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ドラクエ3
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津原泰水最新作は、20年前の吹奏楽部を舞台にした青春群像小説。スウィング・ガールズみたいに、寄せ集めのブラバンがうまくいくのかと思ったらそうでもなく、20年経った現在から語られるのは、時間は流れること、人は変わりまた変わらないということ、音楽は素晴らしいということ。時折はさまれるさりげない台詞の美しさにやられました。泣いたシーンは片手では足りないですが、ベースを買うシーンと、ラストシーンは反則の切なさ。本屋大賞に是非。 ブラバン 作者: 津原泰水出版社/メーカー: バジリコ発売日: 2006/09/20メディア: 単行本 クリック: 29回この商品を含むブログ (119件) を見る 嫌な予感で塗り潰された、はりつめた文章でつづられる短編集。サスペンスでミステリで、というよりも、素晴らしく小説。「生まれながらの失敗者」は傑作。落涙必至です。関係ないけど最近自分の涙もろさがおそろしい。 目には
正統かつ本格な異世界ファンタジーなので、それが好きな人は問答無用で読んでください。満足感はお約束いたします。 個人的によいファンタジーというのは、その世界が自分のなかにしっかりと根をおろし、登場人物のキャラクターがはっきりと思い浮かべられる(小説なら、ビジュアルまでも)ものだと思うのですが、その意味でいうと、この長さもやや短く感じられました。もっともっとやりきっちゃってほしいです。 魔道師の月 作者: 乾石智子出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2012/04/21メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログを見る 久しぶりの新刊だー!いつの間にか絵師が変わってるのなんで?アニメの妖精さんのしゃべりかた、タラちゃんっぽくない? 今回は中編がふたつ、けっこうまともなSFしてるのが意外でしたが、何だか妖精さんの出番少なくないですか。もっと妖精さん出してほしかったな。
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