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円安とは
inochinooto-alsosprach.hatenadiary.org
久しぶりに夜を徹して本を読むという経験をした。ノンストップ・ノベルとはこういう本のことかと思った。マイクル・クライトンや初期のフレデリック・フォーサイス、あるいは船戸与一や逢坂剛を読んだときのように夢中でページをめくり、興奮も覚えた。 しかし、読み終えて少し違和感が残った。その違和感は、この後同じ著者の「13階段」を読み直して分かった。この著者の身にまとっている<正義感>がその正体だ。作者の思い込みという偏差が加味された単純思考の延長上の<正義感>である。 例えば、イラク戦争について、こんな単純な因果関係で理解しているようだ。 <攻め込んできた異種文明は政治的イデオロギーを掲げていたが、真の狙いが地下に眠る莫大な石油資源にあることに疑いの余地はなかった。>(12ページ) この文章の前段も後段も正確さを欠いていて、見るからに陰謀史観っぽい。 イラク攻撃の真実は、例えばピューリッツアー賞受賞記
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