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大谷翔平
motoshou.hatenadiary.jp
今年はこれがよかった! という自分なりのベスト(05年版)(06年版)(07年版)(08年版)。 今年のベストを選んでみると、短編の年だった。短編集は苦てだったはずなんだけど……。ともかく、1番に挙げておきたいのは、ローラ・リップマン『心から愛するただひとりの人 現代短篇の名手たち6』。わざわざ全米ベストセラー作家を短編集企画に入れなくてもいいだろう、と思っていたけど、読んでみればなんと素晴らしい短編集だったことか。暴力的ではないけれど、隠されていた女性の本音が最後に書かれるパンチ力は凄い。首筋にあたる優しい吐息のようでもあり、しかし命を握られているような恐怖感。絶妙の一言。 09年終盤でドーンと存在感を見せてくれたのは、中田永一『吉祥寺の朝日奈くん』(感想)と大森望・編『NOVA 書き下ろし日本SFコレクション 1』(感想)。 前者はデビュー作『百瀬、こっちを向いて』(感想)で話題になっ
今年はこれがよかった! という自分なりのベスト(05年版)(06年版)(07年版)。いやー自分のやる気がよくわかる。今回、一気に書いてみたが、仕事で読む量が減ったといえども、実に素敵な1年だった。 今年のベストを選ぶなら間違いなく、ロバート・チャールズ・ウィルスン『時間封鎖』。地球が宇宙から隔離されたハードSFにして、双子の姉弟と、その隣に住んでいる少年の成長物語・回想録に仕上げられた素晴らしき一作。スピン現象が起こった瞬間を目の当たりにした彼らのやりとりといったら……。お洒落な洋風”気の利いた台詞”は名訳。あなたの訳についていきたい。 忘れられないこととして、ジョージ・R・R・マーティン、<<氷と炎の歌>>シリーズの訳者が岡部宏之から酒井昭伸に変わってしまったのは残念。でも続きが読めるならいいや。4部『乱鴉の饗宴』のためにシリーズを1部『七王国の玉座』から再読し、3部『剣嵐の大地』の面白
7月28日に公開となるフリー・ゲーム、サウンドノベル『安楽椅子犯人 - 湖岸の盲点 - 小此木鶯太郎の事件簿 問題編』をプレイ。これは倒叙形式(犯人視点のミステリ)であり、しかしプレイヤーの目的は、犯人が犯した4つのミスを暴くというものになる。解答編は8月13日に公開予定。解答を募集しており、正解者13名には総計10万円相当の賞品が送られる。中身は一見してオーソドックスだが、さて解答を考えるとなると手ごたえ軽いものではない。 スクリプト担当のgMA氏(id:gma)からの紹介を受け、プレイした感想。 7月28日に公開となるサウンドノベル『安楽椅子犯人 - 湖岸の盲点 - 小此木鶯太郎の事件簿 問題編』を一足先に体験させてもらう(公式サイト 安楽椅子犯人)。プレイヤーの目的は、倒叙形式で語られる犯人の行動を元に、完璧だと思われたトリックから4つのミスを探し出すこと。何が、どうして、犯人を突き
新しいアルバイト先に来たお客さんが。学校の先生の一言が。旅先で見たテレビ番組に映ったあれは……。気づいてしまうと、今までの日常には戻れないのかもしれない。現代実話怪談の作家たちによる49話。 祖父宅で食卓に出た「赤いゼリー」(真白圭)。工作で作った人形が動き出す「ダンボールマン」(神薫)。妻の実家で行われる正月の恒例行事「数珠繰り」(つくね乱蔵)。多くの凶作が収録されている中、最後に収録されている黒木あるじの複数話によって、全てを吹っ飛ばしながら読み終えることになる。 怪談四十九夜 鎮魂 (竹書房怪談文庫) 竹書房 Amazon 続きを読む 少年ジャンプ+で大人気連載中の等身大ラブコメが初の小説化。いつものように元気に投稿した鈴木だったが、谷くんの様子がいつもと違う? 山田に好きな本を貸した西さんは感想が気になって……。少し違う日常を3組の視点で書く連作短編集。 私が知っているラブコメとい
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