三国志の戦場では、都市はすべて城壁で囲まれているので、無血開城以外は、すべて攻城戦を行う事になります。この事は欧州の戦争とよく共通している点と言えるでしょう。 攻城戦の技術が最初に頂点に到達したのは、中国が7つの強国に分割され天下統一を巡り争った春秋戦国時代で内戦の時代でした。それから、400年の漢帝国の太平を経て、再び国家が内乱状態になった三国志の時代、攻城戦のテクニックは再び磨かれていくのです。 監修者 kawauso 編集長(石原 昌光) 「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメデ