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USB PD パワールール USB PDでは、充電器とデバイス間で互換性を確保するために電圧と電流の組み合わせが規定されています。 この電圧と電流の組み合わせはパワールールと呼ばれており、消費電力に応じて以下の表のように分類されています。 またこれ以外ので電圧にも対応させることが可能で、Optional Voltageとして 12Vの電圧に対応していることが多いです。 このように、USB PDには様々な出力電圧が存在しましすが、USBトリガーを使用すると消費電力とは関係なく所望の電圧を出力させることができます。 これは例えば、電子工作などで USB充電器を使って 9Vや 12Vを簡単に作ることができるため非常に重宝するかと思います。 購入品 今回は、Aliexpressで USBトリガーを購入してみました。1個あたり 498円と激安の商品です。 ただし送料が 500円ほど掛かっているので、
SDRとは そもそも「SDR」とは何かというと「Software Defined Radio」の頭文字を取ったもので、日本語では「ソフトウェア無線」と呼ばれています。 SDRの最大の特徴としては、従来ハードウェアで実装されていた部品(フィルタ、変調器、復調器、検波器など)がデジタル信号処理によるソフトウェアによって実装されていることが挙げられます。 つまりハードウェアの仕様範囲内であれば、プログラム次第でどのような無線システムにもなりうるということです。 モデル比較 SDRの入門機には、代表的なものとして「HackRF One」「LimeSDR」「RTL-SDR」などがあります。(スペックの詳細は、画像をクリックして確認してください) このうち初心者のわたしが購入する際の選定基準は以下の3つです。 ①送受信ができる ある程度いろいろな実験をするためには、受信機能だけでなく、送信機能もあった
高周波用の回路シミュレータ「QucsStudio」。回路シミュレータと聞くとハードルが高いように感じるかもしれませんが、決して難しくないので、ご安心ください。 動画はコチラ↓ 「QucsStudio」とは 高周波回路用の無料の回路シミュレータです。 もともとは「Qucs」というオープンソースプロジェクトで開発されていましたが、そこから派生してドイツのエンジニア( Michael Margraf 氏)が中心となって開発しています。 無料の回路シミュレータでは「LTSpice」が主流ですが、高周波を取り扱うエンジニアにとっては「QucsStudio」の方がなじみやすいと思います。 言語環境は「英語」と「ドイツ語」です。 「QucsStudio」のインストール方法 まずはサイトにアクセスしましょう。 http://dd6um.darc.de/QucsStudio/qucsstudio.html
平衡回路と不平衡回路の変換に使用されるバラン。 今回はそんなバランの「原理」について解説します。 動画はコチラ↓ バランが使用される理由 平衡回路と不平衡回路の変換は、主にアンテナと同軸ケーブルを接続するときに必要となります。 ダイポールアンテナを始めとして多くのアンテナは平衡回路に分類され、一方のエレメントがプラス、もう一方のエレメントがマイナスとなって電波を送受信します。 対して同軸ケーブルは中心導体と外導体から構成されますが、このうち外導体は基準電位となるGND、つまり電位は0Vとなっており、中心導体と電位の釣り合いが取れていない不平衡回路となります。 この平衡回路のアンテナと不平衡回路の同軸ケーブルを接続したとすると、平衡性のバランスが崩れてしまい、そのことで同軸ケーブル上にコモンモードノイズを発生させます。 このコモンモードノイズは、本来放射しないはずの同軸ケーブルからノイズが放
ノイズ対策効果の原理 フェライトコアは、空気と比較して多くの磁界を取り込むことができます。 ケーブルにフェライトコアを取り付けると、ノイズ電流によって発生した磁界を取り込んで、この磁界を熱に変換することでノイズを抑制することができます。 これがフェライトコアによるノイズ対策の原理です。 ノイズの伝導モード(取り付け方法) ノイズの伝導モードには、ノーマルモードノイズとコモンモードノイズが存在します。 「ノーマルモードノイズ」は線間に流れるノイズ成分で、「コモンモードノイズ」は複数の線を同じ向きに流れるノイズ成分です。 そしてフェライトコアにおいては、モードごとに最適な取り付け方法が異なります。 ノーマルモードノイズ対策 ノーマルモードノイズの場合は、ノイズ電流が流れる電線に対してフェライトコアを 1つずつ取り付けます。 コモンモードノイズ対策 一方でコモンモードノイズの場合は、ノイズ電流が
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