クラシックからコンテンポラリー、テクノまでジャンルを超越した音楽を奏でる奇才ピアニスト、フランチェスコ・トリスタノー・シュリメが、2010年2月の来日ツアーに先駆けて来日。11月25日にプロモーション・コンサートと記者会見をHakuju Hall(東京)で行った。 フランチェスコ・トリスターノ・シュリメは、1981年ルクセンブルク生まれで、現在バルセロナを拠点とする28歳。2000年にミハイル・プレトニョフ指揮ロシア・ナショナル管弦楽団とアメリカ・デビューを果たして以来、欧米を中心に活躍中の気鋭ピアニストだ。バロックからコンテンポラリーまで幅広いレパートリー作品を手がけるほか、テクノ系ミュージシャンとのコラボレートも活発。デトロイト・テクノのDJ、デリック・メイやカール・クレイグ、ジェフ・ミルズによるテクノの名曲を編曲したアルバム『ノット・フォー・ピアノ』や、カール・クレイグのユニット、