投稿者: 2cv 投稿日時: 2009/06/12 16:49:41 この春からの「パレード騒動」も、中村氏の「しばらくは論談に投稿しない」宣言により、ようやく終着駅が見えてきたようです。 このあいだにも足早やに季節は移ろい、梅雨明けの夏空も指呼の間でしょう。 題した「おもしろうてやがて悲しき鵜舟哉」は芭蕉。能の謡曲「鵜舟のかゞり影消えて、闇路に帰る此身の、名残りをしさを如何にせん」を下敷きにした秀句ですが、この「最後のパレード」の終焉にも、祭りのあとの寂寥を感ぜざるを得ません。 祭りの終わりはなににせよ寂しいものではありますが、今回の「パレード」の幕引きに、ことさらその感を強くするのは、なにひとつ、そして誰一人にも、達成感や満足感がなかったことに起因するように思います。 「著者」とされる中村氏の落魄ぶりは、想像に難くありません。 何度も電卓をはじきいったん手にし掛けた高額の印