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丸井今井函館店(函館市本町32-15)が、数年後には百貨店事業から撤退、建て替え再開発によって商業施設を含む複合ビルに生まれ変わるもようだ。2年ほど前から親会社を含めて検討しているようで、市内経済界では百貨店事情の撤退は、既定路線と受け止められている。(写真は、丸井今井函館店) 丸井今井函館店は、三越伊勢丹ホールディングス(本社・東京都新宿区)の子会社、函館丸井今井(同・函館市)が運営。元々は、北海道地場資本の丸井今井(同・札幌市中央区)の前身が、1892年に「函館丸井今井呉服店」としてスタートしたのがルーツ。1923年に百貨店事業を開始、1969年に本町に移転新築、現在に至っている。敷地面積は約4000㎡、鉄筋コンクリート造、地下1階、地上7階建て、延べ床面積は約2万5500㎡。 2009年に丸井今井が民事再生により、三越勢丹HD傘下に入り、札幌の丸井今井本店は札幌三越と合併して札幌丸井
北海道新聞は、年内にも夕刊を廃止する方向だ。用紙代や電気代が高騰しているほか、販売店での人手不足も影響しているため。北海道新聞社は、本サイトの夕刊廃止の質問について、「決まっていることは何もありません」(経営管理局)としているが、2023年9月という情報も出ている。(写真は、北海道新聞の夕刊) 北海道新聞の夕刊は、かつて70万部を超えた時期もあったが、現在は25万部に減少している。地方紙や全国紙で夕刊廃止が広がっており、今年になってからも静岡新聞のほか毎日新聞、朝日新聞が東海3県で夕刊を廃止した。そうした中、北海道新聞の夕刊25万部は、全国の地方紙や県紙の朝刊の部数とほぼ同じで、地方紙の夕刊としては最大の部数を持つ。 ただ、夕刊の一版化によって、知床・観光船事故の船体引き揚げ途中での海中落下や安倍晋三元首相の銃撃事件が、当日に掲載できないという事態も発生している(安倍元首相銃撃は一部地域の
寒冷地の北海道で栽培することは不可能とされてきた、酒米の王様「山田錦」。芦別市の有限会社加藤農場は、北海道銀行アグリビジネス推進室と組み、2016年から北海道産「山田錦」の栽培に挑戦する「道銀・酒米プロジェクト」をスタート。それから6年、2021年産「山田錦」を使った日本酒が道内酒蔵6社で試験醸造され、このほど一般販売されることになった。(写真は、「道銀・酒米プロジェクト」で生まれた道産「山田錦」を使った試験醸造酒のお披露目会=2022年7月28日道銀本店ビル6階、道銀提供) 「山田錦」は酒米の王様と呼ばれる酒造好適米の代表品種。1936年に兵庫県立農事試験場で生まれた品種で、「獺祭」や「白鶴」のほか全国の多くの酒蔵で使用されている。酒造好適米の2021年度全国生産量は約7万4000tで、そのうち「山田錦」は2万7000tと36%を占め、単独銘柄としては最も多い。生産地は、兵庫県が55%を
コンビニエンスストアの顧客満足度で「セイコーマート」が、6年連続で1位を獲得した。道民のみならず全国のファンが抱く「セコマ愛」を裏付けした格好だ。(写真は、2022年1月27日にオープンした滝川市の「セイコーマート江部乙店」) 公益財団法人日本生産性本部(本部・東京都千代田区)サービス産業生産性協議会が、2月22日に発表した2021年度JCSI(日本版顧客満足度指数)第4回調査結果によるもので、10業種中のコンビニ部門で「セイコーマート」はスコア76・5獲得、2位の「セブンーイレブン」は68・7だった。 この調査は、2021年12月8日から同月17日までインターネットで行われ、コンビニ部門は1ヵ月以内に2回以上利用する400人が約110問に1企業・1ブランドのみ回答したものをまとめた。「セイコーマート」は、顧客期待69・5、知覚品質72・3、知覚価値74・5、顧客満足76・5、推奨意向68
リラィアブル(本社・釧路市)は、茨城県つくば市に、本・文具・音楽・飲食の全国最大規模の複合店「コーチャンフォー」の関東2号店を出店する。2022年2月20日に着工、同年10月中旬のオープンを目指す。(写真は、仮称「コーチャンフォーつくば店」のイメージパース) 「コーチャンフォーつくば店」(仮称)は、つくば市学園の森3丁目に出店する。つくばエクスプレス研究学園駅から約2㎞の場所で、既に約4393坪(1万4500・04㎡)の土地を取得した。建築面積は約3065坪(1万116・57㎡)で、店舗面積は、関東1号店の「若葉台店」(東京都稲城市)と同規模の約2000坪(約6600㎡)を予定。書籍、文具、ミュージック・マルシェ(食物販)、飲食の4つの事業を核とした大型複合店のコンセプトは踏襲する。 建物は2階建て、1階が駐車場、2階が店舗となり、駐車場の収容台数は520台。投資額は数十億円規模になりそう
11月17日から2022年1月23日まで、札幌市中央区の北海道立近代美術館で開催している企画展「富野由悠季の世界 ガンダム、イデオン、そして今」(主催/HBC北海道放送、北海道新聞社)。「ガンダム」生みの親でアニメーション監督の富野由悠季氏(80)が、この企画展への思いなどを語った2回目を掲載する。(写真は、企画展「富野由悠季の世界 ガンダム、イデオン、そして今」のオープニングセレモニー。左からHBC北海道放送・勝田直樹社長、富野監督、北海道立近代美術館・立川宏館長) ──新しい時代を切り拓くのは新しい芽、と話されていますが、若い人たちにはどういった目線で展示会を見てほしいですか。 富野 『富野由悠季の世界 ガンダム、イデオン、そして今』を見に来てくれるファンは、基本的にアニメとか富野の仕事とかを知っている人々だと思っていますから、それについて説明する必要はありません。当事者としては、回顧
11月17日から2022年1月23日まで、札幌市中央区の北海道立近代美術館で開催している企画展「富野由悠季の世界 ガンダム、イデオン、そして今」(主催/HBC北海道放送、北海道新聞社)。来札した「ガンダム」生みの親でアニメーション監督の富野由悠季氏(80)が、この企画展への思いなどを語った。(写真は、富野由悠季監督=11月17日、北海道立近代美術館で) ──これまで安彦良和氏(遠軽町出身、「機動戦士ガンダム」ではキャラクターデザイン、作画監督を担当)、湖川友謙氏(遠軽町出身、「伝説巨人イデオン」や「聖戦士ダンバイン」のキャラクターデザインを担当)、安田朗氏(釧路市出身、「ターンエーガンダム」のキャラクターデザインを担当)と北海道出身のクリエイターと作品づくりをする機会が多かった印象ですが、北海道のクリエイターについてどう思いますか。 富野 3人がいずれも北海道出身というのは、いってしまえば
2020年11月8日で営業を終了した「TSUTAYA札幌インター店」(札幌市白石区菊水元町8条2丁目1)の跡地を利用して、ツルハ(本社・札幌市東区)がドラッグストアを新設する見通しだ。(写真は、旧「TSUTAYA札幌インター店」の壁に残されていた人気漫画家の落書き) (写真は、このほど始まった「ツルハドラッグ」の建設工事) 「TSUTAYA札幌インター店」があったのは、道央道札幌インターチェンジ近くの南7条・米里通沿い。店舗は2階建て、1階は書籍と文具、2階はDVD、CDのレンタルを行っていたが、営業開始から25年で営業を終了した。同店はFC(フランチャイズ)店舗で、フランチャイジーはダスキン製品のレンタルサービス・販売を行っているアイビック(札幌市白石区)の関連会社、アカシア(同)。 アカシアは、「炎の転校生」や「アオイホノオ」などの人気漫画家、島本和彦氏がトップを務める企業。「札幌イン
札幌市豊平区の平岸高台にある、HTB旧本社屋(札幌市豊平区平岸4条13丁目)の本棟屋上に設置されているHTBのマスコットキャラクター「onちゃん」の撤去が、きょう25日午後から行われる。HTBは撤去の様子をYouTubeで生配信することになっており、「onちゃん」撤去で解体工事は折り返しを迎える。(写真は、HTB旧本社の屋上に設置されている「onちゃん」) HTB旧本社ビルと敷地を取得したのは、土屋ホールディングス(本社・札幌市北区)の子会社、土屋ホーム不動産(同・同)。敷地は、駐車場の627・39坪(2074・00㎡)と本社ビル2408・30坪(7961・48㎡)を合わせて合計3035・69坪(10035・48㎡)。平岸高台の頂上付近にあって、旧本社は平岸のランドマーク的な存在だった。計画によると、駐車場敷地は土屋ホーム不動産とマンションデベロッパーのジョイントでマンションを建設、本社ビ
札幌市東区北30条東15丁目3—22で建て替えを進めている「セイコーマート」が、7月9日(金)にオープンする。昨年半ばから建て替えを含めた新規店舗に採用している新デザインの店舗で、札幌市内初登場となる。(写真は、7月9日にオープンする「セイコーマート北30条東店」) 建て替えを進めている「セイコーマート」は、イオン札幌元町ショッピングセンター近くの東15丁目・屯田通沿いにあった24時間営業の店舗。「セイコーマートししみ店」として親しまれていたが、家屋を含めた一体型店舗の老朽化により今年3月14日に閉店した。 その後、建物は解体されて、4月12日から従来の家屋一体型ではなく店舗単体の建物として建設が始まっていた。建築主は、セイコーマート(本社・札幌市中央区)、設計はワークデザイン(札幌市中央区)、施工は和泉組(同市豊平区)。 建物の外観は黒のカラーで、従来の「セイコーマート」のイメージから一
虎の穴(本社・東京都千代田区)が展開するマンガ、アニメ、同人誌、キャラクターグッズなどの店舗「とらのあな札幌店」が6月30日(水)で閉店する。(写真は、「とらのあな札幌店」。左の空き店舗は「モスバーガー南2条西1丁目店」) 「とらのあな札幌店」は、札幌市中央区南2条西1丁目7—12の丸大二番館ビル1階にあり、2003年11月にオープン。同人誌、同人ゲーム、マンガ・コミックス、声優CD、アニメDVD、美少女ゲームなど、“萌え”が揃う店舗として知られる。今回、18年間の営業を終了するのは、コロナ禍による店舗の選択と集中を進めるため。同社はオンライン事業のサービスを充実させるほか、今後の店舗の在り方として、物を売ることからクリエイターのブランド価値を高める表現の場へ転換してアフターロコナに備えるとしている。 「とらのあな札幌店」に隣接していた「モスバーガー南2条西1丁目店」も、今年3月末に閉店し
JR北海道の駅に掲げられている縦型の駅名標。「さっぽろ」や「あさひかわ」など、平仮名で書かれた駅名の下に「本場の味サッポロビール」と広告が入っている。その広告が見直されることになった。主要駅や利用の多い駅の駅名標には、新デザインが採用されるが、それ以外の駅の駅名標から広告部分が塗りつぶされる。北海道の駅にはつきものだった広告が切り替わる。(写真は、駅名の下に掲出されているサッポロビールの広告) 道内駅の駅名標に「本場の味サッポロビール」の広告が入ったのは、国鉄時代の1984年から。道内のどんな小さな駅でも必ず見かける平仮名の駅名と「サッポロビール」と書かれた駅名標は、北海道の駅の原風景でもあった。 広告掲出から今年で37年、サッポロビール(本社・東京都渋谷区)はJR北海道ソリューションズ(同・札幌市東区)と協議、定期的に実施している広告施策の見直しの一環として駅名標広告の掲出を終了すること
北海道大学前総長の名和豊春氏(67)の解任を巡る取り消し訴訟の一環として、名和氏など原告側が求めた(名和氏の)パワハラに関する文書が、北大側に存在しなかったことが明らかになった。9日の個人情報不開示取り消し訴訟で、北大側はパワハラに関する文書不存在を認めたことで分かった。これによって学内規定に基づく文書が存在しない中、「パワハラ」がひとり歩きして名和氏の解任に至ったことが明らかになった。(写真は、9日のパワハラ情報不開示処分取り消し訴訟の第2回弁論後に行われた原告団報告会。中央が名和豊春氏、左が佐藤博文弁護士) 名和氏は、北大総長選考会議による調査委員会の報告を基に、ハラスメントなど不適切な言動があったとして文科省から昨年7月に解任された。その後、名和氏は文科省と北大を相手取って解任取り消し訴訟を提起。また、北大に対して、自身のパワハラに関する個人情報不開示処分の取り消しを求めた訴訟も同時
全国的な人気番組『水曜どうでしょう』の聖地として知られるHTB(北海道テレビ放送)の旧本社ビルの解体が、間もなく始まる。旧本社ビルと一帯の敷地を取得した土屋ホールディングス(本社・札幌市北区)の子会社、土屋ホーム不動産(同・同)は、建物解体後に造成工事を進めて戸建て住宅の分譲用地として販売する。『水曜どうでしょう』のネーミングライツも検討したが断念、HTBのマスコットキャラクター『onちゃん』にちなんだタウン名称を冠する。(写真は、解体工事が始まったHTB旧本社) HTBはHBC(北海道放送)、STV(札幌テレビ放送)に続く3番目の民放として1968年に誕生、平岸高台にあるテレビ局として長く親しまれてきたが、施設老朽化などもあって2018年の開局50周年を機にさっぽろ創世スクエア(中央区北1条西1丁目)に移転、それに伴って旧本社の売却を進めてきた。 旧本社ビルは、駐車場敷地の627・39坪
日本生産性本部(本部・東京都千代田区)サービス産業生産性協議会が毎年発表する顧客満足度調査のコンビニエンスストア部門で、5年連続首位の「セイコーマート」。その「セイコーマート」を運営するセコマ(本社・札幌市中央区)の丸谷智保会長が、価格のホスピタリティを実現するために、「付加価値ではなく、削減価値」という概念を標榜している。(写真は、札学院大の「学生ビジネスプランコンテスト」で基調講演するセコマ・丸谷智保会長) コンビニの売上高は、コロナ禍にあって前年同月を割り込む状況が続いている。セイコーマートも昨年3~5月こそ前年を下回ったものの、6月以降は前年を上回る状況で推移、未だに水面下から浮上していない全国コンビニと一線を画している。そんな中、セコマの丸谷会長は、16日に行われた札幌学院大学の「学生ビジネスプランコンテスト」で基調講演を行い、セイコーマートが全国コンビニを上回る売り上げを続けて
全国的な人気番組『水曜どうでしょう』の聖地として知られるHTB(北海道テレビ放送)の旧本社ビルと一帯の敷地が、土屋ホールディングス(本社・札幌市北区)の子会社、土屋ホーム不動産(同・同)に売却された。同社は、建物を解体してマンションや戸建て住宅を建設する。(写真は、HTB旧本社) HTBは、2018年9月の開局50周年を機に「さっぽろ創世スクエア」(札幌市中央区北1西1)に本社を移転。札幌市豊平区平岸4条13丁目の平岸高台にあった、旧本社ビルの土地建物の売却を進めてきた。 旧本社ビルは、敷地2408・30坪(約7961・648㎡)。HTBはHBC(北海道放送)、STV(札幌テレビ放送)に続く3番目の民放として1968年に誕生、平岸高台にあるテレビ局として長く親しまれてきたが、施設老朽化などもあって開局50周年を機にさっぽろ創世スクエア内に移転、それに伴って旧本社の売却を進めてきた。 1月2
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