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中西俊夫へインタビューを申し込んだ。FBで食道がんだと知らされたからだ。しかし、心配する友人たちへの対応で中西家は混乱していた。時期を見て往復書簡のような形でもいいので話を聴かせて欲しい旨を伝えた。すると、どうせなら治療に入る前の方がということで急遽自宅へ。 2016年10月2日 日曜日 午後四時、中西俊夫 宅でインタビューを始めた。 M:桑原 N:中西 M 最近、元 SEALDs のラッパーの牛田君 (U.C.D)から日本のゲットーで生まれたリアルなヒップホップを聞かされ、BADHOPや「KOHH」に嵌まった。辛辣で、生で、無垢で、全部壊れていて、流れはトリップ・ホップらしいけどサウンドもよかった。 T ああ、でも今、ヒップホップに全然興味ないから…… M トシちゃんたちが始めたヒップホップ・ レーベル「メジャー・フォース」はゲットーとは無縁で直接は関係ないだろうけど、先駆者からの意見は
彼は古い粗衣を身に纏い、頭から灰をかぶった。 これは、愛する子供か配偶者を亡くした者にしか許されていない行為だった。 ここぞというときの衣装を身につけ、苦しみを演じながら、ノアは再び街に向かった。 住民たちの好奇心、悪意、妄信を、うまく逆手に取ってみせるぞと覚悟を決めていた。 ほどなく、ノアのまわりには野次馬たちが群がってきて、口々に質問を浴びせ出した。 誰が亡くなったのか、誰が亡くなったのか、と人々は尋ねた。 ノアは、多くの人が亡くなった、しかも亡くなったのはあなたたちだと答え、聴衆はこれに大笑いした。 人々がいよいよ注視し、狼狽すると、これに乗じてノアはもったいぶって立ち上がり、こう語った。 「明後日には、洪水はすでに起きてしまった出来事になっているだろう。 洪水がすでに起きてしまったときには、今あるすべてはまったく存在しなかったことになっているだろう。 洪水が今あるすべてと、これから
田中知之 VS 常盤響 田中 茂一さんが今回のタイトルに「そこはかとない」と付けてらっしゃるのがとても重要なことだと思っていて、「みんなの」反戦選曲ではなく、「そこはかとない」であることの侘び寂びがわかる人と対談したいとお返事しました。そこで、常盤くんは歳も同じだし、いろいろな活動において、「そこはかとない」感を理解されている人ではないかと思って、指名させていただきました。結局、ディクショナリーが創刊された頃と今が圧倒的に違うのは、SNSがあって、個人の自覚さえあれば、各人がメディアってことでしょう。それは、よいメディアにも悪いメディアにもなりうるわけで、例えば、311の地震の翌日に、たまたま神戸で小さなDJイベントを企画していまして、それを中止すべきかそうでないかで、すごく大変なやりとりがあって。調べてみたら関西電力と東京電力で電源がわかれているから、神戸で電力を使っても関係ないと。神戸
2015年9月10日木曜日 午後2時原宿カフェREFECTOIRE メンバー:今村幸子 / 牛田悦正 / 神宮司博基 インタビュー構成・写真:桑原茂→ ページデザイン:池上祐樹 牛田 わざわざ国会前で、「国会前には出会いを求めに来てるんですか」って質問されるんですよ。ブチ切れちゃいますよね(笑) 桑原 まあそれもあってもいいけど、副次的なことだよね。(笑) 牛田 僕らの目論見としては、実は二つあって、単純に声をあげたいっていう部分もあったんですが、もう一つは、文化を変えたいっていうか、「何がクールか」の言説自体を変えたくて。dictionaryほど先鋭的ではないけど、例えばSEALDsのパンフレットを見たときに一般の人が手にとって「かっこいい」と思えるものを意識してやっていて、その両方が重要だったのかなって。つまり、ある程度学者に認められるくらい知的に、ちゃんと勉強してステートメントを出し
このインタビューには福田和也さんの個人事務所(株)FKラボの緒形圭子さんにも同席して頂きインタビューの補佐をお願いしました。 インタビュー構成・写真 桑原茂→ / ページデザイン 小野英作 / 編集協力 株式会社FKラボ 緒形圭子 桑原 ラブ&ピースの世代は、ふわーっとしてて、毎日マリファナ吸って、そのうち平和な時代がやってくるみたいな、そんなアメリカのカウンター・カルチャーから青春が始まっています。「ラブ&ピース」を合言葉に戦争反対を唱えてきた私はいったい何者なのか?「なぜ戦争反対なのか?」地に足がついていない希薄な問いに、常に後ろめたい思いを持っていました。そこへ、福田さんが書かれた『地ひらく一石原莞爾と昭和の夢』との出会いは強烈な一撃でした。先の戦争はなぜ起こったのか? その真実を知ることになりました。戦争について、私は何も学んでこなかったと、改めて考えさせられました。友人達と勉強会
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