最初に断らせていただくが、死刑についての私の考えはまとまってはいない。にもかかわらず、今日このエントリーを書こうと思ったのは、「アルバイシンの丘」の昨日のエントリーがきっかけだ。「死刑考③ 光市事件」というタイトルで書いておられる。 私は本村氏には共感できない 光市の事件はよく憶えている。強烈に印象に残っているのは、おそらく多くの方も同じだと思うが、事件の内容よりも被害者家族の記者会見のほうである。これについては、私も自分の意見を書いた。 「アルバイシンの丘」のpapillon9999さんをはじめ、犯罪被害者遺族の本村氏の意見に共感を持った人は多いようだ。だが私は違う。私は彼に共感できない部分がある。それがどういうことなのか、「アルバイシンの丘」の上記エントリーを拝見してはっきりした。以下、それについて述べたい。 本村氏は次のように発言していたらしい。 死刑は廃止してはならない。死刑の意味