先週と今週の「町山智浩のアメリカの今を知るテレビ」はカルトとは何かを分かりやすく解説したカルト研究の入門編的な内容になっていてとても面白かった。 今、統一教会が毎日のようにメディアで取り沙汰されているけれど、その本質について言及したものは少ない。 でも、大事なことはいつだって、原因と背景について考えることだ。 「正常な自分たちとは程遠い、キモい人たち」と断じて、異常で狂ってるという引き出しに入れて、目を背けて追いやってしまうのは簡単。 でも、それでは何の解決も前進も理解もない。気鬱なことだけれど「なぜカルト宗教がこんなに多くの信者を得て、この国で大きな影響力を持つに至ったのか」について考えるべきタイミングなんだろうと思っている。 何よりも、自分自身や自分の大切な人たちがカルトの犠牲者や加害者にならないためにも、カルトの心理とそのからくりをある程度理解しておくのは、大事なことだと思う。 解説