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猫
basilides.hatenadiary.org
紀伊国屋ホールにて開催された『波状言論S改』刊行記念トークセッション「ゼロ年代の批評の地平 ―リベラリズムとポピュリズム/ネオリベラリズム」に参加した。さしたる展開もなく質疑応答も下らなかったこのイベントにおける数少ない見物の中でも象徴的であったのは、論壇においては門外漢である隊長に東浩紀氏の言質からは理想=ヴィジョンが見えないと看破され、それに対し東浩紀氏がポモ系論者のジレンマとして相対的で精微な省察を心がけるがゆえに大きな物語に介入することに抵抗を覚えることを引き合いにだしつつ、理想を語ることも重要であると認めたことであろう。しかしそうした態度は同時に東浩紀氏の批判の対象でもあった宮台真司氏の戦略=技術である「あえて」や大塚英志氏の左翼的な政治路線などの有効性を認めつつも、氏が代替の策を未だ見出せていないことを明らかにしてしまっている。また理想を語ることが重要ということはシャルル・フー
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