.blog95.fc2.com
「糖尿病徒然日記 」として糖尿病治療や予防などをテーマに、私なりの意見や情報を発信していきたいと思います。 こんにちは。 相変わらず、コレステロールに関する質問が多いので考察してみます。 一般に、LDLコレステロール値が140mg/dl以上あると、 基準値(140mg未満)よりは高値なので、 ほとんどの医師からは画一的な指導で 140mg/dl未満に下げるよう注意されると思います。 食事療法で改善がなければ、スタチン系薬剤などを処方されることが多いです。 確かに、日本動脈硬化学会のガイドラインに従えばそうなるのだと思います。 しかし、現時点で、相変わらず、日本動脈硬化学会と日本脂質栄養学会が バトル中であり、前者はコレステロール値は低いほど良いとし、 後者は、コレステロール値が高いほうが長生きという 全く異なる見解をだしています。 世界的にも、日本と同様、コレステロール低下派の医師と コレ
「糖尿病徒然日記 」として糖尿病治療や予防などをテーマに、私なりの意見や情報を発信していきたいと思います。 【18/07/17 yanosono 主食は茶色、卵は週6個まで 健康な食事9つの常識 こんにちは 津川友介さんの記事をお送りします。 読んだ中でいくつか疑問点がありました。 お忙しいところ恐縮ですが、江部先生の見解もぜひお聞きしたいと思います。 https://style.nikkei.com/article/DGXMZO32754240Z00C18A7000000/ 】 こんにちは。 yanosono さんから 日経ヘルスに掲載された 津川友介氏の見解について、コメント・質問を頂きました。 津川氏は、 「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」東洋経済新報社 (2018/4/13) の著者でカリフォルニア大学ロサンゼルス校助教授です。 さて、いまでこそ、「糖質制限食」のパイ
「糖尿病徒然日記 」として糖尿病治療や予防などをテーマに、私なりの意見や情報を発信していきたいと思います。 こんばんは。 カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)助教授の 津川 友介氏の著書 「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」 を読みました。 以下の緑文字の文章は、出版社の内容紹介です。 内容紹介 ハーバード大学を経てUCLA助教授として活動する医師が、 あなたに教える不動のルール 健康になるための「体に良い食品」はこれだけ! あらゆる食品をエビデンスベースで5グループに分類 ●バターコーヒーは× ●グルテンフリーは× ●100%果汁でもジュースは× ●βカロテンは× ●白米は× 今あなたが信じている健康情報は本当に正しい情報でしょうか。 お医者さんや栄養士さんが言っていたから正しいと思っていないでしょうか。 専門の資格を持っていると正しいことを発信しているように見えます
「糖尿病徒然日記 」として糖尿病治療や予防などをテーマに、私なりの意見や情報を発信していきたいと思います。 【17/11/19 SHUKAN 糖質制限している人の本当のLDLは? いつも勉強させていただきありがとうございます。 多くの場合、LDLの検査値はFriedewardの式 LDL=総コレステロール-(HDL+TG/5) から推定していると思います。 糖質を普通に摂っている人ではこの方法でいいと思いますが、 糖質制限を続けていると中性脂肪(TG)が低下するため、 LDLの値の精度に不安がわきました。 Friedewardの式はTG<400mg/dlが適用条件とされていますが、 TGが100mg/dl未満の場合にも問題となり、 LDLを大きめに推定してしまうという報告があります。 http://www.ams.ac.ir/AIM/NEWPUB/08/11/3/0014.pdf TGが1
「糖尿病徒然日記 」として糖尿病治療や予防などをテーマに、私なりの意見や情報を発信していきたいと思います。 こんばんは。 スーパー糖質制限食で、体重がすみやかに減少して、 標準体重になる人も数多くおられます。 一方、体重が30kg減少したけれど、90kgくらいでぴったり減り止まり、 スーパー糖質制限食をきっちり継続しているのに BMIは30以上のままという人も時々おられます。 この体重が減り止まるという現象に関して、 以前福助さんから、興味深い仮説をコメント頂きました。 以下の①②③です。 ①大きくなった脂肪細胞は、 スーパー糖質制限食ですみやかに標準の大きさまで小さくなる。 ②標準の大きさの脂肪細胞になれば、それ以上は小さくならない。 ③脂肪細胞の数は、減少しない。 ④成人でも、脂肪細胞が一定以上大きくなって限界に達すると分裂して 脂肪細胞の数が増える。分裂して増えた脂肪細胞がまた大きく
「糖尿病徒然日記 」として糖尿病治療や予防などをテーマに、私なりの意見や情報を発信していきたいと思います。 おはようございます。 『炭水化物の摂取増加で死亡リスク上昇』 という衝撃的な内容の論文が、 ランセット誌のオンライン版(2017/8/29)に掲載されました。 中嶋一雄先生から、詳しい情報をコメント頂きました。 carenetさん、中嶋先生、ありがとうございます。 一般の人には、衝撃的と言えますが、 我々糖質セイゲニストからすると、「日頃の主張がとうとう証明された」 というイメージでしょうか。 我が畏友、夏井睦先生の「炭水化物が人類を滅ぼす」が、 まさに正鵠を射ていた、ということですね。 1)炭水化物摂取量の多さは全死亡リスク上昇と関連。 2)総脂質および脂質の種類別の摂取は全死亡リスクの低下と関連。 3)総脂質および脂質の種類は、心血管疾患(CVD)、心筋梗塞、CVD死と関連してい
「糖尿病徒然日記 」として糖尿病治療や予防などをテーマに、私なりの意見や情報を発信していきたいと思います。 こんにちは。 今日は、梅雨とは思えないような、爽やかな一日でした。 たなびく白い雲と青空、風に揺れる木々の新緑、池に戯れる鯉の群などを眺めながら、気持ちも晴れやかですね。 (^_^) ところで、昨日のレアチーズケーキですが、1個60gのものを丸ごと一個ですので・・・。 もっと大きいクリスマスケーキのようなものを連想させたみたいで…。すいません。 食前血糖値97mg、1時間後104mg、2時間後95mgでした。 さて今回は、迷える羊さんからコメント・質問いただきました。 『いつも良く読ませてもらっており、目から鱗なことばかりで非常に恐縮しております 色々とブログを読ませてもらってますが、ひとつ腑に落ちないことがあります 1)ケトン体をそのまま細胞が利用する 2)脂質、タンパク質を肝臓で
「糖尿病徒然日記 」として糖尿病治療や予防などをテーマに、私なりの意見や情報を発信していきたいと思います。 こんばんは。 精神科医師Aさんから、SGLT2阻害薬とケトン体に関する論文の情報を頂きました。 ありがとうございます。 SGLT2阻害薬は、尿中に血中のブドウ糖を排泄させる薬です。 SGLT2阻害薬投与で健常人のデータでは、毎日50~60gのブドウ糖が尿から排泄されます。 2型糖尿人のデータでは、毎日71~93gのブドウ糖が尿から排泄されます。 当初、私は「糖毒解除など短期的使用には切れ味がよく有用な薬であるが、体重減少効果が半年でなくなるので、基礎代謝が低下していく可能性があり、長期投与は好ましくないのではないか」という懸念を表明してきましたが、この1年、評価が良い方に大きく変化しました。。 2015年11月に、ニューイングランド・ジャーナルにSGLT2阻害薬の研究結果が掲載されま
「糖尿病徒然日記 」として糖尿病治療や予防などをテーマに、私なりの意見や情報を発信していきたいと思います。 おはようございます。 間違いだらけの女性自身の記事が、ネットに掲載されました。 この錦織圭の元管理栄養士さん、知識不足です。 「糖質制限食」に対して、根拠のない批判を展開されてますので反論します。 細野恵美さんの本「一流アスリートの食事」も購入して読みました。 まず、びっくりしたのは、24ページに 「ブドウ糖は脳の唯一のエネルギー源なのだ。」 と明言してあることでした。 脳が、ケトン体という脂肪酸の分解物をいくらでも利用できることは、いまや素人でも知っている常識です。 こんなこともご存知ない栄養士がまだ日本に存在したことが、ある意味衝撃的です。 そして、こんな知識不足の栄養士が本を書いて間違った知識を広めることは、極めて有害です。 ハーパー生理学、ガイトン臨床生理学といった有名な医学
「糖尿病徒然日記 」として糖尿病治療や予防などをテーマに、私なりの意見や情報を発信していきたいと思います。 こんにちは。 牛乳とヨーグルトに含まれている糖質の差はどの程度あるのでしょう。 そして、両者を摂取したあとの、血糖値の上昇に差はあるのでしょうか。 今回は、これらについて、考察してみます。 まず、牛乳100ml中に5gの糖質が含まれていますが、この糖質のほぼ全てが乳糖です。 一方、ヨーグルトに含まれている糖質は、乳糖だけではありません。 ヨーグルトは発酵乳に分類されます。 プレーンヨーグルトも100ml中に5gの糖質です。 「発酵乳は乳糖が牛乳よりも20~30%減少し、少量のガラクトース(0.2~1.3%)とブドウ糖(通常は痕跡)になり、これが乳酸に変化する。乳酸が生成しすぎると乳酸菌の生育が止まるので乳糖は完全に消費されない。普通乳酸は0.85~1.2%生成する。」 以上のことから
「糖尿病徒然日記 」として糖尿病治療や予防などをテーマに、私なりの意見や情報を発信していきたいと思います。 【14/08/21 まろたん 新潮45・今月号の記事に・・・。 江部康二 先生 ご存知かも知れませんが、新潮45・今月号の記事。 管理栄養士・幕内秀夫なる人が、 「糖質制限食のリスク」について、 寄稿されています。 江部先生・夏井先生などの、個人名は名指しされていませんが、 提唱者が「医師だけに信憑性をもたれてしまう」 と問題提起されています。 「危ないのは、女性のまじめな人です」 と特筆されています。 トコトン極めてしまう傾向があるので、 危険度が高いと。 ま、この指摘、一理はありますが。 私はおっさんですから、この件に限らず、 「ほどほど、ぼちぼち」路線です。 何事についても、ハマルことはありません。 そんな私は、先生の提唱されている糖質制限食の、 主旨・エッセンスだけは、参考に
「糖尿病徒然日記 」として糖尿病治療や予防などをテーマに、私なりの意見や情報を発信していきたいと思います。 【14/04/13 HSG がんになりたいなら炭水化物 米国で1、2を争う癌専門病院 ニューヨークメモリアルスローンケータリング癌センターの センター長兼CEO Craig.Thompson 博士の講演 Why We All Don't Get Cancer http://www.youtube.com/watch?v=WUlE1VHGA40#t=27m0s どのタイプの食物を過剰に食べると癌のリスクを高めるか? A fats 脂質 B carbohydrates 糖質 C proteins たんぱく質 「脂質を多く食べても癌のリスクは全く上昇しません 。糖質を多く食べると癌のリスクを著しく高めます 。タンパク質はその中間に位置します」 参考までに。】 こんにちは。 HSGさんから、
「糖尿病徒然日記 」として糖尿病治療や予防などをテーマに、私なりの意見や情報を発信していきたいと思います。 こんにちは。 朝日新聞の医療サイト apital http://apital.asahi.com/article/story/2013122200003.html に、 妊娠糖尿病に対する誤解と食事療法 と題して、宋美玄 (ソン・ミヒョン)医師が、投稿されて糖質制限食の批判もしておられます。 精神科医師Aさんから情報をいただきました。 ありがとうございます。 「妊娠糖尿病と糖質制限食」とても大切なテーマなので、 宋美玄 (ソン・ミヒョン)医師の誤解を解いておきます。 宋先生、本ブログをもし見ていただいて、ケトン体に対する誤解が解けましたら是非正しい情報を、発信していただけば幸いです。 宋先生は気鋭の産婦人科医であり、ベストセラー『女医が教える本当に気持ちいいセックス』の著者でもあり、
「糖尿病徒然日記 」として糖尿病治療や予防などをテーマに、私なりの意見や情報を発信していきたいと思います。 こんばんは。 昨日に続いて、第24回日本疫学会学術総会での報告です。 「糖質制限食の安全性にエビデンス」 というタイトルで、ウェブ版のメディカル・トリビューンに掲載されました。 NIPPON DATA 80の29年間の追跡結果データを検討したもので、発表者の中村保幸先生は、私の京大医学部の同級生です。 9200人を29年間追跡して、 第1分位:糖質を一番摂取している群:糖質摂取比率は総摂取エネルギーの72.7% 第2分位~第9分位 第10分位:糖質制限を一番している群:糖質摂取比率は総摂取エネルギーの51.5% 糖質を一番摂取している群から順番に一番摂取してない群まで10群に分けて検討です。 その結果、 第10分位(糖質摂取比率51.5%)のグループは、第1分位(糖質摂取比率72.7
「糖尿病徒然日記 」として糖尿病治療や予防などをテーマに、私なりの意見や情報を発信していきたいと思います。 こんにちは。 週刊現代(2月15日)の記事は、根拠なしの暴論です。 webサイトにまた載ったようですね。 http://gendai.ismedia.jp/articles/-/38359 糖質制限でたんぱく質が消費されすぎて筋力の低下や骨粗しょう症の危険があるなどの記事です。 私はすでに、2002年以来、12年間スーパー糖質制限食ですが、元気です。 糖質制限食で、筋力低下や骨粗鬆症を生じるというエビデンスは存在しません。 一医師が、持論を展開するのは勝手ですが、根拠となる論文も何も存在しないのですから週刊現代の記事は単なる憶測に過ぎないということです。 根拠のない憶測・暴論を検証もせず取り上げる週刊現代の姿勢には、憤りを覚えます。 <糖質制限食と世界の動向> 米国糖尿病学会は、20
「糖尿病徒然日記 」として糖尿病治療や予防などをテーマに、私なりの意見や情報を発信していきたいと思います。 【17/03/17 りんご 尿素窒素が高い こんにちは! はじめて投稿させていただきます。 よろしくお願い致します。 妊娠糖尿病が治らずそのまま糖尿病になってしまった30代の主婦です。 糖質制限をはじめるまえの尿素窒素→cres→eGFR 19.6→0.62→87.9 糖質制限をはじめて間もないころの尿素窒素→crea→eGFR 24.6→0.57→96.4 糖質制限をはじめて1ヶ月半の尿素窒素→crea→eGFR 26.1→0.59→92.8 尿素窒素が高すぎですよね。 これは高蛋白摂取が原因ですか? 一時的なもので落ち着いてくるものでしょうか? 定期的に腎臓内科を受診するべきですか? また、私は軽度の糖尿病らしいのですがスーパー糖質制限をしていれば糖尿病は悪化することはないのです
「糖尿病徒然日記 」として糖尿病治療や予防などをテーマに、私なりの意見や情報を発信していきたいと思います。 おはようございます。昨夜は、第三金曜ライブでした。初めて来ていただいたお客さんも4組もありましたよ。 (^_^) はるか富士見高原から、ペンション・ジョナサンのオーナーも、可愛い女性スタッフ二人と共に駆けつけてくださり、感謝、感謝でした。(^-^)v(^-^)v ライブも新曲(といっても70年代、80年代ですが・・・)も入れて、踊るコーナーもあって、とても盛り上がりましたよ。ヽ(*`▽´)ノ さて今回はkei さんから 「尿中ケトン体と尿酸値」に関してコメント・質問をいただきました。 『08/10/15 kei 尿中ケトン体と尿酸値 江部先生、こんにちは。 糖質制限食で血糖値が下がったことで、10/5にもコメントさせていただいたkeiと申します。 本日、病院で血液検査をしてきたところ
「糖尿病徒然日記 」として糖尿病治療や予防などをテーマに、私なりの意見や情報を発信していきたいと思います。 こんにちは。 甘味料ソルビトールを摂取した女性が死亡したという記事がネットに載りました。 私はシュクリーベチョコのエリスリトールは安全と確信していますが、ソルビトールについても考えてみます。 以下は時事通信の記事を転載です。 【伊で甘味料摂取の女性死亡=米イーベイが販売停止 時事通信 3月27日(火)6時56分配信 『ジュネーブ時事』イタリアで米インターネット競売大手イーベイを通じ入手された低カロリー甘味料「ソルビトール」を摂取した女性(28)が死亡する問題が起き、同社は26日、サイト上でソルビトールの販売を停止したと発表した。死因は不明だが、同社は「問題が明らかになるまで販売を見合わせる」としている。 報道によると、女性は食品アレルギー検査を受けたクリニックでソルビトールを摂取後、
「糖尿病徒然日記 」として糖尿病治療や予防などをテーマに、私なりの意見や情報を発信していきたいと思います。 こんばんは。 2012年12月12日(水)の本ブログ記事 「スエーデンにおける糖質制限食・・・LCHF(Low Carb High Fat)」 http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-2338.html 2012年12月14日 (金)の本ブログ記事 「スエーデンのLCHF食事療法(糖質制限食)の情報、追加」 http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-2340.html 2013年07月16日 (火)の本ブログ記事 「スウェーデンの糖質制限食材や事情について」 http://koujiebe.blog95.fc2.com/blog-entry-2604.html 過去、3回にわたり、スウェーデンの糖質
「糖尿病徒然日記 」として糖尿病治療や予防などをテーマに、私なりの意見や情報を発信していきたいと思います。 こんばんは。 糖尿人にもメタボ人にも正常人にも、等しく興味あるのが甘味料ですね。 甘味料に関する質問がよくあるので、復習を兼ねて最新情報を整理してみます。 甘味料は、まず天然甘味料と人工甘味料の、大きく2つに分けることができます。 次に、人工甘味料は、合成甘味料と糖アルコールに分けることができます。 1 天然甘味料 ショ糖(サトウキビなど)、ステビオサイド(ステビア)、グリチルリチン酸(甘草)、ソーマチン(西アフリカに生育するソーマトコッカスダニエリという赤い果実)、蜂蜜、メープルシロップ、果糖、麦芽糖、などのように、天然の植物や食品中に含まれている甘み成分を取り出し精製、濃縮した甘味料のこと。 2 人工甘味料(広義の意味) 人工的に作られた甘みのある物質のこと。合成甘味料、糖アルコ
「糖尿病徒然日記 」として糖尿病治療や予防などをテーマに、私なりの意見や情報を発信していきたいと思います。 こんばんは。 精神科医師Aさんから、興味深い情報をコメント頂きました。 ありがとうございます。 第22回世界糖尿病会議(2013年12月2日~6日)で、 「2型糖尿病の高タンパク質食、腎機能に影響及ぼさず。」 という研究報告が発表されたそうです。(*) 本研究の対象は、BMIが27以上で、尿中微量アルブミン陽性と腎機能障害の両方、あるいはいずれか一方のある2型糖尿病患者、45名。 総エネルギー約1,430kcalの 高タンパク質食(タンパク質30%、脂質30%、炭水化物40%;以下HPD) 標準食(タンパク質20%、脂質30%、炭水化物50%;以下SPD) の2群に無作為に割り付けて、追跡観察期間は1年間。 結果は、腎障害のある患者に、高蛋白食(摂取比率30%)を摂取させて、標準蛋白
「糖尿病徒然日記 」として糖尿病治療や予防などをテーマに、私なりの意見や情報を発信していきたいと思います。 こんにちは。 2012年5月の週刊現代のネットの記事に、 「ボストン大学医学部のバーバラ・コーキー博士の研究によると、 すい臓は人工甘味料にも反応し、大量のインスリンを出すことがわかりました。」 という文言が掲載されたようです。 以後様々なサイトで「人工甘味料が、大量のインスリン分泌を促す」といった記事が後を絶ちません。 本ブログにも、「人工甘味料とインスリン分泌」に関して複数回の質問がありましたので、考察してみようと思います。 2012年5月の週刊現代のネットの記事の、ネタ元となった論文(☆)がネットでフリーに手に入るので、ざっと読んでみました。 「高インスリン血症:原因あるいは結果?」という原題の論文で、高インスリン血症とインスリン抵抗性とその要因を考察していて、本文だけでも一太
「糖尿病徒然日記 」として糖尿病治療や予防などをテーマに、私なりの意見や情報を発信していきたいと思います。 再びこんにちは。 甘味料は、糖尿人やダイエットを目指す人において、とても関心が高いものです。今回、FUMIO OTSUKIさんから、甘味料の一種の糖アルコールに関する質問があったのでお答えします。 「■キシリトールなどについて 江部先生へ キシリトールいりのガムにつきまして以前一日2から3個食べていたぐらいですが、ヘモグロビンA1Cが上昇してしまいました。それ以来食べないようにしていたのですが、今回歯科医の処方で口臭予防などの目的でエリスリトール、キシリトール、マルチトールなどが入っているガムやうがい剤をもらい使っていましたところ、約1ケ月でヘモグロビンA1Cが0.3ポイント上昇してしまいました。ほかに原因が考えられないので、エリスルトールでも血糖値が上昇する体質なのか、ほかのうがい
「糖尿病徒然日記 」として糖尿病治療や予防などをテーマに、私なりの意見や情報を発信していきたいと思います。 こんばんは 今日は、鰻の蒲焼きとスーパー糖質制限食のお話しです。 毎週月曜日は、連れ合いが江部診療所の夜診です。 江部診療所の月曜日の夜診は、私の同級生の革島先生の担当です。 私は午前中、高雄病院京都駅前診療所で外来診察のあと、午後からは高雄病院で病棟回診で、そのあとは理事長室でブログの更新や原稿書きなどです。 上記のようなパターンなので、月曜日の夕食は、一人で食べることが多いのです。 8月5日(月)の夜は、高雄病院理事長室でのパソコン仕事を終了したら、午後7:45くらいでした。 そのまま、丸太町の生協に行ったら、「鰻の蒲焼き」丸ごと一匹が、半額でした。 「鱧おとし」も半額で「鯛と鮪の刺身」も半額でした。 鰻の蒲焼きに塗ってあるタレに砂糖が使ってあるのは承知の上でゲットしました。 最
「糖尿病徒然日記 」として糖尿病治療や予防などをテーマに、私なりの意見や情報を発信していきたいと思います。 こんにちは 朝日新聞に、「糖質制限ダイエット、長期は危険?」という以下の記事が載りましたので、解説及び反論します。 『糖質制限ダイエット、長期は危険? 死亡率高まる恐れ 朝日新聞デジタル 1月27日(日)11時59分配信 【桜井林太郎】ご飯やパンなどの糖質を控える「糖質制限食(ダイエット)」を5年以上続けると、死亡率が高くなるかもしれないとする解析結果を、国立国際医療研究センター病院糖尿病・代謝・内分泌科の能登洋医長らが26日、米科学誌プロスワンで発表した。死亡率が高まる理由はよく分かっていない。 糖質制限食は「低炭水化物ダイエット」などとも呼ばれ、短期的には減量や血糖値の改善につながるという報告が出ているが、長く続けても安全かははっきりしていない。能登さんらは昨年9月12日までに発
「糖尿病徒然日記 」として糖尿病治療や予防などをテーマに、私なりの意見や情報を発信していきたいと思います。 こんばんは。 ライフワーク光野さん、精神科医Aさん、ロバート・ダウっ子 さんから、2012年9月26 日放送の まさかコイツが原因!? アルツハイマー新予防 NHK「ためしてがってん、アルツハイマーの意外な犯人」 に関して、コメント欄に情報ををいただきました。 ライフワーク光野さん、精神科医Aさん、ロバート・ダウっ子 さん、ありがとうございます。 以下、お二人のコメントを元に、番組内容を要約しました。 「ためしてがってん」・・・久しぶりに、good job でしたね。 番組の解説は、国立長寿医療センターで物忘れ外来を担当する櫻井Drでした。 www9.nhk.or.jp/gatten/archives/P20120926.html 再放送は10/2(火) 16:05~ 1.アルツハイ
「糖尿病徒然日記 」として糖尿病治療や予防などをテーマに、私なりの意見や情報を発信していきたいと思います。 おはようございます。 TBSの「報道特集」糖質制限食の特集、見ました。 ニュートラルでとても良い報道でした。 2012年9月15日(土)午後6時20分くらいから20分間の放映でした。 宮本輝先生のインタビューから始まりました。 自宅での糖質制限食を食べておられる映像で、大きなハンバーグ2個などカロリー制限なしでおかずたっぷり、ゆたか・・・「美味しい!」と。 61才、糖質制限食前 HbA1c7.8%(NGSP値)、空腹時血糖値148mgだったのが、1週間で劇的に改善。 61才から65才の現在まで4年半スーパー糖質制限食実践中です。 65才で血液検査はパーフェクト、HbA1cや血糖値は勿論のこと、血液検査のデータが全て正常値になったと仰ってました。 一般の糖尿病食(日本糖尿病学会)の、糖
「糖尿病徒然日記 」として糖尿病治療や予防などをテーマに、私なりの意見や情報を発信していきたいと思います。 おはようございます。 今朝もそこそこ寒いです。寝床からでるのが億劫で、起床時間が30分ぐらいずれこみそうです。 さて今回は、甘いみかんさんの質問に答えて、糖質制限食OKの甘味料、調味料の考察です。 「■調味料の分類 甘味料は、色々と有り、低カロリーなものがよいとされますし、宣伝もあるので良くわかりますが、普通の醤油、ポン酢、ゆずポン、味噌、インスタントコーヒーに至るまで、砂糖が入っていたり、炭水化物が多かったりと、今ひとつすっきりしません。どういう分類がいいのでしょうか? 今の所では自分は、全て外しています。糖の字のつくものは全部だめと扱っているのですが・・・・・・ 甘いみかん」 甘いみかんさん、コメント・質問ありがとうございます。 私も甘味料や調味料で、糖質制限食OK食品に辿り着く
「糖尿病徒然日記 」として糖尿病治療や予防などをテーマに、私なりの意見や情報を発信していきたいと思います。 こんばんは。 東京タヌキさんから、表題の情報をいただきました。 ありがとうございます。 2012年7月27日(金)の読売新聞朝刊において、日本糖尿病学会の門脇孝理事長が、スーパー糖質制限食批判を展開しておられます。 すなわち「極端な糖質制限は健康被害をもたらす危険がある」との見解です。 読売新聞において、紙上討論(ディベート)でもさせていただけば一番嬉しいのですが、とりあえず、私も反論したいと思います。 【門脇孝理事長(東大病院長)は読売新聞の取材に対し、「炭水化物を総摂取カロリーの40%未満に抑える極端な糖質制限は、脂質やたんぱく質の過剰摂取につながることが多い。短期的にはケトン血症や脱水、長期的には腎症、心筋梗塞や脳卒中、発がんなどの危険性を高める恐れがある」と指摘。】 ご指摘通
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『ドクター江部の糖尿病徒然日記 』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く