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衆院選
a-and-a.org
「迷うこと」に関心があります。 いや、建築は明快な論理や構造で揺るぎなく存在すべき「迷いのない」ものの代表なのですが、その迷いのなさゆえの、なにか根本的な都合の悪さが、最近、目立ってきているように思うのです。例えば、変化し続ける状況の中、迷いなく進行し続ける巨大建築プロジェクトの危険さは、昨今、社会から問題として認識されつつありますし、また、迷いなく自己完結した堅牢な建築のシステムが、様々な文化の多様性や、将来の予測し得ない人々の参与を除外していることは、多方面から指摘されている通りです。 僕は建築に「迷い」を取り戻したいと考えています。迷うことによって企図する者の内部でデザインは自己完結せず、世界に向かって開き始めます。自己内で完結しないのだから、周囲を迷いの輪に巻き込み始める。そうして一緒に迷いを共有することで、個々人の主体的な思索に基づいて社会が再組織化されていく。そんなことになった
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