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アメリカ大統領選
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新疆大学の元学長、タシポラット・ティップ(Tashpolat Tiyip)氏が処刑の危機に直面している。中国共産党当局が異議に対する「学習、除去、抵抗」撲滅運動を強化しているためだ。 9月9日、アムネスティ・インターナショナルは緊急行動を呼びかけ、タシポラット・ティップ氏の即時無条件釈放を求める手紙を 習近平 主席に送るよう促した。ティップ氏は ウイグル族 の著名な学者で、2年前の極秘の裁判で「分離主義」を理由に死刑を言い渡されたのだ。 トルクメニスタンのグルバングル・ベルディムハメドフ大統領(左)からマグティムグリ国際賞を受けるタシポラット・ティップ氏。(写真:インターネットより)2017年、学生グループと共に会議出席のためドイツへ向かうところを、タシポラット・ティップ氏は北京国際空港で逮捕された。以来、彼は行方不明になり、居場所は分からないままになっている。 1958年生まれのタシポラ
中国共産党が実施している、イスラム教徒のウイグル族への迫害は、2000年代に法輪功に対して実施された大規模な弾圧以来最悪の醜態となりつつある。中国共産党が迫害を続ける理由について考察する。 マッシモ・イントロヴィーニャ(Massimo Introvigne) 中国のカシュガルでのストリートシーン(ChiralJon – CC BY 2.0)2018年11月6日に行われた中国に対する 普遍的・定期的レビュー(Universal Periodic Review: UPR)において、「教育による改心」強制収容所 で約100万人のウイグル族を収容していることは、2000年代に行われた 法輪功 への弾圧に続く、中国共産党 にとって最悪の醜態であるとされた。中国の外交官と外務次官は、各国から次々と挙がる ウイグル族 迫害に対する非難の声に耳を傾けるよりしかなかった。なぜ中国でこのようなことが行われてい
Li Hongzhi. Copyright credit: ©1999-2013 MINGHUI.ORG現在、「邪教」(異端宗教)の典型として、中国政府に禁じられ、迫害の対象となっている法輪功は、中国人の健康増進と道徳水準の向上に良好な影響を及ぼすとして、1996年まではもてはやされていました。1996年以降、何があったのでしょうか? 先週の特集記事では、「邪教」という言葉が中国の公文書の中で「邪悪なカルト」と誤って英訳されているものの、実際は「異端宗教」であることを説明しました。明朝後期に初めて作成された邪教リストは、1995年に中国共産党により復活しました。「邪教」の一員として積極的に活動することは中国では犯罪とされ、邪教に分類される宗教団体は容赦ない迫害を受けます。 現在、中国政府は非キリスト教の法輪功と中国のキリスト教系新興宗教団体の全能神教会を、典型的な「邪教」であると断じますが
米中貿易戦争の最新版に過ぎないと思われた出来事が、別の重要な問題を表面化させた。中国の大手通信機器会社のファーウェイ・テクノロジー(華為技術)が、海外の難民、自国の反乱分子、世界中の欧米人を監視する上で有効であるため、圧政的な中国政府の手先として活動している可能性がある。これは、私たちが夢見る未来のインターネットを利己的に利用する行為であり、大いに危惧する必要がある。 マルコ・レスピンティ(Marco Respinti) 12月1日にカナダのバンクーバーで、中国最大の企業の1つであるファーウェイの副会長兼最高財務責任者(CFO)であり、広東省深圳市で1987年に同社を創設した任正非(レン・ジォンフェイ)氏の娘でもある、孟晩舟(モン・ワンジョウ)(46)氏が、ドナルド・トランプ大統領率いる米国政府がイランに科した制裁に違反したとして逮捕された(実際に逮捕の報道が行われたのは12月6日)。この
中国政府はインターネット上の活動の監視を強化するなか、専門家から成るサイバー軍隊を結成して、世論を操作し、プロパガンダを世界に拡散している。 Bitter Winterが先日入手した文書により、インターネット上の会話を統制するための活動が、中国で過熱化している実態が浮き彫りになった。機密情報はブロックされ、インターネット上に不満を投稿すると、権限を制限されたり、停止されたりしている。また、中国本土のTwitterのユーザーは当局に呼び出され、尋問を受けたり、逮捕されたりしている。 恐らく、とりわけ重視するべき事態は、中国共産党 の当局が、インターネットのコメントシステムの拡大および有償化に踏み切ることで、厳格な姿勢で臨み、草の根レベルを意識し、狙いを絞って活動を展開していることではないだろうか。 当局が雇ったコメント投稿者は「五毛党」と呼ばれることがある。五毛党のコメント投稿者たちは、通常
中国共産党のウイグル族に対する高圧的な管理は、現地の漢族の公務員にも強いストレスになっている。自殺者も1人、出ている。 公務員とウイグル族のホームステイ家族(インターネットから)以前、Bitter Winterが報じたように、2018年初頭以来、中国共産党 当局は 新疆ウイグル自治区 で「ホームステイ」プログラムを実施している。これは、100万人を超える共産党幹部、政府機関の役人、国営企業の職員が、少数民族である ウイグル族 のムスリムの家庭に派遣され、家族と共に暮らしながら、彼らに共産主義思想を教え込み、宗教過激派の兆候がないかを探るものである。 当局の規定では、公務員は勤務時間を除く毎週土曜日と日曜日に指定されたウイグル族のホストファミリー宅で過ごすことになっている。さらに、およそ150元(約2,500円)相当になる米、小麦粉、または子ども服と靴を持参する必要がある。それを1か月に4回
中国共産党が宗教に関連する巨大な像の取り壊しを集中的に続けている中で、河北省当局が爆薬を使って「滴水観音」像を破壊した。 またひとつ、中国文化の象徴がただの瓦礫になってしまった。2019年2月2日、河北 省 北部の石家荘 市 平山 県 で、政府職員が、崖に彫られた全長57.9メートルの立ち姿の観音像を爆破したのである。 「滴水観音」として知られるこの観音像は、崖に彫られた立ち姿の観音像としては世界最大であった。 像は、皇安寺がある「沕沕水」(フーフースイ)生態風景区に立っていた。この地域は、国が指定するA4レベルの景勝地で、河北省が保護する巨大な歴史文化史跡でもある。 しかし、昨年から 中国共産党 が、仏教の商業化への対処という大義名分を用いて、精力的に全国の宗教関連施設や屋外の宗教像を破壊するようになった。あらゆる地域で有名な屋外の像が覆われたり、取り壊されたりしている。 景勝地の巨大な
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