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新潮2013年1月号269〜321ページに掲載された、 尾崎真理子「石井桃子と戦争」(前篇)を読んだ。 新潮 2013年 01月号 [雑誌] 出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2012/12/07メディア: 雑誌 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る後篇は2月号だけど、そちらはまだ未読。 この記事は前篇だけで170枚ある長篇なのだが、それでいて実は石井桃子の評伝の一部分でしかないらしい。 本稿は私の書き進める石井桃子百年の評伝の第三章にあたる。幼少期から女子大卒業まで(第一章)、文藝春秋社の新米編集者時代から『幻の朱い実』に描かれた小里文子との日々(第二章)、そして戦後の岩波書店での活躍から米欧留学、かつら文庫の開設(第四章)、そして晩年の日々(第五章)も、その評伝には含まれることになるが、まずは、『クマのプーさん』との出会いから『ノンちゃん雲に乗る』の出版まで。石井桃
エドワード・サイードの自伝を読んでいる。 いまようやく100ページを越えたくらいで、両親のエピソードと学校生活を中心に振り返っているところ。 遠い場所の記憶 自伝 作者: エドワード・W.サイード,Edward W. Said,中野真紀子出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2001/02/21メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (16件) を見る この本は大学のころに見つけて図書館で借りたのだけど全く読み終わらず、でも何か自分にとって重要なものを感じて、「いつか買って読もう」と思っているままに10年近くが経ってしまったのだが、ようやく最近Amazonのマーケットプレイスから中古でそこそこ安く手に入れたのだった。なにせ定価が4300円(税抜)なので… サイードは『オリエンタリズム』で有名な人だけど、ぼくはその本は冒頭の80ページくらいしか読んでなくて、論に惹かれたと
居酒屋なぐもんの店主がなにやら勉強したことを発表したいというので、こないだ聞いてあげてきたことの、レポートというかコメントを書こうと思う*1。 今回のテーマは「公共財」についてということだった。 これが当日のスライド。 公共財 from Tomoya Nagumo へー、という感じである。 当日はこれについてなぐもんからちょっと偉そうな口調で説明を受け(マンツーマンレッスン)、「なにか質問はありますか?」「なにか質問はありますか?」「なにか質問はありますか?」と3回くらい連呼されるので半ば無理やりながらいろいろと話を聞いたのだが、その具体的なやり取りは置いておいて、いま振り返ってみて思うことを挙げてみることにする。 問題意識はどこにあったのか 上のスライドの内容は、黒ネコと白ネコがお金を出し合って図書館を作ろうとするとどうなるのかという、簡易的なシミュレーションである。それはいい。いいのだ
もうすぐ選挙ですね。 という言葉で始めると、3年前のあの記事(きみは「めいすいくん」を知っているか)のことを思い出すわけですが、それはともかく。 選挙には、もちろん行ったことがあるし、もちろん行かなかったこともあるし、いくつかの政党の候補者に入れたこともあるし、白紙投票をしたこともあるのだけれど、何をしたらどうということもなく。 というかそもそも、選び方なんて何も知らないんじゃないかということに思い当たった。 つまり、どういうふうに情報を集めたらいいのか、何を基準にして考えたらいいのか。選挙が近くなったら、要するに、何したらええねんという、そんなごくベーシックな知識が全然欠けている。 政党や政策や争点をまとめてくれているサイトは、例えば ザ・選挙 特集:第46回衆議院議員総選挙 などがあるけど、とりあえず、どう決めたらいいのかに関する公平で方法論的な基本が自分の中にほしいと思った。 で、検
最近自転車が趣味で、 ちょっとスポーツ寄りのものを買い、 よく乗っている。 新しい趣味とかを始めたときはいつも、 とりあえず何かを買って始めたあとで雑誌や本を見て、 「ああ、これを読んでから始めたらよかった」 と思うものだということは これまでの経験からわかってはいたのだけれど、 今回も結局たいした調査もできずに買ってしまった感はある (ネットでちょこっと調べたりはしたけど)。 それは、やっぱりとりあえず早く買いたい(始めたい)のだ、 というのもあるし、あと、 どの本や雑誌が「ちょうどいい」のかよくわからない、 というのもあると思った。 大学図書館には分野別に調べ物のしかたがまとまった パスファインダーというのがあるけど、 近所の図書館にいろんな趣味の始め方ファインダーがあったら おもしろいし便利なのになーと思った。 それは書店でもいいんだけど、せっかくまとめてくれても よっぽどのマニアな
ある程度ヘビーに図書館を利用していると、どこかの図書館で借りた本を持って(というか単に読みかけの本としてかばんに入れたまま)別の図書館に行くということがある。そこで気になるのがBDS、いわゆる持ち出し防止装置である。BDSを設置している図書館では貸出のとき、出口で反応しないように処理をするわけだけど、そこでは鳴らなくなっても別の図書館に持って行くと鳴ってしまうということがたまに起こる。なぜなのかはよく知らない。BDSのメーカーの違いなのか、本に取り付けてあるものの違いなのか。 たいていは図書館に入ってからそのことに気付く。「しまった、今日は他の図書館の本を持ってる」。別に悪いことをしているわけではない。通常の手続きをもって貸出された正当な代物である。それなのになんなのこの残念なスリル。用を済ませて外に出るときが勝負、もはや一か八かの賭けである。鳴るべきか鳴らざるべきか、それが問題だ(いや圧
昨日は居酒屋なぐもんに行ってきた。夕方前、カーリルやJcrossの企画会議? が行われる一方、ぼくは部屋の奥で幼児と一心不乱にレゴを楽しむという、良い会だった。 そんななか、たしか学校図書館の話で、「先生がおすすめする本は一気に借りていかれるので、[普段からおすすめをしてもあまり本が動かない]司書としてはちょっとさみしいらしい」みたいなことが言われていて、まぁそうだよなとか、単に言われたことをやっとけばいいと思ってるだけじゃないの? とか、その場では思っただけだったんだけど(発言せず)、帰りの電車で、ジャニーズのコンサート帰りの女子たちに包囲されながら『情報の呼吸法』を読んでいたら、これってあれと似てるなあ、と思い出した。 ツイッターの場合に限ったことではありませんが、何がデマで何がそうでないか、情報の信憑性には注意が必要です。そこで僕が推奨するのは、発信している「人」を見ることです。 (
東京の街を出てきました。(私事ですが) というわけで、しばらく続いた東京ライフ、偶然に昔の図書館を見かけても今はまだ本を借りたくない、というわけでもありませんが、それぞれの場所でどんなふうに利用してきたか、ごく私的な関わりを振り返ってみたいと思います。 1.pre-Tokyo Life(千葉) 図書館で働き始めて、しばらくは千葉県内の実家に、そのあと千葉市にアパートを借りて住んでいました。 実家にいる間は地元の市立図書館と、定期券内で電車で30分ほどの千葉市図書館を主に。職場の大学図書館も結構使わせていただいてましたが。 実家の近隣の自治体は貸出の条件が在住・在勤・在学だったため(当時)、ほとんど利用せず。 千葉市に住んだときは住民票は移さなかったので、図書館の使い方もほぼ変わらずでした。 ただ、仕事のかけもちを始めたので、使える大学図書館は2つに。笑 2.Livin' up to a T
図書館の人々よ、みなさんが私の告発者にどれほど心を動かされたか、私にはわかりませんが、私には自分が誰であるかほとんど忘れさせてしまうものでした。それほどに、あの人たちは説得力のある話をしたのです。しかしほんとうのことはどうみても言っていないのです。あの人たちの話した嘘の中でも、次の嘘には全くびっくりしました。つまり、私の雄弁の力に用心し、kumoriを独占されないようにと、みなさんに言ったことです。私が口を開き、私がたいした弁舌家でないことを示してしまえばすぐに嘘だと見破られてしまうのに、こんなことを言うなんて、私にはほんとうに大恥知らずだとしか思えません。もっとも、あの人たちが、雄弁の力を真実の力という意味で使っていなければのことですが。 まぁ、それはともかく。 第十四回文学フリマに、chikumoとして参加することになりました。 これは、いつもkumoriが作っているしおりに短歌を載せ
洋書だと特に多いですが、ちゃんとした標題紙(タイトルページ)の前に、簡単にタイトルだけとか書いた紙がありますね。アレ。アレをなんと呼ぶのか。 日本語だと「扉」かな? と思って図書館用語集三訂版(日本図書館協会、2003年)を引いてみると、 前付…のひとつで、見返しの次にあって署名・著者名・発行所名などを印刷した部分。洋本の標題紙(title page)がこれにあたり、本扉ともいう。 (241ページ) とある。あれ、「扉」はタイトルページか、と思って続きを読むと、 …本扉の前に、著者・署名・叢(そう)書名程度、時には書名だけを掲げた簡単な扉(略標題紙、half title page)を置く場合、これを前扉または小扉という。 (242ページ) って書いてあった。そうか前扉か。英語だとハーフタイトルページ=略標題紙か。 Yahooで"book"を英和辞典で引いてみると出てくる図にも、"half-
和漢古書の目録をやったときに実は洋古書も混じってて、どうすんだこれ… 誰も教えてくれないし… という感じだったんだけど方々調べてとりあえずどーにかこーにか。 参考にしたものをまとめておく。 AACR2(英米目録規則第2版) いつもここから。でも英語のもすんなりは見られない。 日本語版はもう買えないけど図書館で借りられた。 1982年出版のを借りたけど、1995年のもあるのか。気付かなかった。 AACR2には「初期刊本」の項目があるのと、主要な(?)言語の数詞とか略称とかが付録でまとまっていて便利だった。 正直、AACR2にあたるって初めてだったので、普通の図書のところとかもじっくり読んだ。 「古版本の目録作成 -『稀覯書の書誌記述』に沿って-」(発表資料PDF) (一橋大学社会科学古典資料センター 床井啓太郎) AACR2の初期刊本の項目を拡張した"Descriptive Catalogi
関祐司「“検索技”を磨く時代は終わった」 (日経パソコン 4/26号 52ページ) を読む。 ネイバージャパンの方の小さな囲みコラム。 以前は、複雑なオプションを組み合わせて目的の情報にたどり着くことも多かった。だが今は、検索エンジン自体がかなり賢くなった。…もはや、ユーザーが検索技を磨くような時代ではないだろう。 ネットのユーザー層も広がった。ただ検索ボックスがぽつんと置かれているだけでは、どうしてよいか分からないという人も出てきている。検索キーワードを入力しなければ何もできないというサービスでは、使われなくなるだろう。 これはサーチエンジンの話だけど、OPAC大丈夫なのかとか思ってしまう。まぁOPACだけじゃなくて、サーチエンジン以外のデータベース検索はだいたいそうなんだけど。 「使われなくなる」というのは代替物があるからで、なければ仕方なく使うわけだよね。検索技を磨くような時代じゃな
このブログをはじめて11ヶ月ほどが経過し、いつのまにやらページビューも20000を越えました。 こんな勝手気ままなものをご覧いただいて恐縮しきりです。 うーん、もっとひっそりやっていくつもりだったような気もしますが、、、反面、時々ひろっていただくのはうれしいというのも否定できません。 いつもありがとうございます。 もともと「1年くらいは続けてみたい」と言ってはじめたものですが、もう1年くらいやってもいいかなぁという気分でいます。 今後ともよろしくお願いいたします。 さて、せっかくなので振り返りを。 書きはじめたときに考えていたのは、自分で何かを調べたりしたときとか、ニュースなどを読んで思うことがあったとき、それをメモしておくところがほしいなぁということでした。だから、別にブログでなくてもよかったかもしれないし、プライベートモードにしていてもよかったかもしれない。でもまぁ公開ブログにしておい
小林麻実「図書館とは何のために存在するのだろうか?」(pdf) (勉誠通信 第15号) を読む。 しかしたとえば、「図書館では本を読みながら食べたり飲んだりしてはいけない」というルールは、周囲の人に飲食の際に生じる音や臭いで迷惑をかけないという以上に、図書館側が書籍の汚損を恐れているという事情がある。 本を売り物にしている書店でさえコーヒーを飲みながら「座り読み」できるところも増えているのに? 借り出した本を自宅やカフェでランチを取りながら読んでいることも多いのに?実質的には意味のないルールが図書館ではまかり通っているのだ。 (3-4ページ) まぁ、あえて言ってるんだと思うけど、言い過ぎ。笑 安くはない会費を定期的に支払えるような洗練された「空気の読める」人たちばかりが集まったところから、老若男女も貧富も人格も一切問わなずにひたすら誰でも受け入れるところに向けて放たれた言葉としては、ちょっ
10日に横浜の図書館総合展に行かせてもらった。 まず13時から、 「デジタルアーカイブ時代に公共図書館はどう変わるべきか?」 を聞く。公共でまともに働いたことないけど。 主催はネットアドバンス。 席は9割方埋まってたんじゃないかな。人気フォーラム。 実況は無理だったので(携帯しかないし)、メモれた範囲でまとめとく。 まず植村さんから概要説明。 GBSとか、Kindleとか、デジタル資料が一般化してきて、10代とか見るともう読書概念も変わってきているよ、という前提で、公共図書館どうするん? っていうお話。 次に笹沼さんの発表。 「ゆうき図書館のWebサービス 〜外部情報源の活用と市民参加型サービス〜」 1.ゆうきははてなやブクログなどの外部サービスを利用しているが、サービスだけでなく外部機関が発信するデジタルデータも活用しようということになった。 2.例としては、新着雑誌記事速報(NDLのデ
神戸市灘図書館、コンビニでの資料の返却受付を開始 (CA-R) を読む。 うん、コンビニでできると便利よね。 んで、そのうち貸出もできるようになったりしてね。 予約本とか受けとるだけなら来館する必要もないわけだし。 司書の資格取るとき書いたレポートで、資料の電子化が進めば書架のない窓口だけの図書館も出てくるかもねっていうようなことを書いた記憶があって、なんとなくそれを思い出した。 電子化の進展にかかわらず、窓口を増やすってのはありなのかも。 ポストの数ほど必要なのは、小さい図書館じゃなくって、そういう窓口だったんじゃねえのってこと。 で、いまなら結構現実味もあるような、ないような(ないのか で、せっかく司書資格保持者あまってるんだから、コンビニでパートしてもらえばいいじゃん。(ナニガ
次世代OPACのお話 (かめの歩みとライブラリアン再考) を読む。 図書館には分類ごとに定番のレファレンスブックなどがあり信頼性の高い情報を得ることができるが、そこにたどり着くまでが困難。Webは探索の間口が広く手がかりを得やすいが、情報が膨大で探索はブラウジングに偏りがち。それなら、Wikipediaを仲介役にして両者をつなげよう!というような製品がリッテルナビゲーター。 … 面白そうです。ぜひ使ってみたいシステム。従来のOPACだと、ヒットしない→終わり、という残念な結果になることもありましたが、このシステムはいろんなジャンルの言葉に導いてくれそうなので、好奇心が尽きないのではないかと思います。 「従来のOPACだと、ヒットしない→終わり、という残念な結果になることもありましたが、このシステムは…」っていうのを見てあれっと思った。 これ、リンクリゾルバのアイデアとおんなじなんじゃね?
ジャーナリズムはPLoS ONEがお好き? -朝日新聞編- (かたつむりは電子図書館の夢を見るか) を読む。 朝日新聞編、と来たら、 PLoS ONEにたいして興味がなくても、(ぉぃ やっぱ他も気になるわけで。 さいわい日経テレコン21が利用できたので、 日本経済新聞(朝・夕刊)での露出をちまちまと調べてみた。 なお、雑誌の選定、期間、その他方法論(と呼べるほど偉くないが) はかたつむりの彼に準じます。 では、以下調査結果。 表. 2008.4.22-2009.4.22の期間中における日本経済新聞(朝刊・夕刊含む)への主要学術雑誌の出現頻度 雑誌名 出現頻度 Nature 51 PNAS(米科学アカデミー紀要) 27 Science 24 CELL 3 JACS(米化学会誌) 2 Physical Review Letters 1 LANCET 0 PLoS ONE 5 ※ Nature、
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