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以前の記事「認知症高齢者の疼痛評価をAI表情分析で行うアプリ「PainChek」」では、痛みを評価するAI搭載のスマートフォン用アプリについて論文をもとにご紹介しました。 この記事では、遠隔介護に役立つとされる感情認識AIソフトを開発した台湾の研究についてご紹介します。 遠隔介護と遠距離介護は、響きは似ていますが、それぞれ以下のように異なる意味を持つ言葉です。 遠隔介護:PCなどIT機器等を上手く活用しながら、遠隔地から介護を行うこと。 遠距離介護:離れて暮らす親族等のために、遠方から通って介護を行うこと。 遠隔介護を行うためには様々なツールを使いこなす必要があります。また世の中には、遠隔介護を実現するのに十分なツールが普及してはいません。そのため、遠隔介護は遠距離介護に比べてまだ一般的な言葉ではありません。しかし、テレビ会議システムをはじめとして遠隔介護に便利なツール・サービスが続々と登
近年増加している在宅高齢者は、救急搬送や想定外の入院リスクが高いとされています。しかし、高齢者の健康問題を事前に把握し予測することで、それらは未然に防ぐことができるかもしれません。 ※救急搬送・・・事故などが原因で緊急的に救急車で医療機関に搬送されること。 この記事では、地域社会で暮らす在宅高齢者の救急搬送をAI技術により予測する手法についての研究を紹介します。 今日のテーマは「救急搬送の予測」です。 この記事の要点 救急搬送の半数以上は高齢者 スマートフォンに入力された問診情報から短期的な救急搬送を予測する技術が開発された 救急搬送に大きく関与する9項目が明らかになった 自宅で生活する高齢者と救急搬送 在宅高齢者の現状 国内では、高齢者(65歳以上)が生活する世帯のうち約6割は「高齢者だけ」あるいは「一人暮らし」です(参考:内閣府「高齢社会白書令和3年版」より)。 近年では(執筆時202
ロボットが介護施設に行き渡る未来は来るでしょうか。 この記事では、介護ロボットの基本と、その普及を促進するために厚生労働省が行っている開発・実証・普及プラットフォームについてご紹介します。後者のプラットフォームは、厚生労働省が委託し、NTTデータ経営研究所が事業を行っています。詳細は後述します。 今知っておきたい介護ロボットの基本 介護ロボットとは 厚生労働省により、介護ロボットは以下のように定義されています。 「ロボット技術が応用され利用者の自立支援や介護者の負担の軽減に役立つ介護機器」(参考:介護ロボットの開発・普及の促進) また、ロボットとは「情報を感知」「判断し」「動作する」3つの要素を持つ知能化した機械システムと定義されています。 利用者(被介護者)の自立支援を行うのは従来では介護者の仕事なので、介護者に代わって仕事をする知能化された機械が介護ロボットだと捉えることができます。
投稿者:Parks Inc. 投稿公開日:2021.08.23 投稿カテゴリー:お役立ち記事 パンデミックのように、移動したり接触したりすることが避けられている状況では、介護のあり方も見直す必要がでてきました。厚生労働省の「介護事業所等向けの新型コロナウイルス感染症対策等まとめページ」という特設ページも参考になります。 身体的な介助が重要な部分を占める介護業においては、医療や看護と同様に、接触が避けられない場面は多くあります。それでも、遠隔的に行える業務については、リモートワークを推進していくことが求められています。 いま、リモート技術を介護で活用することに対しての課題と可能性を見直してみるのはいかがでしょうか。 今回のテーマは「リモート介護と倫理」です。 この記事の要点 高齢者の孤独を和らげるためにリモート技術が有効である リモート技術「ロボット・テレプレゼンス」を長期利用することによる
投稿者:Parks Inc. 投稿公開日:2021.08.04 投稿カテゴリー:お役立ち記事 介護の日常において、「高齢者や障がい者の方々が意欲を感じたり刺激を得たりする機会を与えたい」と思うことはあると思います。 彼らは体が不自由なだけで、脳や心は健常者と変わらないケースも多く、退屈な時間はやはり苦痛なものでしょう。とくに四肢が不自由で車椅子を使用している方々は、複雑な地形では移動が制限されてしまいがちです。 さらに、人によって感じ方はそれぞれですが、「社会から離されてしまっている」と感じることも多いと思われます。 VR(バーチャルリアリティ)は、そんな彼らにうってつけのテクノロジーと言えます。今回はその一例をご紹介します。 テーマは「社会参加とVR」です。 この記事の要点 高齢者や障がい者が社会参加を行う機会は制限されてしまう VRでリアルに再現した遺跡を体験可能にする研究がある 従来
この記事は、芙蓉開発株式会社代表の前田俊輔様のインタビュー記事の後編です。 筑紫南ヶ丘病院(福岡県)を擁する芙蓉グループ傘下の芙蓉開発は、介護施設や高齢者住宅向けの在宅遠隔健康管理システム「安診ネット」を開発・販売している企業です。同社のこのシステムは、入居者の状態悪化を早期発見し、医療への適切かつ迅速な相談で重症化予防につなげる機能を持ちます。 パイオニアのプロフィール ・お名前:前田俊輔(まえたしゅんすけ)さん ・会社(役名):芙蓉開発(代表)、芙蓉グループ(代表) ・事業内容:「安診ネット」運営(ほか、病院経営、介護施設運営など) 前編(#01)では、事業の背景やこれまでの成果、展望などのお話を掲載しました。後編(#02)である本記事では、代表の事業家としての根本的な考え方などにせまります。 前編をまだ見ていない方はこちら↓ #01 【芙蓉開発】当たり前のことを、当たり前にやれるよう
投稿者:Parks Inc. 投稿公開日:2021.07.21 投稿カテゴリー:インタビュー ケア業界のパイオニアをインタビューする新企画が始まります。その第1弾のお相手は、芙蓉開発株式会社を率いる芙蓉グループ代表の前田俊輔さん。 筑紫南ヶ丘病院(福岡県)を擁する芙蓉グループ傘下の芙蓉開発は、介護施設や高齢者住宅向けの在宅遠隔健康管理システム「安診ネット」を開発・販売しています。このシステムは入居者の状態悪化を早期発見し、医療への適切かつ迅速な相談で重症化予防につなげる機能を持ちます。 パイオニアのプロフィール ・お名前:前田俊輔(まえたしゅんすけ)さん ・会社(役名):芙蓉開発(代表)、芙蓉グループ(代表) ・事業内容:「安診ネット」運営(ほか、病院経営、介護施設運営など) 今回、インタビュー記事の前編(#01)では事業の背景やこれまでの成果、展望などのお話を掲載します。後編(#02)で
投稿者:Parks Inc. 投稿公開日:2021.07.15 投稿カテゴリー:お役立ち記事 この記事は、科学的介護と、LIFE(科学的介護システム)についての解説コンテンツです。また、科学的介護に関連する最近の研究も紹介します。 多くの人が直面している課題として、介護報酬の算定ルール変更への対応があるかと思います。 LIFE(科学的介護システム)を用いた厚生労働省へのデータ提出等が要件である加算が2021年2月に発表されました。その内容をよく理解し、迅速かつ適切に対応することが求められています。 対応を行う上では、そのコンセプトから解釈することをお勧めします。 また厚生労働省が発表した資料によると、”介護分野では、個々の利用者等の様々なニーズや価値判断が存在”します。 LIFE関連の課題に直面していない方も、ぜひ一緒に考えてみましょう。 ※YouTubeチャンネル「NDSTV」の科学的介
この記事では、ウェアラブルデバイスとAIを用いた幼児のストレスチェック技術についての研究を紹介します。 さて、みなさん。日常でストレスを感じることはありますか? ▶︎ はい いいえ 「はい」と答えた人の中には、もしかすると「周りにそれを気づいて欲しい」と願っている人もいることでしょう。 ストレスは目に見えません。仮に目に見えた形ー例えば行動にあらわれたとしても、看過されるのはよくあることです。 はい ▶︎ いいえ また「いいえ」と答える人の中には、自分の中にあるストレスに自分自身が気づいていないこともあります。「最近、眠りが浅い。どうしてか分からない」という人はいませんか? いずれのケースにしても共通するのは、「客観的な形でストレスが表示されたら助かる」ということです。 さて、言語能力が長けて身体が頑丈な大人と比べて、幼児はもっとリスクを抱えています。 そんなわけで、今日のテーマは「幼児の
この記事では、とある先端技術の研究報告を紹介します。 さて、ウェアラブル・デバイスという言葉を知っているでしょうか?「身につける電子機器」という意味ですが、ウェアラブル・デバイスの最も有名な例の一つはApple Watchです。 Apple Watchはおしゃれで便利なので、エンターテインメントが目的で購入する場合も多いと思います。しかし実は、心拍数を記録する機能が備わっており、頻拍や動悸などの症状の発生を知らせることができます。 このように、電子機器を体に身につけるメリットの一つは、身体の健康に関わるデータを自動的に取得することができるという点です。 この分野の新境地を覗いてみましょう。 今日のテーマは「ウェアラブルと認知症」です。 この記事の要点 認知機能の低下は、迅速に測定したい 足首ベースのウェアラブルシステムを開発した研究者らがいる 認知機能や運動機能の障害を検知できることがわか
技術の進化はめざましいものがあります。 スマートフォンの普及によってアプリケーションの開発が進み、機能やデザインに優れたソフトウェアが次々と誕生しました。 一方、ソフトウェアの入れ物であるハードウェアも、かなり研究が進んでいます。 ハードウェアというと難しく聞こえますが、例えば最も身近なハードウェア製品はロボットです。 ドラえもんの様なレベルのロボットはまだ存在しませんが、ある意味ドラえもんより優秀なロボットは登場しつつあります。 仕事に忙しい人にとっては、技術革新に関心を寄せている暇はなかなかないかもしれません。 しかし、技術革新のおかげで、仕事の忙しさや難しさを軽減できるとしたら、現状を知っておきたいと思いませんか? 忙しい現場の代名詞である介護施設でのロボット導入にフォーカスして、見ていきましょう。 今日のテーマは「介護ロボットとしてのZORA」です。 この記事の要点 介護におけるソ
投稿者:Parks Inc. 投稿公開日:2021.06.25 投稿カテゴリー:お役立ち記事 ふと、優しさって何でしょうか。 大事なもののはずなのに、形がはっきりしていませんよね。 辞書で調べてみると、「他人に対して思いやりがあること」と書いてあります。 なるほど、他人の存在があってこそ、優しさは存在するのかもしれません。 ただ、思いやりを持っているつもりであったり、優しいつもりであっても、相手に伝わっていなければ、それは認められないことでしょう。 そして、しっかり伝えるためには、相応のスキルが必要になります。 さて、介護においては、優しさを伝える介護スキルというものが確かにあるそうです。 今日のテーマは「優しい介護スキルとAI」です。 この記事の要点 「ユマニチュード」は注目の新しい技法。 京都大学の研究チームが、評価AIを開発。 優れた機能をもつAIができたが、今後の課題もあり。 優し
投稿者:Parks Inc. 投稿公開日:2021.06.18 投稿カテゴリー:お役立ち記事 昨今、介護領域においても、DX(デジタルトランスフォーメーション、digital transformation)という言葉が、海外含め、非常に取り沙汰されています。 非効率な現場を働きやすい環境へと変化させる際に、デジタル技術を活用することを意味します。 小さな例としては、ファックスではなくメールで書類を送るようにする。 最近ではコロナ禍の影響を受け、オンライン会議やビデオ通話なども普及し、対面で合わなくても顔を見て話せるようになりました。 介護業界でも、超少子高齢化問題を背景に、深刻化する人材不足・アナログな労働環境などの課題を抱えていますが、介護のDX化によって、業務の効率化や介護者の負担軽減などの効果が期待されております。 しかし、介護現場においては、通常の会社組織とは異なり、デジタルテクノ
投稿者:Parks Inc. 投稿公開日:2021.06.15 投稿カテゴリー:お役立ち記事 正直言って、「ゲームは悪いこと」だと教育されている家庭は、少なくないと思います。 その理由には、ゲームのやりすぎで、他のことが手につかなくなったり、ゲームの世界と現実の世界を混同してしまったりすることへの危惧があります。 しかし裏を返せば、ゲームが人の脳を刺激して、集中状態を作り出すことは、疑いようのないことです。この魔力を、うまく利用したいとは思いませんか? 今日のテーマは「ゲームと認知症」です。 この記事の要点 コンピュータゲームが認知症のリスクを減らせるかを検討した研究がある 高齢者に7日間ゲームをプレイしてもらうと、多くの被験者で認知機能テストの成績が向上した コンピュータゲームが認知機能の改善に有効な可能性がある 高齢化の進んでいる国だからこそ 体を動かさなければ次第に体力が落ちていくよ
一説によると、人間は情報処理の約7〜8割を、視覚に頼っていると言います。 もし「目を閉じて家から職場まで行ってください」と突然言われたら、多くの人が、途中で挫折するか、はじめから諦めてしまうことでしょう。 しかし、この世の中には、視覚に障害を持つ人が、かなり多く存在します。メガネで補えないほどの重い障害も、テクノロジーで助けられたらいいと思いませんか? 今日のテーマは「スマート杖」です。 この記事の要点 視覚障害者の数はますます増える 「スマート杖」が発明された 多くの機能を持つとともに、更なる進化が期待される 高齢者の中には、視覚障害を持つ方がたくさんいます。 介護士は彼らを案内する仕事もありますが、ツールを使って解決できることができるようになるのかもしれません。 他人事ではない、視覚障害というみんなの課題 WHO(世界保健機関)によると、世界では13億人もの人々が、何らかの視覚障害を抱
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