第1回「東京建築祭」が盛況のうちに幕を閉じた。実行委員兼“準公認メディア“の責務として、初夏を思わせるメイン期間の2日間(5月25日、26日) 、足にマメをつくりつつ、できる限り多くの催しを取材して回った。 2日目の三井本館前の状況。長時間行儀よく並んでくださった皆さん、ありがとうございました! 「できる限り多く」とは言いつつ、ガイドツアーは時間が重なっているものが多く、全てを見て回ることはできない。あらかじめ事務局に取材希望を伝えるに当たり、「東京建築祭らしさとは何か」を自分なりに考えた。これまでの内輪での議論や倉方俊輔実行委員長のインタビューを思い返し、それは今風に言うと“多様性“、わかりやすく言うと“振れ幅の大きさ”なのではないかという考えに至った。 なので、この記事では、「東京建築祭ってこんなことからあんなことまで対象なのか…」と思っていただけそうな個性的なツアーを中心に振り返る。