この間のニューフィルの練習では、ブルックナーの第4楽章をほとんど通しでやっていました。その時に、私は、なんということもないところでフルートのソロを落としてしまったのです。幸い、この曲の場合、フルートソロはそれほど重要なものではないので、そこでは練習指揮者はもちろん気が付いていたのでしょうが、決して突っ込むことはありませんでした。でも、その時の私の心境は、まさに何が起こったのか分からなかったという状況でしたね。これまで何回もその個所は練習していたのですが、一度も落ちたことはありませんでしたから焦りましたね。 それで、次の日に冷静にそこを分析してみたら、そこに入る前の休みの小節を数え忘れていたことが分かりました。意外と休みの多い曲なので、結構休みが続くことがあって、そこを勘違いして、まだあと何小節かあるな、と思っているうちに落ちていた、という状況だったのでした。 ご存知だと思いますが、オーケス