government of the people, by the people, for the people 前首相、安倍晋三は少しずつ元気を取り戻しているらしい。「体調の悪化が思考にまで影響を与えるようになった」と辞任表明当時の状況をホームページで振り返っている。 一時は、冷静にものごとが判断できなくなっていた。いかに持病を抱えていたとはいえ、想像を絶する重圧が心にのしかかっていたのだろう。 安倍晋三が最も輝いて見えたのは小泉政権時代だ。 2002年秋のことである。東京のホテルニューオータニで、「慧光塾」代表、光永仁義氏の誕生パーティーが盛大に開かれていた。 当時の官房副長官、安倍晋三がステージに立ち、祝いのスピーチをした。小泉首相とともに北朝鮮に乗り込み、5人の拉致被害者の帰国を実現させて数週間後のことである。このころ、安倍は政界にすい星のごとく現れた「プリンス」であった。 「毎日毎