13日、神田ロータリークラブで「中国の市民社会化と日本観」と題したトークを行いました。関係者の方々、ありがとうございました。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 反日デモに関して、ぼくの見方を記します。 (1)基本的に拙著『反日、暴動、バブル 新聞・テレビが報じない中国』で示した考え方を変えるつもりはなく、一連の反日の動きは「政府と一線を画した、いびつな民間運動」だと考えます。今のところこの見方を変える現象には出会ってません。 (2)05年と比べると、反日行動に批判的な意見がみられることは大きな違いで、中国の中で相対化されつつあると言えます。 (3)ただし、そのことは反日行動の鎮静化を意味するものではなく、激しい行動が局地的に起きる可能性はむしろ大きくなるかもしれません。たとえば05年の反日デモでぼくはデモ隊の前で日本