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ノーベル賞
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「私はまだロシアのことを友人だとおもっています。でもこのような戦争は認められません」。北大祭最終日の6月4日(日)、講演で小泉悠さん(東京大学専任講師/軍事評論家)は強いメッセージを発しました。 小泉さんは2022年2月24日に始まったロシア・ウクライナ戦争を受けて、ロシアの軍事・安全保障の専門家としてメディアで解説を行うだけではなく、自らのTwitterでも活発に発信をしています。 学祭実行委員会企画として開催された本講演会は大きな関心を集め、事前配布の整理券はすぐになくなり、定員360人の会場は満員となりました。「ロシア・ウクライナ戦争と日本の安全保障」と題し、工学部B棟オープンホールで12時から開催された講演の概要をお伝えします。 【川本思心・北海道大学理学研究院/CoSTEP】 (工学部前には、会場前から整理券をもとめて長蛇の列ができました) 日本とロシアの関係、高まる関心 東京は
#144 数理モデルを利用して感染症を制御せよ!(2)~走り続ける医師の背中を押す歌~ 2019年09月24日 今回、私たちは「社会医学」の第一人者である西浦博さん(北海道大学大学院医学研究院 教授)にインタビューしました。前編では西浦さんに、数理モデルで感染症予防に取り組む研究についてお話しを伺いました。後編では、西浦さんの研究者として、医師としての生き様を表す歌やマラソンについて掘り下げます。 【恩田昂輝・総合理系1年/牧野日郁・総合理系1年/高橋梨緒・法学部1年】 ――西浦さんはスガシカオさんの曲が好きだと伺ったのですが 私は90年代頃、学生のときにスガシカオさんの曲に出会いました。彼の歌詞って、仲のいい人たちと、お酒片手に熱いまじめなことをぶわーって話すときの言葉に似てるんですよね。素直な感情や思いの丈が、ひとひねり加えられて表現されているんです。中には、ただひねくれてるだけの歌詞
#56 一生かけて取り組む、誰も知らない研究テーマとともに/田辺弘子さん(文学研究院 准教授)[FIKA No.12]
#122 新型コロナ対策、研究と政策現場での6ヶ月~西浦博教授ロングインタビュー~ 2020年07月31日 新型コロナウイルスによる感染症COVID-19は今現在も終息することなく、日本だけでもこれまでに約26,000名で感染が確認されています。本学の西浦博さん(医学研究院 教授)は中国で感染症が発生した直後の1月上旬から研究を開始し、厚生労働省のクラスター対策班の一員としても対応にあたりました。 次々と発生する危機的な状況のなかでデータをかき集め、COVID-19の特徴を徐々に明らかにしていく。そしてそれは直ちに国や自治体の政策へ反映されていく。このような科学と政策のあわいにある感染症の数理疫学は、じっくりと取り組む科学研究、純粋で確実な成果を論文で発表する科学研究というイメージからは遠いかもしれません。しかし、応用重視のオペレーション研究と言われるような分野もまた研究の実際の姿です。
2月末の現在、中国で発生した新型コロナウイルスが日本各地でも流行しています。本学の西浦博さん(医学研究院 教授)は、コンピュータでシミュレーションする「数理モデル」でこのウイルスの流行状況の特徴を明らかにする疫学研究に取り組んでいます。1月末から共同研究者とともに7本の論文を発表し、記者会見したりメディアの取材に対応したりして、この病気の拡大を抑える基盤となる情報を提供し続けています。 (2019年夏に取材した際の西浦さん) 得られたデータから順次結果を発表 これまでの論文の内容を紹介しましょう。2月4日発表の論文では、チャーター便3機で中国から帰国した565名の日本人の中から、新型コロナウイルスに感染し、肺炎などを起こした患者が発生したデータから、新型コロナウイルスの致死率を0.3~0.6%と算出しました1)。 時々刻々更新されていくデータを使って、病気の特徴は明らかにされていきます。中
#143 数理モデルを利用して感染症を制御せよ!(1)〜流行を予測し、社会の政策につなげる〜 2019年09月23日 感染症予防、どれくらいの人が予防をすれば、流行を食い止めることができるか。なんと数式で導くことができます。「医学」という言葉を聞くと、多くの人は、近所の内科の先生や、手術をする外科医の先生のことを思い浮かべるでしょう。こうした皆さんがよく知っている、患者さんの治療をするのが目的である医学の事を「臨床医学」といいます。一方で、社会の中で病気の原因となっているものを探り、それを無くすことが目的である医学を「社会医学」といいます。 今回、私たちはそんな社会医学の一つである「疫学」の第一人者、西浦博さん(北海道大学大学院医学研究院 教授)にインタビューしました。西浦さんの研究内容、医学の道に進んだきっかけ、愛してやまない趣味など多くの話を伺ってきました。 【種田 陸人・総合理系1年
日本に暮らす人々は、昔から多くの漢字に囲まれて生活してきました。例えば現在、中学校卒業までに学習する常用漢字は2,136字あり、パソコンで使うことのできる漢字は数万字にも上っています。また現代ではなじみがないものの、古い文献では広く使われていた漢字もあります。そんな膨大な数の漢字を対象に、その形や意味といった情報を記録する研究を続ける人がいます。文学部研究科教授の池田証壽(いけだ・しょうじゅ)さんです。一体どのような作業を、何を目指して続けているのか。そこには、人文学研究の未来を見据えた挑戦がありました。 【神田いずみ・CoSTEP本科生/文学研究科修士2年】 (取材に応じてくださった池田さん) 約900年前の字書、データベースになる。 池田さんは現在、平安時代や鎌倉時代に書かれた漢字の辞書を対象に研究を進めています。その中から、12世紀の初めに書かれた『類聚名義抄(るいじゅみょうぎしょう
北海道芦別市でティラノサウルス類の化石が発見されました。見つかったのは尾椎骨で、白亜紀後期に生息していた、体長6mほどの中型のティラノサウルス上科に属する恐竜のものだと考えられています。今回の発表は、北大の小林快次さん(総合博物館 准教授)、同研究室の鈴木花さん(理学院修士1年)、三笠市博物館の加納学館長の調査によるものです。本日10時から、記者会見が三笠市立博物館で行われました。その様子は後日掲載いたしますが、速報で概要をお伝えします。 【川本思心・CoSTEP/理学研究院 准教授】 (今回発見された化石を5方向から撮影した写真。スケールバーは5cm) <北海道大学プレスリリースより転載> ティラノサウルス大型化の進化を明らかにする貴重な資料 化石は2016年に、アマチュア化石愛好者の小川英敏さんによって三笠市の隣、芦別市で発掘されました。その後、鈴木さんを中心に、北大総合博物館と三笠市
【速報】北海道大学農学研究院 吉澤和徳さん(准教授)が2017年イグノーベル生物学賞を受賞! 2017年09月15日 ノーベル賞のパロディとして、年々注目度が高まってきているイグノーベル賞。「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」に対して与えられます。なんと今年は、農学研究院昆虫体系学研究室の吉澤和徳さん(准教授)がイグノーベル生物学賞を受賞しました。おめでとうございます!(Rodrigo L. Ferreiraさん、上村佳孝さん、Charles Lienhardさんとの共同受賞です) 受賞理由は「洞窟棲昆虫におけるメスの陰茎(ペニス)とオスの膣(ヴァギナ)の発見」。吉澤さんらは、チャタテムシの一属の交尾器がオスとメスで逆転していることを発見しました。 (トリカヘチャタテ。メスがオスに乗りかかり交尾器を挿入します) チャタテムシは、シラミに近い微小昆虫です。木の周りや岩の表面、はたまた
第137回 サイエンス・カフェ札幌「ウイスキーと、これからの林業。~お木遣い感謝いたします~」を開催します
教育活動 CoSTEPが養成する人材、それは科学技術コミュニケーターです。科学技術コミュニケーターは、科学技術の専門家と一般市民との間で、科学技術をめぐる社会的諸課題について双方向的なコミュニケーションを確立し、国民各層に科学技術の社会的重要さ、それを学ぶことの意義や楽しさを効果的に伝達する役割を果たせる人です。今日、こうした橋渡しを担う人材が、大学や研究機関のみならず、社会のあらゆる場面で必要とされています。そこでCoSTEPでは、広く社会人に開かれた人材養成プログラムを展開します。 科学技術コミュニケーター養成プログラム 学部・大学院・連携教育・オンライン教育 研究活動 CoSTEPでは、科学技術コミュニケーションの課題や現状の分析、新しい手法の開発、科学技術コミュニケーションの効果など、科学技術コミュニケーションをめぐる研究を行い、また研究を共有する場を提供しています。多様な背景を持
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