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画力アップ
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インターネットが日常化して以降、メディアテクノロジーを用いた次世代を中心とする表現活動は、SNSなどを通じて個々人がつながり、異なる専門性や領域が融合したものづくりやオルタナティブなシーン形成を促してきました。そこには、デジタルテクノロジーを駆使した新しいアイデアや創作方法、そして国境を越えて影響しあう文化発展の姿も垣間見えます。 本報告書は、このような文化形成のプロセスを、創作、発信、そしてネットワークという一連の流れから検証した第3回メディアアート国際シンポジウム「インターネット以降の文化形成―創作、発信、ネットワーク―」の記録です。今日のネット社会において創作活動はどのように変容し、それらを支える文化環境には何が求められているのかという問いのもと、インターネットを通じて活動するアーティストや、新たな表現を発信するディレクター・キュレーター、アジアでメディア展開を進める編集者らの実践の
ホー・ツーニェン(Ho Tzu Nyen) シンガポール出身の映画作家/ヴィジュアルアーティスト。活動領域はビデオ、執筆、演劇にまで及ぶ。彼の作品では神話の構造と力が探究され、論証と精査としての物語を通して過去と現在が形作られてゆく。舞台作品は光州アジアン・アーツ・シアター、ウィーン芸術週間、テアター・デア・ヴェルト(ドイツ)、クンステンフェスティバルデザール(ブリュッセル)で上演され、映画はカンヌ国際映画祭やヴェネツィア国際映画祭で上映されている。また、個展がビルバオ・グッゲンハイム美術館、森美術館および上海 明当代美術館(McaM)で開催された。 「虎」が表象するもの 滝口 健(以下、滝口):まずお聞きしたいのは、「なぜ虎なのか?」ということです。国際舞台芸術ミーティング in 横浜(TPAM)で現在上演されている『一頭あるいは数頭のトラ』や、私も翻訳で参加させていただいた『一万頭のト
映画『ワンダーボーイ・ストーリー』の製作 滝口 健(以下滝口):ディック・リーさんの初監督作品『ワンダーボーイ・ストーリー』は、今年のアジアフォーカス・福岡国際映画祭のオープニング作品として上映されました。この自伝的作品は、リーさんのシンガーソングライターとしての成長の過程を語るとともに、1970年代の活気あるシンガポールを魅力的に描写しています。この映画を製作するにあたり、あなたは脚本と監督という2つの役割を担ったわけですが、どちらがより難しかったでしょうか。 ディック・リー(以下リー):そうですね、おそらく脚本だと思います。自分の話を書くのだから簡単だと思われるかもしれませんが、実際には本当に大変でした。この作品で扱ったのは、私の人生のうち16歳からのたった3年間だけですが、すべてを語ろうと思えばずっと長い映画になってしまったことでしょう。沢山のことがありましたから。私を知る人々は、こ
「ビバップ」の音感をつかめるかどうか。それが体でわかるようになると、なにを聴いてもオッケーになるんです。(菊地) ―ジャズは一般的にはハードルが高い音楽というイメージがあると思いますが、その点についてお二人はどうお考えでしょうか? 菊地:人によって違うとは思うんですけど、チャーリー・パーカー(1920-1955年、アルトサックス奏者)が生み出した「ビバップ」の良さに気づけるかどうかが、ジャズにハマれるかどうかのベースになると思うんです。ビバップは、モダンジャズの起源とされるスタイルですが、どんなに言葉が変わろうとも、日本語の文法自体が変わらないのと同じで、ビバップの感じを口で歌えるっていうことが、ジャズができるってこととニアイコールだと思う。ただ、僕もすぐにはパーカーのビバップがわからなかったように、ジャズのハードルが高いと思われている根拠の70パーセントぐらいは、みんなビバップの音感がな
アピチャッポン・ウィーラセタクン(Apichatpong Weerasethakul) アーティスト/映画作家。「記憶」を扱う彼の作品は、個人レベルのポリティクスと社会問題を繊細に反映している。タイの映画産業には属さず、タイ内外で実験的でハイブリッドな物語映画を活発に製作。アート・プロジェクトと劇場映画で広く評価を高め、数々のフェスティバルで受賞。カンヌ国際映画祭パルムドールの他、最近ではオランダのプリンス・クラウス・アワードを受賞している。タイのチェンマイを拠点とする。 『フィーバー・ルーム』のショック 佐々木 敦(以下、佐々木):昨日『フィーバー・ルーム』(2015)の初日を拝見して、いろいろと噂は聞いていたものの、非常に驚愕してしまいました。今でもまだそのショックから冷めやらぬ感じです。『フィーバー・ルーム』には、あなたのこれまでの作品のあらゆる要素が入っているような印象を受けました
サイレン・ウニョン・チョン(siren eun young jung) 韓国およびイギリスで絵画とフェミニズム理論を学ぶ。彼女の芸術は、人々の願いがいかにして世界と接続し、抵抗、歴史、そして政治となるかをテーマとしている。2008年に韓国の女性による伝統芸能ヨソン・グックを調査し作品を発表(13年エルメス財団美術賞受賞)して以来、宝塚などアジアの他の女性演劇へも関心を寄せる。2015年、広島市現代美術館特別展 [被爆70周年:ヒロシマを見つめる三部作 第3部] ふぞろいなハーモニー」に『私は歌わない』を出品。2016年に、8年間のヨソン・グック調査をまとめた 『Trans-Theatre』を出版。 大学と英国留学を経て、ヨソン・グックに出会うまで ―サイレンさんの作品『(Off)Stage/Masterclass』をTPAM 2014で観て、ヨソン・グック(女性国劇)の存在を知りました。前
いま、アジアを中心に、ストリートダンスシーンが面白いことになっている。もともとはヒップホップカルチャーの1つとして誕生したストリートダンスは、いまやバレエをルーツとしたコンテンポラリーダンスシーンからも大きな注目を集めており、遂にはパリ・オペラ座のエトワールがストリートダンサーを起用して作品を制作発表するなど、シーンのクロスオーバー化が急速に進んでいる。日本でストリートダンスといえば「やんちゃ」なイメージはいまだに否めないが、小中学校の体育科目に「ダンス」が加わるなど、ダンサーレベルの底上げ、一般化は急速に進んでおり、今後のシーンはさらにドラスティックに変化していくことが予想されるだろう。 そんな中、日本とアジアを代表するストリートダンサーたちが一堂に会するイベント「DANCE DANCE ASIA―Crossing the Movements」と「Shibuya StreetDance
世界各地の文化施設や教育機関、フェスティバルで目にするようになったメディアアートは、1970 年代以降、「アート&テクノロジー」の視点を有する先駆的な活動としてさまざまに試行されてきた芸術表現の系譜にあります。同時代のテクノロジーを駆使したアート作品は、経済成長や技術革新、グローバル化といった社会現象とともにあり、私たちに新たな創造性を与えるだけでなく、ときに社会への批評的眼差しをもたらし、新たなアートフォームへの実験を見せてくれます。 本報告書は、メディアアート表現の変遷と同時代の実践的な活動を紹介したシンポジウム「“ アート&テクノロジー” ―時代の変遷、同時代の動向、これからのプラットフォーム―」の記録です。シンポジウムでは、国内外から招いた多彩なゲストがアートとテクノロジーの関係性を再検証し、現在と未来、社会と芸術、個人と公共をつなぐ芸術文化における新たなプラットフォームのあり方を
おかげさまで好評をいただき、すでに定員に達したため、お申し込みを締め切らせていただきました。当日の様子はインターネット上で同時中継いたします。 インターネット中継<Ustream> http://www.ustream.tv/channel/ntticc Art & Technology: Changing Times, Contemporary Trends, Future Platforms メディアアートの歴史と地域性、東京における芸術文化のプラットフォームとは。 国際交流基金アジアセンターは、アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)と共催し、「メディアアート」をはじめとした時代を牽引する革新的な技術による芸術文化の創造・発信を目指し、“アート&テクノロジー”をテーマにした国際シンポジウム「“アート&テクノロジー”-時代の変遷、同時代の動向、これからのプラットフォーム-
独立行政法人国際交流基金(The Japan Foundation、JF)が派遣する日本語パートナーズ は、アジアの中学・高校などの日本語教師や生徒のパートナーとして、授業のアシスタントや、日本文化の紹介を行います。専門的な知識は必要なく、応募要件に当てはまればどなたでも応募できます。アジアで多くを発見・吸収し、それを周囲へ、未来へ広げる…そんな人になってみませんか?
日本語 パートナーズ アジアの中学・高校などで日本語を教える教師やその生徒のパートナーとして、授業のアシスタントや日本文化の紹介をする人を派遣する事業を行っています。
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