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グリーがグリーに「GREE」を移管 本体が持株会社化しグループ経営を行う事業再編、来年1月にグリーホールディングスに社名変更 グリーがグリーに「GREE」を移管…何のことかと思われるかもしれないが、「グリー株式会社」(市場コード3632、後株のグリー)が子会社である「株式会社グリー」(前株のグリー)に「GREE」のプラットフォーム事業と開発共通部門の一部と関連する資産や債務、契約上の地位など権利義務の一部を移管する公告を11月1日付の「官報」で掲載した。この情報自体は特別、新しいものではなく、今年8月に発表したグループ再編と持株会社体制への移行の一環として移管する旨のアナウンスを出しているものだ。 移管先となった前株のグリーは、2024年8月21日に設立されたばかりで、登記簿を取得したところ、代表取締役が藤本真樹氏、取締役が前田悠太氏と大矢俊樹氏、谷古宇高広氏が監査役となっている。後株と前
Musaがオーバーラップホールディングスの権利義務を引き継ぎ吸収合併する。オーバーラップホールディングスは解散する。あわせて資本金を4000万円、資本準備金を34億4000万円減らす減資を行うとのこと。本日10月28日付の「官報」に掲載された「合併公告並びに資本金及び準備金の額の減少公告」で判明した。 オーバーラップホールディングスは、オーバーラップなどを傘下に持つ持株会社。2022年6月に株式交換を通じて出版やアニメ、ゲームなどの企画・制作を行うオーバーラップを完全子会社とした。 また、Musaは、2022年5月に設立された会社で、他の会社の有価証券を取得・所有することにより当該会社の事業活動を支配・管理する業務を主な事業内容としている。
劇場アニメーション『がんばっていきまっしょい』櫻木優平監督インタビュー 初心者の動きを再現するため、自らボートに乗った…そのこだわりを聞いた 10月25日より公開中の劇場アニメーション『がんばっていきまっしょい』。本作は、1995 年に「坊っちゃん文学賞」大賞を受賞した同名の傑作青春小説「がんばっていきまっしょい」(敷村良子)を原作としており、自然豊かな愛媛県松山市を舞台に、ボート部に青春をかけた女子高校生たちの成長や、等身大の心のゆらぎを瑞々しく描いている。 過去には、1998 年に田中麗奈主演で実写映画化(制作:アルタミラピクチャーズ)されロングランヒットを遂げ、2005 年にも鈴木杏、錦戸亮主演でドラマ化。そして2024年、3DCGにより満を持してアニメ化を果たした格好だ。 今回は、本作の監督を務めた櫻木優平氏にインタビューを実施。数々の展開を見せてきた『がんばっていきまっしょい』を
公正取引委員会、「ホロライブ」運営のカバーに下請法違反で勧告…クリエイターに243回の無償やり直し、1年7ヶ月の支払い遅延も 公正取引委員会は、この日(10月25日)、VTuber事務所「ホロライブプロダクション(hololive production)」を運営するカバー<5253>に対して、下請法違反を認められる行為があったとし、再発防止の勧告と指導を行ったことを明らかにした。 公正取引委員会によると、2022年4月から2023年12月までの間、「VTuber動画」に用いるイラスト、動画用2Dモデルや動画用3Dモデルの作成を発注した下請事業者23名に対し、合計243回無償でやり直しをさせていたという。 例示したケースのなかには、発注書で示した仕様等からは作業が必要であることが分からないやり直しを無償で7回させ、さらに経理処理を失念し、支払期日から1年7ヶ月遅延して代金を支払ったケースもあ
バンダイナムコHD、25年3月期通期業績予想を上方修正 2Qは全ての事業が前年同期比で増収増益に 『ELDEN RING』『学マス』などが収益に寄与【追記】 バンダイナムコホールディングス<7832>は、10月23日、2025年3月期通期の連結業績予想の修正を発表、第2四半期業績が予想数値を大きく上回る見通しとなったことを踏まえ、売上高・利益ともに予想を上方修正した。 売上高1兆800億円→1兆1500億円(増減率6.5%増) 営業利益1150億円→1600億円(同39.1%増) 経常利益1190億円→1630億円(同37.0%増) 最終利益810億円→1100億円(同35.8%増) 第2四半期業績は、デジタル事業およびトイホビー事業の業績が利益率の高い商品・サービスのヒットなどにより大きく伸長する見込みのほか、IPプロデュース事業とアミューズメント事業も好調に推移し、全ての事業が前年同期
バンク・オブ・イノベーション(BOI)<4393>は、この日(10月21日)、『メメントモリ』と『幻獣契約クリプトラクト』に関して、セガより特許権侵害差止等請求訴訟を提起され、2024年10月21日に訴状を受領したと発表した。 同社は、セガより、両タイトルがセガの保有する特許権を侵害しているとして特許権についての実施権の許諾条件を提示され、協議を行ってきたが、同社の見解が原告に受け入れられるには及ばず、訴訟の提起に至った、としている。 訴えの内容は、『メメントモリ』に関するゲームプログラム等の差止請求と、損害賠償請求10億円とこれに対する遅延損害金を求めている。対象特許は、日本国特許第5930111号、日本国特許第6402953号、日本国特許第6891987号、日本国特許第7297361号、日本国特許第7411307号となる。 同社では、同社サービスが当該特許権を侵害しているとの事実はない
昭和最後のインディーゲーム編集者:アナクロ雄弁家斉藤大地がみせる“Legitimacyの極致" 中山淳雄の「推しもオタクもグローバル」第104回 本当にここは令和だろうか。昭和62年生まれの斉藤大地氏と話していると、いまも昭和99年は終わっていないと思えてくるほど、戦後日本の教養主義を背負い、その高い知性と誇りある社会意識のままに令和におりたったかのよう。そんなエリートが「ガチでゲームをつくってみた」とでもいうかのように教養とサブカルの結節点へ挑戦し、実際に世界で170万本を超える大ヒットゲームを作ってしまった。彼の人生を見るに、生きるとはそのままアートであり、誰かと出会い、対話の末に作品を残すことは、ジャンルを問わず「編集」なのだろう。元来編集者とはこういうものだったのではないか、という気持ちにさせられた。何十億とかけた巨大なゲームにも世界的にヒットするIPにも興味なく、目の前に天才か狂
バンダイナムコホールディングス<7832>と東宝<9602>は、本日(8月23日)、資本業務提携を行うことで合意したと発表した。両社の強みを活かした相乗効果によって、オリジナルIPの企画開発や映像製作、オリジナルIPの商品・サービスなどの展開を行うことで、両社のグローバル市場での成長を目指していく。 資本提携については、両社がそれぞれの株式を25億円分ずつ本日付で取得する。取得方法は東京証券取引所の立会外取引(ToSTNeT-1)での取得となり、バンダイナムコホールディングスは東宝株式の発行済み株式総数の0.25%に当たる46万株、東宝はバンダイナムコホールディングスの発行済み株式総数の0.13%に当たる83万株を取得する。 なお、この資本業務提携が、両社の今期連結業績に及ぼす影響は現時点では軽微としている。業績予想の修正など、今後、公表すべき事項が生じた場合は速やかに発表する予定だ。
radikoの2024年3月期(第14期)の決算は、最終利益が前の期比970.2%増の1億1500万円と増益を達成した。前の期(2023年3月期)の実績は、最終利益1000万円だった。8月16日付の『官報』に掲載された「決算公告」で判明した。 同社は、スマートフォンやアプリ・パソコンでラジオが聴ける無料のサービス「radiko」を運営している。
KADOKAWA、第1四半期決算はサイバー攻撃受けるも営業益85%増の60億円…電子書籍・海外成長、『ELDEN RING』DLC好調、『ダン飯』『このすば』貢献 KADOKAWA<9468>は、8月14日、2025年3月期 第1四半期の連結決算を発表し、売上高658億6000万円(前年同期比11.9%増)、営業利益60億2900万円(同84.5%増)、経常利益76億9900万円(同26.2%増)、最終利益34億5400万円(同10.1%減)だった。 ・売上高:658億6000万円(同11.9%増) ・営業利益:60億2900万円(同84.5%増) ・経常利益:76億9900万円(同26.2%増) ・最終利益:34億5400万円(同10.1%減) 第1四半期累計における業績は、売上高658億6000万円(同11.9%増)、営業利益60億2900万円(同84.5%増)、経常利益76億9900
サイバーエージェント<4751>は、この日(6月26日)。ニトロプラスの株式を取得し、連結子会社化することを決議したので発表した。個人株主4人より発行済み株式の72.5%に相当する140株を167億0400万円で7月1日付で取得するとのこと。サイバーエージェントの業績に与える影響は軽微となる見通しだが、有力コンテンツメーカーのグループ入りは長期的には大きな影響をもたらしそうだ。 ニトロプラスは、「刀剣乱舞」をはじめゲーム・アニメ・小説・イラストなど幅広いジャンルでコンテンツ制作を手掛けている。 昨今、日本だけでなく世界において、メディアミックス戦略を中心とした IP(知的財産)ビジネスは成長市場となっており、同社においても新しい未来のテレビ「ABEMA」を中心に事業展開し、2021年12月に藤井道人氏をはじめとする気鋭のクリエイターが所属するコンテンツスタジオBABEL LABEL、202
KADOKAWA、夏野剛社長のXが乗っ取られたと川上量生氏が明かす NewsPicksの報道を改めて批判 KADOKAWA<9468>取締役の川上量生氏は、6月24日、同社グループへのサイバー攻撃に絡み、夏野剛社長のX(旧ツイッター)アカウントが乗っ取られたことを自身のXで明らかにした。【追記】乗っ取りは数分間だったとのこと。 同社グループは、ランサムウエアなどによる大規模なサイバー攻撃を受け、「ニコニコ」や「KADOKAWAオフィシャルサイト」、「エビテン(ebten)」など複数のサイトにとどまらず、出版事業における受注や物流システム、経理業務にも障害が発生している。 こうしたなか、「NewsPicks」は6月22日、「【極秘文書】ハッカーが要求する「身代金」の全容」と題する記事を掲載したが、KADOKAWAは、犯人と名乗る人物のメッセージを記事に掲載したことに関して強く抗議するとし損害
KADOKAWA、サイバー攻撃に関する一部報道への抗議文を発表…「犯人」のメッセージ掲載は「犯罪者を利する」と批判、法的措置も検討 KADOKAWA<9468>は、この日(6月22日)、システム障害に関する一部報道に対して抗議文を発表した。同社社長の夏野剛氏が「Newspicks」に抗議するとしており、「NewsPicks」の掲載した「【極秘文書】ハッカーが要求する「身代金」の全容」に対する抗議であるとみられる。 発表された抗議文によると、グループへのランサムウェアを含むサイバー攻撃に関して犯人と名乗る人物のメッセージを記事に掲載したことに関し、犯罪者を利するような、かつ今後の社会全体へのサイバー攻撃を助長させかねない報道と批判し、強く抗議をするとともに損害賠償を含めた法的措置の検討を進めていく、とした。 ただ、当該記事の内容についてはコメントすることはないとし、報道された内容については肯
バンダイナムコスタジオの2024年3月期の決算は、最終損失が39億8300万円と赤字転落となった。前の期(2023年3月期)の実績は、最終利益が6億9700万円だった。安定的に黒字を計上してきた同社だが、一転して巨額の赤字を計上した。 同社は、バンダイナムコエンターテインメントの100%子会社で、家庭用ゲームソフト、モバイルコンテンツ、PCコンテンツなどの企画・開発・運営を行っている。 この期の開発実績として、『BLUE PROTOCOL(ブループロトコル)』や『アイドルマスター シャイニーカラーズ Song for Prism』『鉄拳8(TEKKEN8)』『Survival Quiz CITY(サバイバルクイズシティ) おまつり編』などがある。 業績推移は以下のとおり。
バンダイナムコオンラインの2024年3月期の決算は、最終損失が82億0100万円と赤字幅が拡大した。前の期(2023年3月期)の実績は、最終損失が39億8000万円だった。これに伴い、債務超過となっている。 同社は、バンダイナムコエンターテインメントの子会社で、オンラインゲーム事業に特化している。オンラインゲームの開発・運営からパブリッシングまで一気通貫に手掛けている。 この期は、『BLUE PROTOCOL(ブループロトコル)』をリリースしたほか、『アイドリッシュセブン』『GUNDAM EVOLUTION』『SDガンダムオペレーションズ』『ガンダムトライヴ』の運営を行った。 最終利益の推移は以下のとおり。
gumi、約80名のリストラを実施…25年4月期1Qに特別損失を計上へ 当面はリスクが大きいオリジナルタイトルの開発は行わない方針に gumi<3903>は、6月7日、約80名の希望退職者の募集を実施することを発表した。【追記】4月末現在、689名が在籍しているとのこと。海外拠点を中心に人員削減を行っていたが、国内の人員削減にも着手することになる。 同社は中期経営計画において、モバイルオンラインゲーム事業およびブロックチェーン等事業の2事業を成長領域と定め、企業成長に取り組んできた。しかし、2024年4月期においては『アスタータタリクス』の売上が想定を大きく下回ったことなどにより、親会社に最終損失59億3400万円を計上する結果となった。 市場の状況も含め厳しい環境下にあるなかで、経営の健全性を確保し、同社が持続的な成長を果たしていくためには、これまでの開発方針および体制を刷新していく必要
上野直彦氏はとらえどころがない。スポーツライターのはずが、人材ハンティングからクラブマーケティングをこなし、ブロックチェーン業界とスポーツ界をトークンエコノミーでつなぎながら、トヨタのような大企業のWeb3事業も牽引する。誰の薫陶を受けたのかと問えば、マンガ原作の大家の小池一夫と日本ロケット開発の父糸川英夫と答え、聞けば90年代プレミアリーグ創設期に英仏でクラブにインタビューをしまくっていた過去とイスラエルでユダヤの学びにどっぷり使っていた時期もある。『アオアシ』原案をつくりあげた切り口を聞こうかと始まったインタビューは作家・投資家・起業家としての過去と「調停者」としての気概へと思わぬ方向へ深まっていった・・・ ■小池一夫劇画塾の卒業生、なでしこ取材から『アオアシ』受賞に至るまで ――:自己紹介からお願いいたします。 上野直彦と申します。スポーツライターで、『アオアシ』の取材・原案協力(第
東宝、アニメスタジオのサイエンスSARUを買収…アニメ制作能力を強化、成長中のアニメ事業の拡大スピードをさらに加速へ 東宝<9602>は、この日(5月23日)、アニメスタジオのサイエンスSARUを買収すると発表した。同社代表の崔 恩映氏より全株式を6月19日付で取得して子会社化する。今回の買収を通じて、アニメーションの制作能力を強化する。直近2024年2月期決算で、アニメ事業の営業収入が90%増の462億円と大きく伸びたが、同社グループのアニメ事業の成長スピードを加速させることが狙いだ(関連記事)。 サイエンス SARU は、2013年に設立されたアニメスタジオで、制作能力を強みとして、これまで数々のアニメシリーズ、映画作品を制作してきた。 2017年公開の「夜明け告げるルーのうた」で文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞を受賞、さらに世界最大規模のアニメ映画祭であるアヌシー国際アニメ
【連載】声優ユニットP・劇団運営からプロレス団体社長に抜擢されたMr. イベント屋-岡田太郎…中山淳雄の「推しもオタクもグローバル」第95回 2023年11月にブシロード社はそのプロレス事業の大きな体制変更を発表した。元新日本プロレスの社長も歴任した原田克彦氏に代わり、ブシロード社の若干36歳の岡田太郎氏を新社長に昇格。同時に新日本プロレスの取締役にも任命。それと同時にSTARDOMの創業者でもあったロッシー小川氏が独立し新団体を立ち上げ、5名の選手が脱退を表明した。歴史をさかのぼればプロレスの歴史とはこういうものだったと思うようなムーブだが、2012年に新日本プロレスのグループ入り以降は比較的安定成長を牽引してきたブシロードとしては急激にダイナミックな体制変更となった。今回はそうした改革の根本にあった事業を、現STARDOM社長の岡田太郎氏にインタビューを行った 【目次】 ■危機に瀕した
サウジ・リサーチ&メディアグループ(SRMG)の子会社であるマンガアラビアは、日本法人「マンガインターナショナル」を設立すると発表した。この発表は、東京で開催した式典で行われ、サウジアラビアと日本の双方から出版社を含む関係機関、メディア関係者が出席した。この一歩は、国際市場への進出を目指す戦略の一環であり、日本の出版社とのパートナーシップや協定に続く歩みになるという。 マンガアラビアは「マンガアラビア(ユースおよびキッズ)」雑誌の印刷版およびデジタル版を発行している。同アプリのユーザー数は195ヵ国以上で800万人を超え、印刷版はアラブ世界の220ヵ所以上で毎月40万部以上が無償配布されている。またアラブ世界のクリエイターの育成にも注力しており、今までに170人以上の人材を輩出している。 SRMGの最高経営責任者(CEO)であるアルラーシド ジュマーナ氏は、このステップの重要性を強調し、「
【連載】クールジャパン機構は失敗したのか!? 経産省CJ課からみる政策投資の10年…中山淳雄の「推しもオタクもグローバル」第94回 クールジャパンは、2010年に経済産業省に「クールジャパン海外戦略室」が創設され、2012年12月には内閣府にクールジャパン戦略担当大臣が設置。2013年11月に日本のコンテンツやファッション・ライフスタイルの海外展開や、インバウンドを促進する政策ツールとして、株式会社海外需要開拓支援機構(CJ機構)が設立されたことから、2010年代初頭がはじまりとされる。CJ機構は、20年の期限付きで設立された官と民から資金を集めた株式会社形式の投資ファンドであり、現在までの約10年間で、投資決定実績は62件で1,426億円に上っている。このうち、すでに19件はEXIT済(売却済)で損益が確定している※1。 こうした中で、これまでの投資実損の約60億円※2の主要因は、数件の
壽屋、第3四半期決算は営業利益64%減の7億1400万円と大幅減益…美少女プラモや北米フィギュア販売不振、円安や原油高によるコスト増も収益圧迫 壽屋(コトブキヤ)<7809>は、5月15日、2024年6月期 第3四半期累計(23年7月~24年3月)の決算を発表し、売上高106億2900万円(前年同期比20.2%減)、営業利益7億1400万円(同63.6%減)、経常利益6億7200万円(同64.8%減)、最終利益4億5900万円(同65.2%減)だった。 ・売上高:106億2900万円(同20.2%減) ・営業利益:7億1400万円(同63.6%減) ・経常利益:6億7200万円(同64.8%減) ・最終利益:4億5900万円(同65.2%減) 同社では、美少女プラモデル市場の競争激化を要因としてプラモデルの売上が伸び悩んだことや北米におけるフィギュアの販売不振に加え、円安や高インフレ環境に
【連載】データ分析業界大激変。data.aiを飲み込むSensor Towerが起こす日本企業のマーケティング力革命……中山淳雄の「推しもオタクもグローバル」第93回 今一番売れているアプリは毎月いくら稼ぐのか。日本・北米・アジア各国でどのくらいダウンロードされるのか。そうした「市場データを見る」ツールとして過去10年ずっとドミナントであった(上位100社の9割が使っている)data.ai社(旧App Annie)が2024年3月にその2番手Sensor Tower社に買収された(関連記事)。デジタルマーケターであれば皆が使っているようなサービスであっただけに、界隈では衝撃とともに受け止められた「小が大を飲み込む」話でもあった。今回の買収を通じて、日本企業のデジタルマーケティングは何か変わりうるのか。ゲーム業界に長く身をおき、Sensor Towerの日本代表を務める谷内氏にインタビューを
アピリッツの『けもフレ3』、けものフレンズプロジェクトと協力して「のとじま臨海公園水族館」に対する支援金寄付を実施 アピリッツ<4174>は、配信中のフレンズたちと“わくわくどきどき探検”するRPG『けものフレンズ3』にて、けものフレンズプロジェクトと協力して「のとじま臨海公園水族館」に対する支援金の寄付を実施することを発表した。 ●支援金の寄付について 2024年5月1日18:00 ~5月4日 23:59までの期間で特定のフォトを販売し、手数料等を引いた該当フォトの売上の全額をクラウドファンディングサイト「READYFOR(レディーフォー)」にて一般社団法人日本水族館協会(JAA)より公開されている「のとじま臨海公園水族館」に対する支援金クラウドファンディングに寄付する。 クラウドファンディングの詳細については下記のURLを参照。 https://readyfor.jp/projects
個人開発者かずぽん氏、AIで生成した無限ダンジョンとモンスターを攻略する革新的RPG『無限AIダンジョン』をリリース…運用やSNSもAIが担う 個人ゲーム開発者のかずぽん氏は、AIを使った新作ブラウザゲーム『無限AIダンジョン』をリリースした。ダンジョンやモンスターをAIで生成するだけでなく、ゲームマスターとしての役割もAIが担っているとのこと。 本作はAI技術を駆使して生成した無限のダンジョンとモンスターを攻略する革新的なRPG。プレイヤーは異世界の冒険者となりAIが作り出した未知なる世界を舞台に冒険を繰り広げることができる。 【AIが生み出す無限の可能性】 このゲーム最大の特徴はAIが生成するダンジョンとモンスター。プレイヤーは毎日新しいダンジョン攻略を体験することができる。ダンジョンで取得できるアイテムやスキルもAIが生成している。さらに、ゲームマスターもAIが担っており、プレイヤー
【インタビュー】MAPPA急成長の立役者・木村誠氏が「BLUE RIGHTS」設立…「関係者がよりハッピーになる構造をつくりアニメ業界の発展に貢献したい」 『チェンソーマン』や『呪術廻戦』『進撃の巨人 The Final Season』などの人気タイトルを手がけるアニメプロダクションMAPPAの取締役兼ライツ部部長として、近年のMAPPAの成長を牽引してきた木村誠氏は、4月3日、自身のSNSでMAPPA役員を退任し、新たに「株式会社BLUE RIGHTS」を設立したことを明らかにした。 BLUE RIGHTSは、木村氏がこれまで関わってきたアニメや音楽、商品、イベント、催事、海外展開などの領域で事業を行うとのこと。今回、木村氏にインタビューを行い、独立して起業した背景や新会社の方向性、そして今後のMAPPAとの関わり方などについて話を聞いた。 ライター:ふみ丸 ■『チェンソーマン』100%
VRは2022年に2087億ドル(約30兆円)、メタバースは2030年に1.3兆ドル(約200兆円)になると言われていた時代がある。予測とは期待値であり、期待値は時にBtoBの投資を呼び込むために根拠なくメディアに煽り立てられたものであったりもする。「VR」と聞くと、私自身も事業化を検討していた時代があっただけに、そういった“負の記憶"を消し去ることができない。だがその「VRゲーム」の市場において、一社気焔をはいている企業がある。2016年設立のMyDearestだ。設立から8年、出したゲームはすべてオリジナルIP。VR冬の時代にも関わらず大手企業からの受託案件を何一つ受けることなく、ただ純粋にゲームを出し、数千円で数十万本もの世界的ヒットを飛ばしてきた純然たるVRコンテンツ企業である。これほど期待値のアップダウン激しく、激流のなかを1社単独で生存してきたベンチャーはいま一体どんな夢をみて
モバイルファクトリー、子会社Suishowの元株主で現代表取締役の片岡夏輝氏への訴訟を提起 請求金額は6億円 任意の交渉による解決は困難と判断 モバイルファクトリー<3912>は、3月19日、子会社Suishowの元株主で現代表取締役の片岡夏輝氏に対し、損害補償等請求事件を東京地方裁判所に提起したことを発表した。訴訟の提起日は2024年3月18日で、請求金額は6億円となる。 同社は、Suishowの株式を取得するにあたり、2023年5月30日付で、同社の元株主であった被告である片岡夏輝氏らとの間で株式譲渡契約を締結し、2023年6月12日付でSuishowを子会社化した。 片岡氏は、この株式譲渡契約において、Suishowに関する事項が真実かつ正確であることについて表明保証を行っていたが、2024年1月30日付「(開示事項の経過)当社子会社に関する今後の対応について」に記載のとおり、同社は
【連載】印刷会社が英国アニメイベントを買う。エンタメに形を与えるHYPER JAPANの挑戦…中山淳雄の「推しもオタクもグローバル」第89回 日本アニメに関わるイベントは毎年7月のAnime Expoを代表に、この20年間でアメリカだけでも50以上、それも数万人から数十万人規模に及ぶレベルにまで成長してきた。コロナの3年間でほとんどが一時停止状態となったが、2023年から再開されると2019年にも増してこの3年間動画配信だけでファンになったユーザーが殺到しはじめている。いま日本アニメはこれまで以上のブーム期にあるなかで、「アニメイベント」の重要性が改めて問われている。とはいえ、「海外の」アニメイベントはあくまで現地事業者がそれぞれの事情で行い、数名~数十名規模のベンチャーばかりの事業としては不安定なものにすぎない。そこに対して2024年2月、イギリスのアニメイベントHYPER JAPAN(
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