高校生のユウは、親友のミサキに呼び出され、休日の朝に結婚式場の控室に立っていた。 周囲には純白のドレスが並び、少し緊張した様子のミサキがユウの隣に立っている。 「ミサキ、どうして俺がこんなところにいるんだ?」 ユウは困惑した表情でミサキに問いかけた。 いつもなら休日は家でゲームをしたり、友人と過ごしたりするのが日課だ。 それが、どうしてこんな結婚式場にいるのか、全く理解が追いつかない。 ミサキは、少し申し訳なさそうに視線をそらしながらも、口を開いた。 「実は…今日、ここでウェディングドレスのモデルが必要なんだけど…急にモデルの子が来られなくなっちゃって…」 「えっ、俺がモデル代わりってこと?」 ユウは驚きの声を上げ、身を引いた。 自分が「ウェディングドレス」を着るなど、考えたこともない。 「お願い、ユウ!今日はどうしても男性のスタッフが間に合わないって聞いて、どうしようもなくて…」 ミサキ