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喘息の長期管理薬とは? 喘息は、気道に慢性炎症が起きて狭くなっている状態です。それが引き金となって気道が過敏になり、ちょっとしたきっかけで咳や息苦しさをくり返します。 喘息の治療は、 の2つに分かれます。 発作治療に対しては、苦しいのを何とかしたいのでみなさん積極的です。一方で長期管理治療は、症状が無い状態でも継続しなければいけない治療ですので、モチベーションが続かない患者さんも少なくありません。 長期管理治療では、吸入ステロイド薬を毎日吸入することが中心です。吸入ステロイド薬は喘息の慢性炎症への効果が優れていますので、それを毎日使って炎症を抑え、発作のおこりにくい状態に整えていくことが治療の柱になります。効果が不十分な場合に、他のタイプの吸入薬や飲み薬を組み合わせていきます。 長期治療を続けることは大変ですが、お薬への理解を深めることで治療への意欲を高めていただき、より良い日常や病気の改
リフレックス(ミルタザピン)とは? リフレックス(一般名:ミルタザピン)は、NaSSA(ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ薬)に分類される新しい抗うつ剤になります。 セロトニンとノルアドレナリンの働きを高める作用のあるお薬で、 セロトニン:不安や落ち込み ノルアドレナリン:意欲や気力 といった精神症状の改善に効果が期待できます。ですからうつ状態だけでなく、不安の病気にも使われています。 リフレックスは、四環系抗うつ薬に分離されるテトラミド(一般名:ミアンセリン)が改良されたお薬になります。効果がしっかりとしており、不眠や食欲低下などのうつ状態によく認められる症状の改善も直接的に期待できるお薬になります。 その一方で眠気や体重増加などの副作用が目立ち、とくに飲み始めの眠気に耐えられるかが問題となるお薬になります。 NaSSAは現在、 リフレックス/レメロン(一般名:ミルタザ
双極性障害(躁うつ病)とは? 双極性障害とは、 エネルギーの高まった「躁状態」 低下している「うつ状態」 この2つの気分の間で波がある病気です。 このようにお伝えすると分かりやすく感じますが、実際には専門家でも判断が難しいことが多く、数年かけてようやく診断がつく方もいらっしゃいます。 躁状態では本人が苦しみや問題意識を持つことが少なく、むしろ心地よいと感じたりします。医療機関で相談されるのは、ほとんどがうつ状態になります。 双極性障害は1型と2型に分類されていますが、それは躁症状の程度によります。1型は「躁状態」と「うつ状態」、2型は「軽躁状態」と「うつ状態」で気分の波がみられます。 双極性障害には何らかの脳の機能異常があると考えられていますが、そのメカニズムは定かではありません。原因は遺伝の影響が強いとされていますが、環境やストレスなども大きな影響があると考えられています。 双極性障害で
サインバルタ(デュロキセチン)とは? サインバルタ(一般名:デュロキセチン)は、SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)に分類される抗うつ剤になります。 セロトニンとノルアドレナリンの働きを高める作用があるお薬で、 セロトニン:不安や落ち込み ノルアドレナリン:意欲や気力の低下 といった精神症状の改善に効果が期待できます。それだけでなく慢性的な痛みにも有効であることがわかっており、身体の治療薬としても幅広く使われているお薬です。 現在の日本では3剤のSNRIが発売されています。 トレドミン(一般名:ミルナシプラン):2000年発売 サインバルタ(一般名:デュロキセチン):2010年発売 イフェクサー(一般名:ベンラファキシン):2015年発売 日本では2つ目のSNRIになりますが、海外では2004年に発売となった最も新しいSNRIになります。 サインバルタはジェネリックは発
イフェクサー(ベンラファキシン)とは? イフェクサー(一般名:ベンラファキシン)は、SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)に分類される抗うつ剤になります。 セロトニンとノルアドレナリンの働きを高める作用があるお薬で、 セロトニン:不安や落ち込み ノルアドレナリン:意欲や気力の低下 といった精神症状の改善に効果が期待できます。 現在の日本では3剤のSNRIが発売されています。 トレドミン(一般名:ミルナシプラン):2000年発売 サインバルタ(一般名:デュロキセチン):2010年発売 イフェクサー(一般名:ベンラファキシン):2015年発売 日本では最も新しいSNRIになりますが、海外では1993年に発売となった古くからあるお薬になります。 イフェクサーはジェネリックは発売されていないため、現在は先発品のみとなります。ジェネリックが発売されるのはしばらく先ですが、その時には
ジェイゾロフト(セルトラリン)とは? ジェイゾロフト(一般名:セルトラリン)は、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)に分類される抗うつ剤になります。 セロトニンの働きを高める作用のあるお薬で、 セロトニン:不安や落ち込み といった精神症状の改善に効果が期待できます。 ですからうつ状態だけでなく、不安の病気にも幅広く使われています。効果と副作用のバランスが良いため、内科などでも使われることがあります。 現在の日本では4剤のSSRIが発売されています。 ルボックス/デプロメール(一般名:フルボキサミン):1999年発売 パキシル(一般名:パロキセチン):2000年発売 ジェイゾロフト(一般名:セルトラリン):2006年発売 レクサプロ(一般名:エスシタロプラム):2011年発売 日本では3つ目のSSRIとなり、2015年12月よりジェネリック医薬品も発売となっています。 ジェネリック医
エビリファイ(アリピプラゾール)とは? エビリファイは、第二世代の抗精神病薬(非定型抗精神病薬)になります。 ドパミンの量を適切に調節してくれる作用があるため、DSS(ドパミン・システム・スタビライザー)と呼ばれています。ドパミンが過剰な場合はその働きを抑え、不足している場合は働きを補ってくれるお薬になります。 このため、 統合失調症 の治療薬として開発されました。 それだけでなく、低用量では気分を持ち上げ、高用量では気分を抑える効果が期待できます。さらには気分の波を小さくして、気分や感情を安定させてくれます。このため、 うつ病・うつ状態 双極性障害(躁うつ病) 自閉症スペクトラム障害での易刺激性 の治療薬としても使われています。 現在日本で発売されているDSSは1剤となります。 エビリファイ(一般名:アリピプラゾール):2006年発売 2018年4月下旬には、エビリファイのセロトニン作用
抗うつ剤とは? こころの治療では、抗うつ剤(抗うつ薬)が良く使われます。ですが抗うつ剤といわれると、得体のしれない怖いイメージを持たれる患者さんも少なくありません。 かつては抗うつ剤も副作用が強いお薬でしたが、現在では様々な種類のお薬が発売されていて、適切に使えばメリットの大きなお薬です。抗うつ剤としては、以下のようなお薬が使われます。 SSRI :パキシル・ジェイゾロフト・レクサプロ・デプロメール/ルボックス SNRI :サインバルタ・イフェクサー・トレドミン NaSSA :リフレックス/レメロン 三環系抗うつ薬 :アナフラニール・トフラニール・トリプタノール・アモキサン・ ノリトレン 四環系抗うつ薬 :ルジオミール・テトラミド その他 :デジレル/レスリン・ドグマチール・エビリファイなど ジェネリックで処方されている方は、以下を参照ください。 パキシル:パロキセチン ジェイゾロフト:セ
睡眠薬(精神導入剤)とは? こころの病気では、睡眠が不安定になってしまうことは非常に多いです。 睡眠が十分にとれないと心身の疲労が回復せず、集中力低下や自律神経症状などにつながってしまいます。ですから睡眠を整えることは、様々な病気の治療で共通して重要になります。 睡眠薬は、睡眠導入剤や眠剤などとも呼ばれたりしますが、現在5種類のメカニズムのお薬が発売されています。 非ベンゾジアゼピン系 超短時間型:マイスリ―・アモバン・ルネスタ ベンゾジアゼピン系 超短時間型:ハルシオン 短時間型:レンドルミン・エバミール/ロラメット・リスミー・デパス・ サイレース/ロヒプノール 中間型:ユーロジン・ベンザリン/ネルボン 長時間型:ドラール メラトニン受容体作動薬:ロゼレム オレキシン受容体拮抗薬:ベルソムラ バルビツール酸系:ラボナ・イソミタール ※バルビツール酸系は古いお薬で安全性が低く、使われること
抗精神病薬とは? 抗精神病薬は、統合失調症の治療薬として開発されたお薬です。ドパミンの働きを調節する働きをもつお薬になります。 抗精神病薬には、定型抗精神病薬と非定型抗精神病薬に分けることができます。 <定型抗精神病薬> ブチロフェノン系:セレネース・インプロメン・トロぺノンなど フェノチアジン系:コントミン・レボトミン・フルメジン・PZCなど ベンズアミド系:ドグマチール・バルネチールなど <非定型抗精神病薬> SDA: リスパダール(リスペリドン)・インヴェガ(パリペリドン) ロナセン(ブロナンセリン)・ルーラン(ペロスピロン) MARTA: ジプレキサ(オランザピン)・セロクエル(クエチアピン) シクレスト(アセナピン) DSS: エビリファイ(アリピプラゾール) SDAM: レキサルティ(ブレクスピプラゾール) また持続性注射薬として、以下のお薬があります。 ハロマンス/ネオペリド
強迫性障害は、頭の中にしつこく浮かぶ不快な考えやイメージ(強迫観念)にとらわれ、それを打ち消そうとするくり返しの行為(強迫行為)が止められず、日常生活や精神状態に大きな影響をおよぼす病気です。 多くの患者さんは、その考えや行為の度が過ぎていること、生活に支障をおよぼしていることを自覚し止めようとしますが、その意志に反して強迫観念や強迫行為が続き、心身が激しく疲労してしまいます。 昔は強迫神経症などといわれていて、治療が難しいとされていました。お薬や精神療法の進歩により、少しずつ改善していける病気になっています。 強迫性障害は、WHO(世界保健機関)によって「経済損失および生活の質の低下に影響する10大疾患」の1つとされたほど、苦痛や支障の大きなものですが、なかなか治療に踏み出せず苦しんでいる人が多いです。 放置してしまうと重症化していく傾向があり、うつ状態などを合併してしまうこともあり、治
適応障害とは? 適応障害は、「環境の変化に適応できず、そのストレスによって心身に何らかの症状がおき、生活に支障がでる病気」です。環境が大きく変化したときには誰にでも起こり得る身近なもので、有病率は5~20%とも言われています。 環境の変化はささいだったとしても、その人の性質に上手く折り合わなければ強いストレスがかかり、適応障害を発症してしまうことがあります。 それは決して、本人の弱さだけが問題であるわけではありません。例えばバリバリ仕事ができる人であっても、どうしても合わない人間関係があれば、そこから適応障害につながってしまうこともあります。 自分が望むように生きていける人は、世の中でもごく僅かだと思います。職場や家庭などで様々な変化にさらされて、そこに適応していくことが求められます。 何とか適応しようと努力してもうまくいかないと、そのギャップがストレスとなります。ストレスが心身に症状をき
脂質異常症(高脂血症)とは? 脂質異常症とは、 悪玉コレステロール(LDL)の上昇 中性脂肪(TG(トリグリセリド))の上昇 善玉コレステロール(HDL)の低下 のどれかを満たした時に診断される病気です。 昔は高脂血症といわれていましたが、悪玉コレステロールや中性脂肪は高いことが問題ですが、善玉コレステロールは低いことが問題となります。そのため現在は、高脂血症から脂質異常症と呼ばれるようになりました。 脂質異常症は、症状自体はすぐには出てきません。しかし脂質異常症は、動脈硬化を悪化させる因子になります。動脈が固くなることで硬化症が進行すると、 脳梗塞 脳出血 心筋梗塞 狭心症 など脳や心臓に重篤な病気が起こりえます。これらの病気は予兆なく突然起きますし、起きてしまった場合は命に関わることも多い病気です。 そのため、これらの病気が起こる前に脂質異常症を治療することが大切になります。脂質異常症
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