今回だけ章立てにして書いてみました。 #### 1. 奇妙な出来事 高校2年生の佐藤大樹は、どこにでもいる普通の男子だった。 彼の生活は平凡で、特にこれといった趣味もなく、毎日を無難に過ごしていた。 彼のクラスには藤原麻衣という女子がいた。 麻衣は、地味な服装とノーメイクで過ごし、クラスでもあまり目立たない存在だった。 大樹は彼女に特に関心を持っていなかったが、ある日、運命のいたずらが二人の生活を一変させることになった。 ある放課後、大樹は部活の帰り道で奇妙な出来事に遭遇した。 ふとした瞬間、彼は目の前が真っ暗になり、意識を失ってしまった。 気が付くと、自分の部屋ではなく、見知らぬ部屋のベッドに横たわっていた。 驚いて周りを見渡すと、そこはどう見ても女子の部屋で、壁には可愛らしいポスターが貼られ、化粧品が整然と並んでいた。 鏡を見て、大樹は目を疑った。そこに映っていたのは、間違いなく藤原麻