夕方、男子高校生の拓也が家に帰ると、リビングで何やら楽しそうにポーズをとっている母親の姿が目に入った。 拓也は不思議に思い、もう少しよく見るために目を凝らした。 すると、母親がなんとセーラー服を着て、鏡の前でポーズを取っているのだ。 「お、お母さん!? なにしてるの?」拓也は驚きのあまり声を上げてしまった。 「えっ、拓也!? い、いや、違うのよ!たまたま…こう、ちょっと昔を思い出してみたくて…」母は赤面しながら、慌ててセーラー服の裾を直し、言い訳を始めた。 拓也はその姿を見て、思わず笑ってしまった。「似合ってるよ、お母さん。なんか、若返ったみたいだね。」 「ちょ、ちょっと、からかわないでよ!」母はさらに顔を赤くし、恥ずかしそうに笑った。 だが、母が慌てて歩み寄ってくるとき、バランスを崩して足を滑らせ、拓也にぶつかってしまった。 2人はその場で倒れ込み、一瞬の眩暈の後、気を失った。 拓也が目