翔太と美咲は、もうすぐ結婚を迎えるカップルだ。 交際を始めて3年、付き合い始めてからお互いの気持ちは変わらず、支え合ってきた二人にとって、この結婚は新たな一歩であった。 結婚式の準備は順調に進み、式場探し、招待状の手配、装飾の打ち合わせも滞りなく終わり、ついにウェディングドレスの試着の日がやってきた。 「翔太、今日は私のドレス選びについてきてくれてありがとう!」 「いや、当然だよ。僕だって美咲のドレス姿、楽しみにしてるんだからさ。」 翔太は照れ隠しに笑いながらそう答えた。 美咲のウェディングドレス姿を想像すると、胸が高鳴り、幸せな気持ちでいっぱいになった。 しかし、美咲がドレスを選び、試着を重ねる中で翔太は少し困っていた。 美咲が「このドレス、どう?」と感想を求めても、彼はうまく返答できず、曖昧な返事ばかりしてしまうのだ。 「どれも似合ってるよ、すごく綺麗だし……。」 「それじゃ、選べない