島田荘司原作の御手洗潔シリーズは、1981年「占星術殺人事件」からはじまり、総部数330万部を更新し続けている大人気シリーズ。第一作目の「占星術殺人事件」は、2014年1月にイギリスの有力紙「ガーディアン」で「世界の密室ミステリーベスト10」の第2位として認められるほどの本格ミステリー作品。和製シャーロック・ホームズとも称される天才探偵・御手洗潔が登場する小説は、中短編あわせて49もの作品があり、これまで34年もの間ファンに愛され続けている。 今回映画化となる「星籠の海」は、島田が「天才探偵・御手洗潔が国内の事件を解決する最後の作品」と宣言し、シリーズの集大成となる作品。映画化にあたって主演を務めるのは、3月放送のドラマ「天才探偵ミタライ~難事件ファイル「傘を折る女」~」でも主演を務めた玉木宏。シリーズの初映像化となった同ドラマでは、キャラクターの知的レベルが高すぎるがゆえに、原作者・島田