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2010 - 01/27 [Wed] - 22:13 民商に関する記事へのアクセスも多いので、久しぶりにちょっとした関連話を。 まず納税者の方に理解をしておいていただきたいのは、日本は法治国家で、国民には納税の義務があるのだということです。そしてその税金の金額は税法という法律によって比較的明確明瞭に規定されているということです。これは日本だけに限らずどこの国でもそうですし、先進国と呼ばれる国では役人が勝手気ままに課税を行うようなことはほとんどないと考えてもらって差し支えないと思います。 数十年前の状況はよくわかりませんが、日本でも最近の税務は相当フェアになってきていると思います。つまりルールに則って公平に課税されているケースがほとんどだということです。であるならば、納税者の方々はきちんとルールに則って税金を計算し、その税額を納めているのであれば何ら問題は生じるはずがないのです。何ら税務署か
2013 - 11/08 [Fri] - 23:04 会計士VS.税理士「60年戦争」が再発、なんてタイトルの記事が日経の電子版に出てましたね。 会計士VS.税理士 「60年戦争」が再発 今回はケンカを仕掛けてるのは明らかに税理士側ですよね?この間の日曜日も会計士側からの二度目の新聞全面意見広告が出てましたね。これらの一連の動きについて、お互いの業界の意見は横に置いて、客観的に状況を見つめてみませんか? 以前から何度も書いていますように、極力客観的な立場に立ってみるならば、会計士の主張している内容のほうが理があるんじゃないでしょうかねぇ。もちろん、私は税理士ですからできるだけ税理士サイドの意見を擁護したいと思いますけれども、残念ながら税理士サイドの意見は既得権確保のための詭弁にしか思えませんね。 そもそもの論点の間違いを指摘させていただくなら、税理士サイドは何かあれば必ず「税理士は税務に関
2012 - 03/04 [Sun] - 13:17 自分の年収が自分の持っている財布の値段の200倍、って話がありますが、こりゃウソだね(笑)。どこかの税理士さんが書いた本に書いてある内容で、ネタとしてはとっても面白いモノなんですが、いえいえ、真面目に考えた場合、これは違いますね。 違いますね、と言うよりも、この本を読んだ人のほとんどは「もし年収1千万円になりたかったら、まず5万円の財布を買えばいいんだな!」的に捉えると思うのですが、それが「違う」ということを私は言いたいのです。 「5万円の財布を買えば年収が1千万円になる」、なるほど、おまじないや願掛けとしてそう思うのは決して悪くないことだと思います。そう思い込むことで頑張れる事って、世の中にはいっぱいありますからね。 でも私は敢えて「違う」と言っておきます。なぜなら、それは順番が逆だからです。つまり「5万円の財布を買うから年収が1千万
2007 - 09/15 [Sat] - 12:56 「減価償却の自己金融効果」なんて一体誰が言い出しっぺなのでしょうか。私はこの理屈のおかげで変なお客から何度も質問を受けて、そのたび何度も同じ説明をするのに分かってもらえなくてほとほと困っています。 税理士試験の科目でも財務諸表論でこの「減価償却の自己金融効果」って勉強しますよね。私の記憶によればたしかこの自己金融効果とは「減価償却費は経費には計上されているが資金流出を伴わない経費であるため、その減価償却費相当額を内部に留保する自己金融効果を持つ」といった一節だったと思います。 これだけ読めば「ああなるほどなぁ、確かに資金流出してないからお金は貯まってるかもしれんなぁ」と思いますよね、普通。それでもこんなの実際に会計や税務の実務をしている人から見れば単なる詭弁、まやかしの話であることなどすぐに分かることなのです。 分かりやすい例でいけば、
2012 - 05/15 [Tue] - 14:07 同性婚の話で、先日テレビを観ているときにタケちゃんの話を聞いていて「そうだなぁ」と思ったので。 同性愛の方同士が結婚することは、まあ個人の権利とか、自由とか、そういった観点から百歩譲るとしましょう。しかし、やっぱりどう考えてもかわいそう、というか不憫に思えるケースが、その同性愛のカップルが「子供を欲しい」と言いだしたときですよね。 よくあるのは、体外受精とか、養子などによって同性愛カップルの子供をもうけることになると思うんですが、生まれたときから自分の周りにいる「親」と一般的に呼ばれている大人が、2人とも男同士、または女同士、という状況で育った子供って、どういう価値観、恋愛観をもって育つんでしょうか? 心配ですよね。だって物心ついたときから、家の中には「パパは男、ママも男」とか、逆に「パパは女、ママも女」という、特異な環境にいるわけです
2010 - 07/02 [Fri] - 16:06 今まだワールドカップで世界中が盛り上がっていますが、そういえば前回ドイツ大会を最後に中田英寿が引退しましたよね。あれから丸4年経つわけですが、彼は「旅人」として世界中を放浪し続けています。 若い方々から見ればまるで自分探し、世界探検の趣のある中田英寿の旅に夢や憧れを抱いているのかも知れませんが、多くの税理士から見れば彼はただ単に節税のために世界中を旅していると思っている向きの方が多いでしょう。 いわゆる「パーマネントトラベラー」というやつですよね。彼が旅を初めてもう4年くらいになるのに、意外とこの中田とパーマネントトラベラー節税についてネットでも書物でも書いてあることを見かけません。 彼が実際にどれほどの全世界所得を得て、どれほどの資産を持っているかは彼のマネージメント会社と本人以外には誰にも分からないように慎重に行動していることも表に
2011 - 01/26 [Wed] - 14:00 TPP参加が最近の社会経済の話題になっています。専らその話題の矛先は農産物の関税撤廃に向かい、その結果日本の農業関係者からの猛反発という形になって報道されることが多いですね。 農業がTPP参加に反対しているというのはわからないでもないですが、まあ他の日本の産業は様々な世界との競争に勝ち抜きながら今の地位を築いてきたわけですから、農業もやれるだけの努力はしてくださいよ、というのが私の意見ですね。努力しないで補助金だの、農協だのでとりあえず飯が食っていけるっていうのは単なるぬるま湯ですからね。 ぬるま湯につかっておいてちょっと周りで騒ぎがあると「なんかわからんけど、反対!」ってとりあえず言うのは違うと思いますからね。やるだけのことをやって、血を流すほどの努力を行って「反対!」って言うのならまだしも、何もしないで楽に暮らそうとして「反対」とい
2010 - 06/25 [Fri] - 12:54 日本には申告の形式として白色申告と青色申告があります。税理士がかかわるような事業者はまず全てが青色申告ですし、税務署なども青色申告のメリットを挙げて青色申告の推進に力を入れています。 青色申告には青色申告控除や損失の繰越などの各種メリットがありますので、普通に考えれば青色申告の方が良いと思えますが、それじゃあ本当に白色申告にはなんのメリットもないのでしょうか? 白色申告も青色申告と同様に、自分で利益(所得額)と税額を計算して申告を行います。ですから基本的な手続は青色申告と何ら変わりません。青色申告はきっちりと帳面をつけて、その帳面に基づいて申告期限までに申告をし、そしてその帳面や領収書などをきちっと保管してくれた人には各種メリットをご褒美として享受させてあげようという制度です。 逆に言いますと、そういう青色申告の「ご褒美」が要らない人、
2010 - 10/28 [Thu] - 12:13 プロ野球の横浜ベイスターズをTBSから住生活グループが買収する話がありましたが、結局住生活グループは買収を断念したとのこと。 なかなか大変ですよね、プロ野球球団を所有するというのは。一昔前であればプロ野球球団を所有することは超一流企業のステータスのような面があったようですが、今はどれほどその価値があるのでしょうか。 近鉄バッファローズが楽天になってしまう際にもライブドアがからんでややこしいことになっていましたが、結果的にはライブドアが球団オーナーにならなくてよかったですよね。でもだからと言って楽天でよかったのか、という気も多少はしていますけれども。 さて、それはそうとして、税理士試験の際に受験科目に法人税を選んでおられた方や、法規集をよく読んでおられる税理士さんなどであればご存じだと思いますが、プロ野球球団を持っている親会社には普通の法
2011 - 07/28 [Thu] - 01:03 先日もお客さんと話のネタになっていたのですが、どうしてこうも日本の社会保険ってめちゃくちゃな制度なんでしょうね?制度を詳しく知れば知るほど「?」マークが出てくる制度って他にはなかなかないんじゃないでしょうか。 とにかく何が問題かと言えば、大雑把に言って二点。一つは「不公平」、そしてもう一つは「ええ加減すぎ」。 一つめの「不公平」、これは実際に社会保険を納めておられる方や、いろんな会社の経理を処理している私たち税理士であればもうイヤになるほど実感していると思います。何が不公平なのかと言えば、端的に言って「同じ年収・所得の人の保険料が同じでないこと」ということと、「同じ内容のサービス・リターンを得るために支払う保険料額が制度によってあまりに違いすぎること」です。 そもそも健康保険と年金保険にはいろんな種類がありすぎます。例えば健康保険を例に
2024 - 01/16 [Tue] - 14:12先日の能登半島地震の支援を行なう動きが拡がってきています。義援金や募金をしようと思っている人も多いと思いますが、フジテレビ系列の放送を見ていますと「能登半島地震を支援するためのサザエさん募金をよろしくお願いします」なんて言っています。 一見すると被災地を支援するためにテレビ放送局が社会に広く募金を呼びかけて募ることで、社会貢献を行なっているように見えます。 でも、なんか違うと思うんですよね。 続きを読む »
2008 - 09/09 [Tue] - 09:23 様々な場面において書類に貼られる印紙について疑問に思う方は多いと思います。私もその一人です。印紙税法は税理士の職務範囲に入っていませんから税理士もなぜ印紙税が課税されるのかその根拠をあまり詳しく理解していませんし、当然ながら課税当局などから課税の根拠について詳しく解説をしている書物も見かけません。これは先日ブログに書いた固定資産税とよく似た話に思えるのですが、結局課税当局から見てあまりはっきりと課税根拠を言いたくない税金については基本的に大きな声では言えない裏の理由があると考えるのが適当だと思います。 なぜ自分が作成した文書に印紙税という税金を納めて購入した「印紙」なるモノを貼らなければならないのか?登録免許税であれば手数料としての側面があることは誰にでも容易に理解できますが、印紙税については手間をかけているのは文書を作成した当事者なの
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