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独立行政法人 農業環境技術研究所では、1959年から全国の国(独立行政法人)や都道府県の農業関係の試験研究機関の協力のもとに、主要国産作物である米麦およびその栽培土壌の90Sr と137Cs濃度を分析してきました。ここに、農耕地土壌と作物の安全性に関する情報の一つとして、放射性核種の平均値の経年変化等を見ることができるように、 1959年から2006年までのデータを公開いたします注1)注2)。本調査は現在でも継続しており、順次新しいデータを附加していく予定です。 なお、この調査は文部科学省が農林水産省に委託した放射能調査研究費によって行われました。 注1);これまでに観測された放射能濃度は極めて低く、農産物を長期間摂取しても人体に害が及ぶことはないと考えられます。放射性Csについては輸入食品の放射能暫定限度が定められており、米麦の137Csの放射能濃度を表したグラフでは、輸入食品の
農業環境中には微量ながら放射性物質が存在します。その中には、地球誕生以来放射線を放出し続けている自然放射性物質と1960年代に盛んに行われ、1970年代中半ばまで続いた大気圏内核実験に由来する人工放射性物質があります。大気圏内核実験最盛期においても、日本人は国産の米・麦を食用にしていましたが、健康面で実害があったという報告は皆無であり、食品から摂取される放射性物質の危険性は極めて少ないといえます。しかしながら、1986年に起こったチェルノブイリ原子力発電所の事故の際には、多くの食品が食用不能となり、その影響は2000年代になっても消失していません。日本でも、事故時には国内外の多くの原子力発電所の影響を受ける可能性があり、現在の農業環境中に存在する放射性核種濃度を過去との対比も含め、知っておくことは意味のあることです。 このような観点から農業環境技術研究所では、長期にわたり、主要穀類である米
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