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都知事選
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1961年の登場以来、世界中で長きにわたり愛され続けているギブソンSG。その逸話や魅力を、ギタリストとの物語をとおしてお届けする“ロックの歴史を作り上げた、伝説のSG特集”。第4回は、ブラック・サバスのトニー・アイオミ。彼とギブソンSG&SGタイプの物語をお届けしよう。 文=細川真平 Photo by Ian Dickson/Redferns 偶然手に入れることが出来た左利き用のSGスペシャル ロックの楽曲において、リフの重要性は言うまでもない。リフこそがロックをロックたらしめていると言っても過言ではないほどだ。 だからこそ、ロックの名曲と名リフは切っても切れない関係性があるが、ブラック・サバスの楽曲群は、レッド・ツェッペリンと並ぶほどに名リフの宝庫と言っていいだろう。 リフ・メーカーとしてのジミー・ペイジとトニー・アイオミを大雑把に比較すると、ペイジのリフには躍動感があり、アイオミのリフ
作曲では、コード進行のパターンを多く知ることが有利 | ギター作曲100の裏ワザ:005 2024-06-11 ギタリストならではの、目からウロコな作曲法があふれ出す! 文:いちむらまさき イラスト:花くまゆうさく *この記事は書籍『ギター作曲100の裏ワザ 知ってトクするおもしろアイディア&ヒント集』(2010年/リットーミュージック刊)の内容を転載したものです。 コードってたくさん知らないといけない? ➡ 「コード進行」をたくさん知ってた方がいい すべてのメロディには、コードを付けられます。あなたの作った楽曲を人に発表するには、コード進行はほぼ不可欠だと思ってください(コード概念のない曲もありますが)。「コードを全部覚えるの?しんどそう……」と思ったあなた。大丈夫、コードは暗記物ではありません。コードは無数にありますが、それを丸暗記する必要はないのです。必要なのは、コードの持つルールを
1961年の登場以来、世界中で長きにわたり愛され続けているギブソンSG。その逸話や魅力を、ギタリストとの物語をとおしてお届けする“ロックの歴史を作り上げた、伝説のSG特集”。第2回目はザ・フーのピート・タウンゼント! 文=細川真平 Photo by David Warner Ellis/Redferns 1968年〜1972年ごろに使用した、ギブソンSGスペシャル 筆者が中学生のとき(昭和50年代頭という古い話で恐縮だが)、ギター雑誌にザ・フーのピート・タウンゼントの紹介が載っていて、そこには“彼がすべてステージで破壊したため、イギリスにはギブソンSGはもう残っていない”と書かれていて、驚きながら感心(?)した覚えがある。もちろん与太話だが(昔のギター誌にはけっこう眉唾物の話が載っていたものだ)、妙に納得させてしまうところがさすがピートだし、かなりの数のSGを(ほかのギターもだが)彼が破壊
毎週、1人のブルース・ギタリストに焦点を当てて深掘りしていく新連載『ブルース・ギター・ヒーローズ』。今週からアルバート・キングがスタート! まずは、頑固一徹のプレイ・スタイルを貫くこととなる巨人が、先輩格のB.Bキングに照準を合わせるところまでを見てみよう。 文=久保木靖 Photo by David Redfern/Redferns/Getty Images 右利き用ギターをそのままひっくり返して弾く豪快さ 弦が切れればステージでの演奏中でも堂々と張り替える、音が気に入らないとアンプのつまみをすべて最大にする、靴を履き替えるようにバンドのメンバーを入れ替える、ズボンのウエストバンドには45口径のピストルが……とにかく豪快ネタには事欠かないアルバート・キング。 プレイもとにかくシンプルかつダイナミックで、スティーヴィー・レイ・ヴォーンがデヴィッド・ボウイの「Let’s Dance」で見せた
アニメ『ガールズバンドクライ』の河原木桃香を演じる、ギタリスト/声優の夕莉インタビュー【後編】 2024-05-27 Pops Rock 4月から放送のアニメ『ガールズバンドクライ』は、高校を中退した主人公が5人組バンドを結成し、夢を追いかけていく熱い音楽ストーリー。ここでは河原木桃香役として声を演じるギタリスト/声優の夕莉(ゆり)のインタビュー後編をお届けしよう。今回は愛用しているギター本体や足元のエフェクター類の話題と、4月にリリースされたアルバムについて! 取材/文=鈴木健也 写真/イラスト提供=東映アニメーション 夕莉が声を演じる河原木桃香。バンドのリーダー的存在のギタリストだ。/©東映アニメーション ソロじゃなくてもサウンドで主張していたりとか、どの曲にも必ず輝くパートがあると思っています。 3月16日に横浜1000 CLUBで行なったワンマン・ライブ『1st ONE-MAN L
2024年5月7日に逝去したスティーヴ・アルビニ。生涯オルタナティブを貫き続けた彼が愛用したギター、アンプ、エフェクターといった機材から、そのオリジナリティの源を探っていく。 文=村田善行 写真=Michael Ochs Archives/Getty Images “かなり偏屈な変人”、というイメージがついて回るスティーヴ・アルビニだが(有名な『恐怖の社会復帰講座』を読めばそう思わざるを得ない)、実際には物静かで、ハードコアで、インテリジェンスな人だったという。攻撃的な発言や、そのエキサイターをかましすぎたようなアウト・オブ・フェイズのギター・サウンドや、紙ヤスリのようなノイズは、1つの側面にすぎない。 猫を愛し、何年もの間クリスマスには貧困世帯への援助を続けていた。……若いバンドマンにも大物ミュージシャンにも同じように対応し、自分が“クソだ”と思う世界には容赦なくツバを吐く。知れば知るほ
“ブルース・ギターの常套句”となったB.B.キングの必殺フレーズ。|連載 ブルース・ギター・ヒーローズ 2024-05-21 Blues Legends 毎週、1人のブルース・ギタリストに焦点を当てて深掘りしていく新連載『ブルース・ギター・ヒーローズ』。今回はB.B.キングが使う定番ギター・フレーズをモチーフにした譜例をご紹介。“ブルース・ギターの常套句”とも呼ばれる、黄金の必殺技をマスターしよう。 文/譜例作成:久保木靖 Photo by Leni Sinclair/Getty Images
アニメ『ガールズバンドクライ』の河原木桃香を演じる、ギタリスト/声優の夕莉インタビュー【前編】 2024-05-20 Pops Rock 4月から放送のアニメ『ガールズバンドクライ』は、高校を中退した主人公が5人組バンドを結成し、夢を追いかけていく熱い音楽ストーリーだ。その作中で、主人公にバンドを始めるきっかけを与えた重要キャラクターが、ギタリストの河原木桃香である。ここでは、河原木桃香役として声を演じるギタリスト/声優の夕莉(ゆり)に、ギターを始めたきっかけや『ガールズバンドクライ』プロジェクトに参加した経緯などを語ってもらった。 取材/文=鈴木健也 写真/イラスト提供=東映アニメーション 部活ではギターを全然弾けなかったので、1人で“弾いてみた動画”を始めて、ネットに上げていました。 まずはギターを始めたきっかけを教えていただけますか? 夕莉 中学3年生の時に高校をどこにするか進路で悩
2024年5月7日、スティーヴ・アルビニが心臓発作により、61歳という若さでこの世を去った。10年ぶりとなるシェラックの新作『To All Trains』のリリースを翌週に控えており、バンドはツアーの準備をしていたという中での悲しいニュースだった。彼はギタリストとして唯一のスタイルを打ち出していただけではなく、レコーディング・エンジニアとしてニルヴァーナの『In Utero』やピクシーズ『Sufer Rosa』なども手がけ、USオルタナティブ・ロックの土台を築き上げた偉人である。本記事では、彼が生涯貫き通した揺るぎのないオルタナティブな哲学を紹介する。 文=村田善行 写真=Paul Natkin/Getty Images 繊細な部屋鳴りまでも収める 優れたレコーディング・エンジニア スティーヴ・アルビニのことを知らなくても、90年代初頭あたりのアメリカン・アンダーグラウンド・ロックを聴いて
「いとしのレイラ」を奏でた、エリック・クラプトンの1956年製ストラトキャスター“ブラウニー” 2024-04-03 Blues Legends Rock エリック・クラプトンとストラトキャスターとの蜜月の関係──その始まりとも言える1本が、2トーン・サンバーストの1956年製ストラトキャスター=“ブラウニー”だ。初のソロ・アルバムやデレク&ザ・ドミノスの不朽の名盤『いとしのレイラ』を彩った伝説のギターについて、その詳細をじっくりと見ていこう。 文=細川真平 Photo by Koh Hasebe/Getty Images エリック・クラプトンを魅了した“ソフトV”ネック エリック・クラプトンは、1967年5月7日にロンドンの楽器店、サウンド・シティ(Sound City)で56年製のサンバースト・フィニッシュ/メイプル・ワンピース・ネック指板のストラトキャスターを400ドルで購入する(イ
若き超絶ギタリスト=森 大翔が語る、ギターの楽しさを詰め込んだ1st作『69 Jewel Beetle』 2023-07-14 Pops Progressive Rock ポリフィアやCHON、Ichika Nitoやマテウス・アサトなど、新世代のテクニカル・ギタリストたちに影響を受けた森 大翔。10代にして世界レベルのテクニックを身につけた彼が、その技術やセンスを存分に発揮しながらも見事に“ポップス”へと昇華させた1stアルバム、『69 Jewel Beetle』を完成させた。今回は、その会心の作品で聴けるギターについて、森にたっぷりと語ってもらおう。 インタビュー=福崎敬太 写真=瀬能啓太 故郷を思い出しながらギターを弾く時間を確保しているんです デビュー・アルバム『69 Jewel Beetle』は歌モノのポップスとしてはかなりギター度が高い、我々としては大歓迎な1枚です。ギタリスト
ギブソンが“セオドア・スタンダード”を発売 テッド・マッカーティ考案のギターをレギュラー・ラインで製品化 2024-03-29 ギブソンより新製品“セオドア・スタンダード”(Theodore Standard)が発売された。 セオドア・スタンダード。中央の3本が完成品で、両側は塗装前のもの。 本モデルは、ギブソンの伝説的な元社長であるテッド・マッカーティが1957年にスケッチしたデザインを、現代の技術によって製品化したギターだ。 そのコンセプトは、2022年3月に限定モデルとして発売され、完売したギブソン・カスタムショップの“セオドア”と同様だが、今回の“セオドア・スタンダード”はギブソンUSA製で、なおかつレギュラー・ラインでの製品となる。 ちなみにスケッチが描かれた1957年の翌年には、ギブソンからフライングV、エクスプローラー、ES-335などの有名なモデルが発売されている。 では、
エリック・クラプトンにとって、フェンダー・ストラトキャスターとはどんな存在なのか 2024-03-26 Blues Legends Rock キャリアの初期には様々なギブソン・ギターを愛用したエリック・クラプトンだが、ソロ転向後の彼のそばには常にストラトキャスターがあった。今回はエリックがストラトキャスターを相棒として選んだ理由や、その切っても切り離せない関係性について深く考えてみたい。 文=細川真平 Photo by Ian Gavan/Getty Images なぜ初期にストラトキャスターを選ばなかったのか エリック・クラプトンは、ブルース・ブレイカーズ時代(1965〜66年)にギブソン・レス・ポール・スタンダードを使用し、ロック・ギター・サウンドの基礎を作り上げた。そして、その後のクリーム(1966〜68年)では、レス・ポール・スタンダード/カスタム以外にも、SGやES-335やファ
「こんな練習方法や考え方があったのか!」……読むだけで上達する魔法のギター講座 文:いちむらまさき イラスト:花くまゆうさく *この記事は書籍『ギター上達100の裏ワザ 知ってトクする効果的な練習法&ヒント集』(リットーミュージック刊)の内容を転載したものです。 小さな円、大きな円 音楽で最も大切なことはテンポとリズム、つまり時間です。時間は、譜面や図版で表わすには横に表示しますが、演奏時には、頭で“円”をイメージしましょう。小さなリズムの円をくり返すと共に、大きなリズムの円を回転させます。これが連動して、同時に回転しているわけです。ここにヒントがあります。 例を出すと“16ビートをプレイする際には1小節ごとの大きな円を意識する”、“4拍子をプレイするには16分音符の小さな円を意識する”ということです。簡単に言えば、小さな円と大きな円を同時に感じる、もしくは、プレイに対比する円を意識すれば
a flood of circleの新作『花降る空に不滅の歌を』に見る、 佐々木亮介&アオキテツの洗練されたロック・ギター哲学 2023-03-27 Rock Rock 'n' Roll 2006年の結成以来、無骨でストレートに響くロック・サウンドを武器に、精力的な活動を続ける実力派ロック・バンド、a flood of circle(AFOC)。彼らが最新アルバム『花降る空に不滅の歌を』を完成させた。フロントマンである佐々木亮介(vo,g)が、“歌っている人の唾が飛んできそうな生々しい作品にしたかった”と語るように、バンドマンとして死ぬまで音楽をやり続けていくという決意が込められた歌詞の世界観を、表情豊かなロック・サウンドで彩った快作に仕上がっている。注目の最新作について、佐々木とアオキテツ(g)に制作をふり返ってもらった。 取材・文:尾藤雅哉(ソウ・スウィート・パブリッシング) アルバム
レジェンドらを魅了したギルド・エレキの代表格 1960年に誕生以来、バディ・ガイやデイヴ・デイヴィス(ザ・キンクス)、トム・フォガティ(CCR)などを魅了してきたギルド・エレキ・ギターの代名詞的存在=スターファイアー・シリーズ。ダブル・カッタウェイのセミアコ仕様である本器は、ピックアップに自社製ハムバッカー2基をマウント。ビンテージ・ライクで芳醇なギルド・サウンドを味わえる。ネックは薄めのUシェイプ仕様で、オリジナルのビブラート・テイルピースもクールだ。 『The Kink Kontroversy』(ザ・キンクス/65年)のジャケットに写っていて、憧れたスターファイアー。これもまさに60年代のガレージ・サウンドが出ますよ。さらにニッチに言えば “1964~66年”の音に近いですね。 67年になるとジミヘンやクリーム、ジェフ・ベック・グループなどの時代になって歪みの質が変わりますけど、それ以
ストラトキャスター70周年の記念動画で10人のギタリストが「Voodoo Child」を熱演! 2024-03-15 フェンダーのストラトキャスターが、今年で生誕70周年を迎えた。 フェンダー ミュージカル インストゥルメンツ コーポレーションは、この2024年を「The Year of the Strat(ストラトキャスターの年)」と位置づけ、「Forever Ahead Of Its Time(いつも先駆け。これまでも、これからも。)」をテーマとした各種のキャンペーンを展開している。 今回はその中から、世界を対象としたグローバル・キャンペーンを2つ紹介しよう。 動画 「Voodoo Child: Forever Ahead of Its Time」 先頃YouTubeで公開された「Voodoo Child: Forever Ahead of Its Time」は、現代の音楽シーンを象徴
Echopark Instruments/Custom Guitar カスタム・モデルのメイン・ギター 今回の来日公演で最も登場した、トロイのメイン・ギター的存在。以前、Echoparkからシグネイチャー・モデルとして登場したDe Leonとも近いスタイルだが、本器はメイプル・ネックにローズウッドもしくはパーフェロー指板、アルダー・ボディというスペック。ボディ形状はレオ・フェンダーが製作したもののテンプレートとのこと(※先日公開のインタビュー記事を参照)。 フロント・ピックアップがArcane 3×3 Humbuckerなので、おそらくリアにはArcane 50EXPもしくは51 EXPが搭載されていると推測する。チューニングはおもに全弦2音下げ(F-A♯-D♯-G-C)で使用され、ジョシュ・オム(vo,g)のミッド・レンジの塊のようなサウンドに対して、キレのあるカウンター・トーンを加えて
ブライアン・メイが初めて手にしたギターの修復作業を、ビルダーのアンドリュー・ガイトンが語る 2024-03-05 Pops Rock クイーンのブライアン・メイにとって初めてのギターが、オランダのギター・メーカーであるエグモンド製の1本だった。友人との交換でブライアンは一度手放したのだが、のちに彼のもとに戻ってくることに。しかし彼が再び手にした時には、塗装が剥がされた状態であった。これを修復したのが、ビルダーのアンドリュー・ガイトン。今回はアンドリューに、その修復作業を振り返ってもらった。 質問作成=ashtei 翻訳=トミー・モリー 写真=本人提供 ギター・マガジン2024年3月号 『特集:ブライアン・メイ(クイーン)』 ギター・マガジン2024年3月号では、アンドリュー・ガイトンがレッド・スペシャルの実器を解析した際のことを回想したインタビュー記事を掲載。 貴重な体験談と、彼だからこそ
忌野清志郎(1951年 – 2009年)が愛用した1963年製のエスクワイヤーを再現したモデル“Kiyoshiro Imawano 1963 Esquire Journeyman Relic”が、フェンダー・カスタムショップより登場し、その受注販売が2024年3月5日(火)に開始された。 ▲Fender Custom Shop/Kiyoshiro Imawano 1963 Esquire Journeyman Relic 1963年製のフェンダー・エスクワイヤーは、清志郎が所有したギターの中でも最もアイコニックな1本だ。 ▲1963年製のフェンダー・エスクワイヤーを弾く忌野清志郎 このギターは、もとは春日博文(カルメン・マキ&OZ、RCサクセション、東京ビビンパクラブ)がロサンゼルスで入手したものだが、その後に清志郎が譲り受け、一時期は仲井戸”CHABO”麗市(古井戸、RCサクセション、麗
これからの羊文学のサウンドを彩る、新たなメイン・ギター 塩塚がフェンダー・アーティストとしてパートナー・シップを結んだ記念に購入した、カスタムショップ製のジャガー。ライブでは、激しさよりも奥行きが欲しい時に本器をチョイスするそうだ。メインのピックアップ・ポジションはセンター&フロントのミックス。なお、チューニングはレギュラーで、弦はエリクサーのOptiweb(.010-.046)を使用。 塩塚モエカのコメント 何本も試奏をして、“凄く良い音だ!”と一瞬で思いました。自分がカスタムショップ製のギターを持つとは思っていなかったので、身が引き締まります。 音色は、もう1本のジャガー(フェンダー/American Vintage ’65 Jaguar)と比べて上品な感じです。 お気に入りポイントは、ヘッドの部分もボディと同じように塗装されているところ(マッチング・ヘッド)。“チルめ”な音楽を演奏し
大澤敦史が語る、打首獄門同好会の新作『ぼちぼちベテラン』 プレイヤーとしての“遊び”と、“質”の追求 2024-02-28 Hard & Heavy Rock 2024年に結成20周年を迎えた打首獄門同好会が、新年早々にアルバム『ぼちぼちベテラン』を発表した。ヘヴィ・ロックを軸にしつつも、様々なジャンルの要素を散りばめた、バラエティ豊かな楽曲が並んでいる。 今回は、ギター・ボーカルを務める大澤敦史に、20年でのギタリストとしての変化や新作のギター・アレンジ、そして本サイトの読者であれば黙っちゃいられない「少年よ、君に伝えたい事がある」の歌詞について話を聞いた。 インタビュー=福崎敬太 俺たちが聴かせたいのは曲であり、音楽は伝わらないと意味がない 『ぼちぼちベテラン』は結成20周年を記念するアルバムです。この20年でギターはどう変化してきましたか? 20年を経て、考え方がだんだんと渋くなって
2024年に結成20周年を迎えた打首獄門同好会が、新年早々にアルバム『ぼちぼちベテラン』を発表した。そのレコーディングでギター・ボーカルの大澤敦史が使用したギターを含め、彼の所有器4本を紹介しよう。 文=福崎敬太 写真=星野俊 1ピックアップ&1ボリュームの“漢”仕様! 2023年11月に完成したばかりの新たなメイン・ギターは、後述する旧メイン同様、1ピックアップ&1ボリュームという潔い仕様。ボディがアルダーでネック&指板がメイプルという材構成だ。左手首に負担の掛からないグリップ角度と右手の演奏性を両立するため、ボディ裏のコンターをなくし表のエルボーカットを細かく調整したそう。 最大の特徴はEverTuneブリッジの搭載で、これによりピッチの正確さが向上。そのため、新作『ぼちぼちベテラン』に収録された、すでにレコーディングが終わったリリース済みの楽曲も、ギター・パートは本器によって再録音さ
こちらもネックとボディ・バックはステイン仕上げで、メタリックなトップとは対照的だ。 ネック材はメイプルで、シェイプは薄めの“U”。 ピックアップは、クリーム色のインサートを持つP-90Eシングルコイルを2基搭載。 テイルピースにはBigsby B70ビブラート・テイルピースが採用されている。 指板の仕様、ハードウェアのカラー、コントロールの構成は先の“Jet Single-Cut”と共通で、こちらもまたエレガントな外観のギターに仕上げられている。 GRETSCH Electromatic Pristine LTD Jet Single-Cut with Bigsby 【スペック】 ●Body Material: Mahogany ●Body Finish: Gloss ●Neck: Mahogany, Thin “U” ●Neck Finish: Gloss ●Fingerboard: L
「こんな練習方法や考え方があったのか!」……読むだけで上達する魔法のギター講座 文:いちむらまさき イラスト:花くまゆうさく *この記事は書籍『ギター上達100の裏ワザ 知ってトクする効果的な練習法&ヒント集』(リットーミュージック刊)の内容を転載したものです。 ギターを選ぶ場合、最終的には“気に入ったギターが最高”なわけです。 “高額ギターは良い音がする”、“安いギターは作りが悪い”という可能性が多少ありつつ、“高額ギターが良い音がするとは限らない”、“安いギターだが自分の好きな音が出る”、“昔から憧れていたギターを入手したので愛着がわき練習する時間が増えた”、“安いギターを買ったらチューニングが合わないので弾く気が起きない”、“弘法は筆を選ばず”などの考え方が出てきます。 この本を読んでくれているあなたは、すでに1本は持っているでしょう。そこで、2本目以降は慎重に選びたいものです。 個
2023年10月に東京ドーム・シティ・ホールで行なわれたテデスキ・トラックス・バンドの来日公演で、デレク・トラックスのサウンドを生み出した、アンプとエフェクターを紹介しよう。話題となったBOSSのルーパーの用途についても解説! 文=福崎敬太 撮影=小原啓樹 協力=トミー・モリー Derek’s Amplifiers デレク・トラックスのアンプや足下のセッティングは、以下の写真のとおり。アンプごとにそれぞれ紹介していこう。 ①Alessandro/AZZ(Prototype) メイン・アンプはお馴染み、アレッサンドロのAZZ(プロトタイプ)。ほぼすべての楽曲が本機によるサウンドでプレイされた。ツマミのセッティングは以下のとおり。 チャンネル:VIBRATO 1BRIGHTスイッチ:ONVOLUME:7TREBLE:8MIDDLE:4BASS:3REVERB:3.5SPEED:0INTENSI
ギタマガの大ヒット特集『進撃のジャズファンク』がついにムック化! ジャズファンク・ギターに特化した世界初の書! 2024-02-16 Jazz 本書は、ギター・マガジン2017年3月号『進撃のジャズファンク』と、ギター・マガジンWEBの連載『進撃のジャズファンク外伝』を1冊にまとめ、さらに新たな記事を追加したムック本だ。 登場するのは、グラント・グリーンやメルヴィン・スパークス、ブーガルー・ジョー・ジョーンズ、ジョージ・ベンソンといったジャズファンクの顔役ギタリストから、フレディ・ロビンソン、カル・グリーンのようなややマニアックな隠れ名手まで、総勢11人のゴキゲン・ギタリストたち。 それぞれ一人一人のバイオグラフィ、使用ギター、名盤、プレイスタイルなどを徹底解説している。 新規コンテンツの目玉の1つとなるのが、70年代ファンク/レアグルーヴを象徴するバンドの1つであるFunk Inc.のギ
「こんな練習方法や考え方があったのか!」……読むだけで上達する魔法のギター講座 文:いちむらまさき イラスト:花くまゆうさく *この記事は書籍『ギター上達100の裏ワザ 知ってトクする効果的な練習法&ヒント集』(リットーミュージック刊)の内容を転載したものです。 ギターは、手だけで弾いていると考えていては、なかなか上達しません。リラックスしたプレイをするには、体全体をストレッチすることも重要です。ギターに触る前に、肩を回す、首を左右に曲げたり半回しする、あるいは深呼吸するなど、肉体をリラックスさせてから練習し始めるというのも効果的です。 なお、上達したいという思いに年齢は関係ありません。あなたが今20歳だとして、20年後の40歳になっても、きっとギターをプレイしているでしょう。実際、現在40歳の人も“上達したい”と思っています。そうした長い目で考えると“ヨガ”、“ウォーキング”、“ジム通い
シャーベルより、レリック加工を採用したSan Dimas Style 1が3カラーで登場 2024-02-15 シャーベル(Charvel)のPro-Modシリーズのラインナップに、レリック加工を採用したモデル“Pro-Mod Relic San Dimas Style 1 HH FR PF”が加わった。 カラーはWeathered Black、Weathered Orange、Weathered Whiteの3色。
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