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衆院選
ishikawayumi.jp
「#KuToo」運動で知られる石川優実さんの著書をめぐる訴訟で、最高裁は上告を棄却及び不受理としました。ツイッターの投稿であっても、一般の著作物の引用と同じ法理が適用されることが確認された形です。 原告「はるかちゃん」から起こされた裁判は「石川はツイートを改変しているから著作権違反だ」というものでしたが、原告の主張は一つも認められず地裁・高裁ともに石川が勝訴、最高裁も棄却されました。 今回判決が出た裁判は、石川が原告となり被告「はるかちゃん」を訴えていたものでした。 はるかちゃんは訴訟を起こす前から、石川の著作権侵害を主張しながら、私を誹謗中傷していました。 今回私が訴えたのはこちらのツイートです。 こちらのツイートの「乞食」というものは名誉毀損に当たるとして、裁判所から認められました。 裁判の中で私は、乞食行為をしていないことを書面で証明し、それが認められたということです。実際に被告はる
私はフェミニストというのは、人を差別することなんてない、誰かを傷つけることなんてない資格のある人間が名乗るものなんて思ったことがありません。 #MeTooのブログを書いてから5年が経ちました。まだこのブログを書いた頃は、フェミニズムという言葉も知りませんでした。 私は性被害に遭って、もう性被害に遭いたくないと願って、その性被害は女性差別が根底にあることを理解して、女性差別はなくなるべきだ、全てのジェンダーが平等であるべきだよね。そう思ったから、「あ、じゃあ私はフェミニストって言うんですね。わかりました」と、この社会で生きる人間の義務として名乗る責任があるのだと思い、そう名乗るようになりました。 しかし、実際にはフェミニストを名乗り活動をするとアクティビスト以外の肩書きはなく、更に完璧を求められます。 時に自分に起こった性被害について語ったり女性差別をなくすためにした運動を勉強の教材扱いされ
トランスジェンダーは、シスジェンダーよりも性暴力の被害に遭うことが多いと聞いています。過去の私のような状態になっているトランスジェンダーの人がいないと考える方が不自然だと私は思います。でも、今言われている「非犯罪化」では、これは防げない。だって、そもそもこの被害の現状が全く認識されていないんです。私には都合よく見ないようにしていると感じられます。今は私の過去の状況は、「自己責任」と切り捨てられています。主体性を奪われた状態で選択されたものを、「それは女性を主体性のない存在とみなしている差別だ」と言われています。そんな認識の中で行われる非犯罪化に抗議したい人がいても当然だと思います。 いつまで当事者の被害の語りをあてにし続けるのか で、これをこれからも続けるつもりですか?いつまで当事者に被害を話してもらうこと待ちでいるんでしょうか。もちろん、当事者が当事者として要望を言うことなど、当事者抜き
言語化することが非常に心身に負担であるセックスワークのことですが、でも書いて残しておかないときっとないことにされていくんだろうと感じるので、今日もここに書き記しておこうと思います。 ※途中、過去の性被害についての詳細を書きます。自分にとって切り離せないことなので事細かに書くと思います。閲覧にはご注意ください。 「セックスワークイズワーク」というスローガンの使われ方 「セックスワークイズワーク」というスローガンに勇気づけられ、励まされた人間です。 それは、長年セックスワークに身を置いて生きてきた自分にも、人間としての権利があるんだと知ることができたからです。風俗で働いたりグラビアやDVD、映画で脱いだりしたからって、労働者として自分の権利を訴えてもいいと知ったし、差別されなくていいと知ることができたし、自分のことを汚い人間だなんて思わなくてもいいし、そういう扱いをしてくる人には怒って、「差別
ひろゆきは座り込みの理由なんてどうでもいいんだってのがよくわかる映像です。 アベマプライムのカメラクルーと来てた見たいだけど理由はどうでもよく、看板を指摘して「ニュース女子」の様な捏造報道したかっただけなのか? だから座り込み抗議の後の感想の内容も薄かった pic.twitter.com/E6uczz1rjZ — 仁尾淳史 (@atsushi_mic) October 5, 2022 10月7日(金)のAbemaPrimeで、 沖縄タイムス記者で東京出身の阿部岳記者@ABETakashiOki、 お笑い芸人のせやろがいおじさん、@emorikousuke、 ジャーナリストの宮原ジェフリーいちろうさん@ichiro_jeffrey がゲストで出演し、この一連の件について「討論」をしました。 「討論」に私がかぎかっこをつけたのは、私にはあれが討論とは思えなかったからです。 このブログでは、前半
裁判や判決内容についての詳しいことはこちらの記事をご覧下さい。 第1回 ネットリテラシーの罠 第2回 この裁判自体が性差別への抗議に対するバックラッシュ 第3回 へんてこりんな日本語読解が認められるかが実質的な争点だったこと 第4回 謎の「クソリプ定義論」 第5回 女性差別を理解しない限りバックラッシュは続く この裁判は、簡単に言えばTwitterであろうと書籍であろうと、同じように著作権法が適用されますよというごくごく当たり前の判断がなされただけの話です。 とにかく分かりにくくされる しかし、メディアの方が書いてくださった記事や判決文、代理人の弁護士さんたちがさまざま説明してくださっていますが、とにかくわかりにくくややこしい話だと思います。どれだけ説明を尽くしても、尽くせば尽くすほど、私が一人で騒いでいるだけの印象を持つ人もいるかもしれません。話しても話しても何度も何度も同じことを繰り
最初にお断りしておきたいのですが、AV新法に反対するデモにも、それに対してのカウンターデモにも、私は賛同していません。 売買春やAVをなくしたいとも思っていないし、セックスワーク論も支持していません。 また、私は高校生の時に違法のマッサージ店でレイプされ、その1ヶ月後そのオーナーが経営する今考えればこちらも違法の、未成年者を雇っている風俗店で働き始め、その後10年間セックスワークに従事していました。自分でも何故か分からなくて私は風俗店でしか働けない人間だと信じていました。仕事自体すごくしんどくて、いつもお客さんがつきませんようにと祈りながら仕事をしていました。いったい何だったのか、お金がなかったわけでも、居場所がなかったわけでもありませんでした。 その間、グラビアの仕事を始めて、内容は「着エロ」と呼ばれるグラビアの中でも過激なもので、バストトップが露出されたものを勝手に発売されるという被害
署名で本を回収しろと言ったり、しつこく「正しく批判をしていない」と言ってくる人がいるので、こちらで追っていこうと思います。めちゃくちゃややこしいので、多くの人は読まないと思いますが、一応自分のためにも整理です。 残念ながら、既に「男の方がラクなくせに」論調が目立ち、男女間の軋轢を煽るものになってしまったのが #Kutoo タグ。 真っ当に変えていきたいなら、もうタグなんて使わない方が支持が集まるかもしれませんね。— バードゴーしたい匡(たすく)⚡️ ⋈ (@tusk_saihate) June 6, 2019 まずこちらのトーンポリシングツイートにこうお返事したゴリラ氏。 俺は男だけどkutooに賛同します。男は革靴を履いてもいいけど、女は革靴を履いちゃダメなんてTPOは間違ってます。 ゴリラ・ゴリラ・ゴリラ(@asf17074127)2019.6.6 twitterより 読解力の無いゴリ
控訴審判決が本日3月29日、知財高裁でありました。請求を棄却した1審判決を不服とした原告側の控訴を棄却する判決が言い渡されました。 昨年5月の東京地裁の判決についてはこちらから。 第1回 ネットリテラシーの罠 第2回 この裁判自体が性差別への抗議に対するバックラッシュ 第3回 へんてこりんな日本語読解が認められるかが実質的な争点だったこと 第4回 謎の「クソリプ定義論」 第5回 女性差別を理解しない限りバックラッシュは続く 今回、判決を聞いた後の記者会見でお話したことをここに記しておきます。 判決後の記者会見でお話したこと 私の初めての著書「#KuToo:靴から考える本気のフェミニズム」が発売された2019年11月から今日まで、この本についてネット上の様々なところで「捏造」「著作権侵害」という言葉を目にしてきました。 本を書いた自分ですら、「この本は著作権を侵害しているのではないか」「わ
そしてその後、週刊文春で少しだけ取材を受けました。 「性被害」映画監督による性加害を女優が告発 脚本家からも疑問の声 https://bunshun.jp/articles/-/52554 ブログを書いてから今日まで、短い期間でしたがいろんなことを考えたし思うことがありました。記録として、ここに残しておこうと思います。クソ長いし、性暴力のことだけど無駄に悲しそうに書きません。世間にある被害者像に合わせません。ご了承ください。うまくまとまらないんです。12000文字あります。 まず、2月11日にブログを書きました。友人たちと一緒に映画を作っていまして、その中で「映画界や芸能界で自分が受けた性暴力」について、色々と意見とか事実とかを脚本を作って行く中で出し合っていたところでした。 その時に、報道されている榊英雄氏についての話も出ました。脚本を書いてくれている子には、当時もこの榊氏との話をしてい
Netflixのエージェント物語を観ています。 シーズン2の最後、カンヌ映画祭での俳優(女性)のスピーチが最高です。 ドラマ自体のテーマが特別そうではなくても、海外ではこのように話の中で女性の権利に関する話題が出てくるドラマや映画がたくさん作られていきます。 https://www.netflix.com/jp/title/80133335 日本ではどうでしょうか。 性暴力の定義が、内閣府の男女共同参画局のHPに書かれています。 性犯罪・性暴力とは いつ、どこで、だれと、どのような性的な関係を持つかは、あなたが決めることができます。望まない性的な行為は、性的な暴力にあたります。性的な暴力は、年齢、性別にかかわらず起こります。 また、身近な人や夫婦・恋人の間でも起こります。 内閣府 男女共同参画局 地位関係性を利用した性行為の要求 今、フェミニズム映画を作っています。その中で「地位関係性を利
中高生向けの性教育サイト「セイシル」で、「素股で妊娠しますか?」という質問がされました。 それに対しセイシル側は、「安全な素股の方法」を紹介しました。 私はオンライン署名サイトChange.orgで募られていた、セイシルに対する抗議の署名にサインをしました。 (現在セイシルはコンドームの着用をしてくださいと書いたようです。そして、署名は違反しているということで削除されたそうです。何がどう違反なのかは説明がされていません。) 私がこの記事に対して思うことを書いておきます。 まずはじめに、自分自身がセックスワーク元従事者です。なぜこれをわざわざ書くかと言うと、本当は書きたくないのですが書かないと「当事者じゃない人がごちゃごちゃ言うな」と言われるから。なぜ自分がセックスワーク元従事者だということを言いたくないかと言うと、結局フェミニストの中でも普通にセックスワーカーを差別する人がいるから。グラビ
私がメンバーであるオンライン・セーフティー・フォー・シスターズ(以下OSS)の活動について、SNS上で「売名行為」や「木村響子さんに謝罪しろ」といった投稿が相次いでいます。 OSSはオンラインハラスメントの可視化とオンライン上のヘイトスピーチ解消を目的としており、この活動によって利益や名声を得るつもりは微塵もありません。 また、被害をなくしたい考えから亡くなった方への思いを言及することを制限するような発言には違和感を覚えており、制限する権利は誰にもないと考えています。活動始動直後からあらゆる誤認情報が飛び交っている状況が続いているため、立ち上げから現在までに誤認を招くきっかけになったと思われる出来事をまとめておきます。 *** 2020年6月 石川優実と山田亜紀子さんでオンラインハラスメント解消に向けた運動立ち上げを検討、準備開始。 2021年5月 活動名が「オンライン・セーフティー・フォ
#KuToo発信者の石川です。 2020年の4月頃から寄付のご協力をお願いし、訴訟準備を進めてきたインターネットにおける匿名の誹謗中傷について、1件ご報告がございます。 お願いをした記事「石川に対する誹謗中傷への法的措置のため、資金を募ります。」 先日Twitterでもお知らせしたのですが、(私がアカウントを削除したため、そのツイートは現在は見られません。)5ちゃんねるの掲示板に私がインスタグラムに掲載した写真と文章を無断で転載しスレッドを立てた人がおり、その人の発信者情報開示請求が成功しました。 一見、よくあることだと思います。ネット上には、気軽にタレントや著名人の写真が転載され、好き放題書かれています。私が見つけたこのスレッドも、立てた人はそこまで私に関して侮辱的なことを書いていたわけではありませんが、そのスレッドには私を誹謗中傷する人たちが群がっていました。私に権利のある写真と文章を
記録として残しておきます。 私は自分の心の状態を書いているのは、構ってほしいからではなくて(むしろ放っておいてほしいです) ①文字にすることで自分の心が整理される ②もしかしたら何百年後とかに、日本のフェミニストへのオンラインハラスメントについての研究などがなされるかも知れなくて、その時の資料として使われたりすることもなくはないかなーと思っている ③被害当事者の心境を考慮されないことが多いなと感じているので、正直な気持ちを記録しておきたい 上記の理由です。 被害に遭い続けて希死念慮と戦っていますが、死にたくないから闘っているのであって「本当に死にたいのなら〜」とかいう批判は全くの的外れだし(本当に死にたくないっつってんの)、「死なないでください!って言葉待ちだろ」とかいう批判は「死なないでくださいって自分にずっと思ってるし人に言われたところでそりゃそーだよとしか思わないのでわざわざ言ってこ
LUSHの動きを受けて、11/26をもってTwitterアカウントを停止させることにしました。 詳しくはブログに書きました。LUSHのアクションに心から感謝し連帯します。https://t.co/DnA877BOxH 今後の活動は(続)#1126boycottTwitter#さよならTwitter#ありがとうLUSH — 石川優実11/22「もう空気なんて読まない」🇯🇵🌈🥺👞👠 (@ishikawa_yumi) November 24, 2021 Instagram https://t.co/64P2caYRP1 LINE公式アカウントhttps://t.co/4K7NDJWivQ 公式HP https://t.co/f8EmCUciv4 で行います。誹謗中傷訴訟のためにいただいた寄付の使い道や裁判の報告も上記アカウントで行います。 — 石川優実11/22「もう空気なんて読まな
死のうと思うことを書くと、「かまってほしくて言っている」と言われることが多いのですが、私は私にかまうことをやめてほしくて書いていることをご理解ください。 これまでの人生で、自分で死のうと思ったことは一度もありませんでした。今でも私は死にたくありません。 死ぬことは怖いです。私は生きていたいです。 しかし、#KuTooの運動を始めてから、死ななければいけないのだろうなと考えることが多くなりました。 初めて頭に死がよぎったのは、自分の書いた言葉を全く関係のない事柄に対して言っているかのように他人がツイートし、それにたくさんのいいねと拡散がされていくのを見たときでした。 そのあたりで私は初めてTwitterで「死にたくなるからやめてほしい」と呟いたと思います。2年ほど前でした。 それに対して、同じ人物が「あなたが死んでも何も変わりません」というようなことをツイートし、それに何千ものいいねがついて
「女が脱ぐ」ということは、一体どういうことだろう。 どういうことだろうと言っても、表面上だけを言えば「何らかの場所で表現方法として女性が胸やヘアを出すこと」を指しているのだと思う。 ここで今言っている「どういうことだろう」というのは、もう少し心の奥というか、脱ぐということの扱われ方というか、そういう物理的でない部分について、今現在私が考えていることを書きたいと思う。 私は、2014年に映画でフルヌードになり、同時に写真集も出している。れっきとした「脱いでいる女」にあたるだろう。 高校を出てすぐ、グラビアの仕事を始めた。その中で私は、脱ぐことと戦っていた。 あの社会には「売れない女の子=露出を多くさせる」という価値観が間違いなくあった。どれだけ少ない露出で仕事を得るか、みたいなところの戦いだったと思う。もちろん、それが全てだったなどというつもりはない。 ルックスのレベルの高い子がたくさん露出
先日出版されたあるエッセイの中の「グラビアアイドル」という章に、私がグラビアアイドル時代に受けた性暴力のことが書かれていました。具体的には、撮影中に打ち合わせになかった露出を求められ(お尻を出すというもの)、泣いて抗議したがその場で誰も味方になってくれず、「仕事が進まないから」と責められ撮影するしかなかった、という被害です。 発売前に著者が本を送ってくれたのですが、事前に私の被害についてどんな内容になるかの連絡をいただいておらず、読み進めていく中で知りました。 2年前に著者の方から2020年に単行本化予定ということで#KuTooやグラビアアイドル時代の性暴力についての取材を受け、被害について話していたので、その時の情報からだと思います(その後その方と直接被害などについてお話する機会は持っていません)。 グラビアの被害について、私と別のグラドルを比較して、「慎重できちんと抗議できる○○さんと
2019年11月に出版された私の著書「#KuToo:靴から考える本気のフェミニズム」について裁判が行われました。その裁判ではいったい何が起きていたのか、記事にまとめています。 第1回 ネットリテラシーの罠 第2回 この裁判自体が性差別への抗議に対するバックラッシュ 第3回 へんてこりんな日本語読解が認められるかが実質的な争点だったこと 第5回 女性差別を理解しない限りバックラッシュは続く クソリプの「定義」? 今回は、原告が「私が原告のツイート趣旨を歪めた」といっているポイントの B 本件原告ツイートは石川に直接リプライしたものではないのに、「クソリプ」と称したことによって、そうであるかのように本で引用した についての説明です。 原告のツイートがあるスレッドを見て頂ければわかるように(判決文別紙参照)、確かに原告ツイートは、私への直接のリプライじゃありません。 私はこのことを否定したことな
2019年11月に出版された私の著書「#KuToo:靴から考える本気のフェミニズム」について裁判が行われました。その裁判ではいったい何が起きていたのか、記事にまとめています。 第1回 ネットリテラシーの罠 第3回 へんてこりんな日本語読解が認められるかが実質的な争点だったこと 第4回 謎の「クソリプ定義論」 第5回 女性差別を理解しない限りバックラッシュは続く 勝訴判決が出てもクソリプは止まりません なかば予想していたことですが、裁判で私の本「#KuToo:靴から考える本気のフェミニズム」に著作権法上の問題がない、と明白に認められても、Twitter上での私への嫌がらせは全くやみません。 確かに、原告「はるかちゃん」は控訴するそうですからまだ勝訴判決が確定しているわけではないですが、それにしても、判決文(個人情報に配慮してネット上で公開しました)を読みもしないで、判決を曲解して「これからは
5月26日、私が「はるかちゃん」から訴えられた裁判での勝訴判決が出てから3日経ちました。 まだ3日ですが、歴史の修正どころか、目の前で起きている今の事実の修正・歪曲がひどいなという状況について今思うことを記録しておきたいと思います。 5回にわたって説明することになってしまいますが、この記事で、なるべく分かりやすく、裁判の理解しづらいポイントを解説しますので、本当に私の方には全く著作権法違反はないんだ、まるであるかのように言いがかりを付けられたんだ、ということを是非わかってください。 第1回 ネットリテラシーの罠 第2回 この裁判自体が性差別への抗議に対するバックラッシュ 第3回 へんてこりんな日本語読解が認められるかが実質的な争点だったこと 第4回 謎の「クソリプ定義論」 第5回 女性差別を理解しない限りバックラッシュは続く 今回は、私の本「#KuToo:靴から考える本気のフェミニズム」に
1 裁判の勝訴 2021年5月26日、私の最初の著作「#KuToo(クートゥー)靴から考える本気のフェミニズム」が著作権法に違反するという理由で「はるかちゃん」から訴えられた裁判の判決が出ました。結果は、私の全面勝訴です。私の本は著作権法に違反していないことが、正式に裁判所に認められました。 それでも、私はどうしても反論しておきたい相手がいます。私の本が「著作権法違反だ」と最初に言い出した人、田辺総合法律事務所所属の、吉峯耕平弁護士です。 吉峯さんは、私の本が著作権法違反だという長文の文章をいくつもインターネットに掲載しました。弁護士が言っているのだから、という理由で多くの人がそれを信じ込みました。 「はるかちゃん」(今回私を訴えてきた原告であるTwitterユーザー)ともツイッターで会話して「普通に名誉毀損」等と裁判を焚きつけるような発言をしました。吉峯さんのツイートは裁判に証拠として提
「なんで女性差別の運動をしていて、お決まりのバックラッシュを受けてるのに誰も一緒に戦ってくれんのかなぁ。裏で『石川さん応援してます』って言われてもさ、続いて『リプすると私にも嫌がらせがくるから怖くて・・・』って言われて、自分さえ良ければいいわけか。」 そんな気持ちを抱えて書いたブログでした。 みんな、#KuTooとか運動の成果だけ持ってって、頑張らなきゃいけない部分は全部人に任せて、知らん振りか。 そういう気持ちで書いたものでした。 そこから一年ちょっとが経ちました。 そして、一緒に闘ってくれる人たちがたくさん出てきました。 そして多分、最近その割合が誹謗中傷してくる人たちを上回ったんだと思います。私の中の積み重ねの話です。 毎日毎日嫌がらせをしてくる人たちのツイートしか目についていなかったので、それが真実だと思っていたんです。 「頭が悪い」ってみんなが言うから、私は頭が悪いんだと思ってい
(2020.10.26 noteから移行しました。) この記事には、 ・グラビアでの露出問題 ・私が体験した枕営業詐欺 ・被害に合わないために という内容が書いてあります。 初めて、自分が実際に体験した「枕営業」について書きました。 今回初めて公開する内容だということ、反応が怖いという思いも正直あり、有料記事ということにさせていただきました。 ※12月22日、もっとたくさんの方に読んでいただきたく、期間限定で無料にしました。いつまで無料かは未定です。 よくグラビアアイドルが暴露する枕営業の記事は見ますが、大抵書いているのは本人のことではないですよね。 「私はやっていませんが、友達のアイドルが」 という文章を見かけます。 私は、他人のことは書いていません。 人様のことを話すのはあまり好きじゃないし、今回Twitterで話題になっている#metooというハッシュタグを見て思うことがあったので記
Twitterで批判されていたフェミニストを題材にしたアダルトビデオを作成している卍グループへ、抗議とお問い合わせメールを送りました。 メーカーがフェミニストをアダルトコンテンツにする表現の自由があるのならば、私も思いを抗議してこうしてブログに発表する表現の自由があるのではないかと思います。 特に規制を求めていません。目的は、こういう抗議をしているということを知っていただくことです。 以下、抗議文です。 こういう抗議文苦手なので、冒頭の文章が果たしてあっているのか不明。笑 送信した抗議文 2020年8月20日 卍グループ担当者様 フェミニストを題材にしたアダルトビデオへの抗議 #KuToo署名発信者 フェミニスト 石川優実 日頃より、視聴者に読者に素敵な作品を届けるためにご尽力いただき、誠にありがとうございます。 先日、ツイッター内にてフェミニストを題材にしたアダルトビデオが存在することが
ここ数日、トランスジェンダーの方への話がツイッターでよく見られます。いや、お茶の水大学がトランス女性を受け入れる、というニュースの時から特に激しく続いている話なのかな、とも思います。(もっと前からなのかもしれません、ずっとあるものなのかも) 私もTwitterなどで見てはいたのですが、当事者ではないのであんまりごちゃごちゃいうことじゃないのかなぁ、と思っていました。 それに、ウィメンズマーチが「トランス女性は女性です」と表明をしていたり、私がリアルに会って話をしてきた、尊敬しているフェミニストの先輩たちは当たり前のようにトランス差別を批判する人たちばかりだったので、わざわざ表明する必要もないものだと思っていました。 フェミニストであることは、どの属性の人も差別したり排除したりしないのが当然だと思っていました。 なので比較的のんびり、この一年間くらい様子を追いながら自分なりに本を読んだり当事
石川からレターが届きます。自分が自分として生きるため、試行錯誤してやってきたことも共有したいと思っています。性暴力サバイバーとして、複雑性PTSD治療記も。私の視点や経験が、皆さんの新しい気づきのきっかけになれれば嬉しいです。活動報告や裁判のお知らせなどもこちらから。 続きを読む
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