サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
大谷翔平
drunkershigh.hatenadiary.org
読書系のサイトを2つに分類する場合、「書評派」と「感想派」に分けることが多い。この分類はこの分類で納得できるが、作品を語る上でどうしても「書評」は上等で「感想」は拙いものであるような印象を受ける。他に上手い分類法はないものだろうか。 ということで考えてみた。 「紹介系」と「分析系」*1 「紹介系」は主に未読の人間を対象にしたサイトで、作品のあらすじをさわりの部分のみ載せたり点数をつけることによってお勧め度を示したりする。「感想派」と「書評派」では前者に分類されることが多い。 「分析系」は主に既読者を対象としている。作品のテーマや真相部分などネタバレにあたる内容に触れ、詳細に論じる。ネタバレ箇所を反転させたり「続きを読む」などを用いて未読者に警告を促すことが多い。比較的「書評派」よりである。 むろん、作品紹介もした上で内容について分析までしているサイトもある。したがってこの分類は右左に分けら
ミステリでは探偵の助手にあたる人物を「ワトソン訳」と称することが多い。ワトソンとは名探偵シャーロックホームズの助手をつとめた人物であることは言うまでもないことだが、物語の主役たる探偵を「(シャーロック・)ホームズ役」と呼ぶことはないのにもかかわらず、脇役で探偵の引き立て役に過ぎない助手のワトソンの名前がミステリ世界においては普遍性を有している。この人物の名称が自身の登場する作品を飛び出して他作品でも登場するのはなぜだろう。 物語上の架空の登場人物がその世界を飛び出して普遍性を有する例としては、ツルゲーネフ命名するところの「ドン・キホーテ型」と「ハムレット型」がある。広辞苑(第四版)から引用すると、前者が「ドン=キホーテのように、現実を無視し独りよがりの正義感にかられて向う見ずの行動にでる人物」のことで、後者が「ハムレットのように、思索・懐疑の傾向が強く、決断・実行力に乏しい人物」とある。こ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『drunker’s high』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く