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kasumigasekipeople.hatenablog.com
ブログでは大変ご無沙汰しております。 非常事態宣言しても、特措法上やれるのは要請・指示まででは -- そりゃそうなるよね、他の興行は皆やってるのに、規模がデカイから辞めろって言われても主催者は拒否するよね。だから要請じゃなく禁止にするために非常事態宣言すべき。#Yahooニュースのコメント https://t.co/masC0HaJJV — おおくぼやまと@霞ヶ関 (@okubo_yamato) 2020年3月22日 報道もよくされていた新型コロナ特措法ですが、「総理が緊急事態宣言できるようになった!」とかいった話だけが広がっていて、中身がどこまで知られているのかよくわからなかったので、書いてみました。 法律は(昔と違って)口語で書かれてますので、ちゃんとしたアシストがあれば誰でも読めます。 せっかくの機会だから法律を読んでみよう、というのが主眼の記事ですので、手っ取り早く要点が知りたいん
外務省の業務改革を実施します。まず、第一弾として以下を行います。 一、出張関連資料の簡素化 二、ロジ業務の民間企業への委託 — 河野太郎 (@konotarogomame) 2018年3月9日 河野外務大臣が、外務省の業務改革についてツイートされておられました。 このうち、「二、ロジ業務の民間企業への委託」の「ロジ」って何だ、というリプが散見されましたので、これについて軽く書いてみたいと思います。 (最近重たい話が多いから、自分の脳内知識を吐き出すだけのネタはありがたい笑) 「サブ」と「ロジ」というのは、役人にとってとても馴染み深い言葉です。 1.サブ 2.ロジ 3.サブとロジの関係 4.政治とサブ・ロジ 5.外務省の取り組み 1.サブ サブスタンスの略です。 政策の中身のことですね。 ○どんな法律を書くか ○どんな補助金制度を作るか ○どのような戦略で国を防衛するか ○国際交渉で何を主張
ブログをサボり続けて早半年が経ってしまいましたが、久しぶりに書きたいテーマができたのでね。書きたいことを書いていくスタンス。今年も宜しくお願いします。 前々から扱ってみたかったんですよね、審議会。ちょうど良い。 無責任に、シリーズっぽくしてみました。続くかは保証できません。 1. 審議会ってなんだ 2. 審議会の法的な根拠(めんどくさい人は読み飛ばしてよし) 3. 審議会の作り方(1) サブグループを作る 1. 審議会ってなんだ 最近ニュースでガンガン取り上げられている「審議会」。 なんかの会議なんだろうなぁ、ぐらいのイメージはあるものの、実際、どんな組織なのかよくわからない人、多いんじゃないでしょうか。 審議会というのは、ざっくりいうと、 「役人だけだと知識が偏ったり足らなかったりするので、専門家にお集まりいただいて、政策課題について議論してもらう会議」 です。 2. 審議会の法的な根拠
下記の弊記事についてご質問をいただきました。 kasumigasekipeople.hatenablog.com id:JACKAL630 立案という言葉についてご質問します。 ①立案=立法 ②立案≒立法(大体同じ意味) ③立案⊆立法(立法は立案を含む) ④立案⊇立法(立案は立法を含む) ⑤それ以外 大雑把にいうと、立法府は法律を作る、行政府はそれを実行すると理解していますが、立案という言葉は上記の①~④のどれと思えばいいでしょうか? それとも全く見当違いでしょうか? ざっくりとした質問で申し訳ありません。 回答を書いていたら結構長くなってしまってコメント欄では読みづらくなったので、一つの記事にしてしまいました。 1. 法律を作るとは、何か 2. 法律の「案」は誰が作って国会に提出するのか 2-1. 議員立法 2-2.閣法(内閣提出法案) 3. 法律の立案、及び、お答え 4. 政策の立案
最近、 「行政(or公務員)が政策の立案をするな」 「行政は決められたことを粛々と実行してくれれば良い」 というご質問がたくさんきていて全部答えられないので、まずここでまとめて簡単にお答えしておこうと思います。 それでもよくわからないことがあれば、またご質問ください。 政策の「決定」は私たちの使命ではありませんが、政策の立案はむしろ私たちが(正確には、私たち「も」かな? 独占しているわけではないので)やらないといけないと思います。 そこは切り分けて考えられた方がいいと思います。 #peing #質問箱 https://t.co/Q59fxxGtTE — おおくぼやまと@霞ヶ関 (@okubo_yamato) September 15, 2018 ここで是非質問者様に一緒に考えていただきたい論点は 「議員から政策立案を求められたら」どうしましょうか ということになります。 #peing #質
官僚の不祥事で国が揺れている 中の人としてはとても申し訳ないと思うし、情けない気持ちでいっぱいである 一国民として見れば言語道断のような事案ばかりだし、 行政を信頼できなくなるのはある種当然の帰結だと思う。 不祥事の追及は、それ自体は必要なことだが、 他に必要な政策に関する議論の時間が削られ、それは結局国全体に跳ね返る。 不祥事の追及はそろそろやめたらどうか、と言いたいのではなく(個人的には、いまだにすっきりしない事案がいくつかあるし、何が起こったのかはしっかりと究明してほしい)、 こういう事案が発生してしまうと、解決のために国の様々なリソースを割かなければならないのであって、そういう意味においても一連の不祥事には胸が痛む。 国会の審議にとどまらず、問題が発生した各省庁担当部局の職員は対応に追われていて通常業務にしわ寄せが生じている。 影響は中央にとどまらない。 財務省の不祥事問題において
了解、 140字では収まるはずがないので、ブログ書いていいですか? 一両日中にうpしますよ #peing #質問箱 https://t.co/KhgeaUAYVB pic.twitter.com/F8edavAFKf — おおくぼやまと@霞ヶ関 (@okubo_yamato) June 10, 2018 ごめんなさい、遅くなりました。 まだ間に合うかな? 去年も色々書いていたので、まずはそちらを紹介させて頂いて、 最後に「官庁訪問では何が求められるのか」ということについて書いておきます。 1. 過去記事のご案内 2. 求められる能力と、その「理由」 ①志望動機・志望理由 ② 省庁のことを知っているか 1-3-6. 設置法をチラ見する ③ 受け答え力 ④ 思考力 1. 過去記事のご案内 ★官庁訪問に向けての準備に関しては、ここ↓↓に結構まとまっています。 kasumigasekipeople
※本記事は予約投稿機能を使っているため、当人が残業している間に投稿されている可能性があります。 読みました。 www.mof.go.jp 簡単な感想を、取り止めはないのですが残しておきます。 それから、他にも何か書きたくなる気がするので、タイトルには①と振っておきましたが、これで終わる気もします。 なぜか画像化処理されており、ただの文書のはずなのに9269KBもあるというさすがの重厚感。また、そのためコピペができない。 幸い、ハフポストさんが全文をテキスト化されていたため、引用の際はこちらを使わせて頂きました。(OCRかなぁ。まさか全文打ったなんてことは…) www.huffingtonpost.jp 感想①:やっぱり動機がピンとこない 感想② 総理レクはやってないのかぁ 感想③ 応接録の取り扱い 感想④ 「事務方」 感想①:やっぱり動機がピンとこない 国会はもちろん、各種メディア及び有識
気がついたら1ヶ月ぐらいブログ更新をサボっていて宜しくないので、サボりぐせを克服するために、さらりと書いてみます。 いろんなブロガーさんのブログを見たりするのですが、短くてもいいから数で勝負するのも大事なんだなと。 今日は、「なぜ省庁の資料は見づらいんだ」という話です。 むしろポンチ絵って一般的な用語なんですか? 同業者さんかな・・・? 私そこかなり興味あるのですよね ポンチ絵というのは、パワポで作られた概要書のことです 初耳の方は 「ポンチ絵 ○○省」 で画像検索して頂くとイメージ湧くと思います (続く) #peing #質問箱 https://t.co/0iKIuGJcIZ pic.twitter.com/JiXPMRVxfE — おおくぼやまと@霞ヶ関 (@okubo_yamato) 2018年4月27日 というご質問が発端だったのですが、省庁の資料が見づらいぞ、というご批判をとにか
しばらくの間は「省庁再編」がバズワードになる気がします。 多くの方々が色々と意見を述べられると思います。 どういう観点でこの論戦を眺めたらいいのか、ということを少し書いてみます。 www.nikkei.com 1. 省庁再編論は、組織の効率化だけではなく、どうしても政策が絡む 2. 懲罰的な意味合いのみの組織改編論は、ちょっと怖い 3. 役人の意見は聞くべきけど、聞く人を選んだ方が良い 4. 産業界の意見は、ユーザーの目線として面白い 5. ユーザーといえば、国民である 6. 中で働いているのは人間である点に注意する 1. 省庁再編論は、組織の効率化だけではなく、どうしても政策が絡む 組織の再編の話ですので、純粋な組織論の話(※)だと思われる方も多いと思いますが、どうしても「政策的なバイアスが絡んじゃう」ということです。 わかりやすい具体例を挙げてみます。 最近の報道ではあまり出ていないで
お待たせしました。 最初に約束しますが、今日で答弁作成は完了して無事答弁が終わりますのでご安心を笑 これまでのシリーズ一覧 kasumigasekipeople.hatenablog.com kasumigasekipeople.hatenablog.com kasumigasekipeople.hatenablog.com 目次 ---(前々回)国会答弁の作り方1--- http://kasumigasekipeople.hatenablog.com/entry/2018/03/31/133947 1. 国会日程決定(質疑の数日前〜前日) 2. 質問者決定(数日前〜前日) 3. レク(問取りレク・議員レク)の日程決定(前々日〜前日夜) 4. レク(前々日〜前日夜) 5. 割り振り(レク終了後直ちに) ---(前回)国会答弁の作り方2--- 6. ひたすら書く(大至急) 6-1. 割り振り
私の想像以上に多くの方にご笑覧いただいている「国会答弁の作り方シリーズ」なのですが、 最終回に向かう前に はてブにて、いくつかご疑問やご感想を頂いておりまして、 私の性格として、それを放ったらかしにしたまんま先に進むのがどうも気持ち悪かったので、早く終わらせろという雰囲気を感じる中ではありますが笑、まずそれを消化してから最終回に向かおうと思います。 (あとは、質問に答える形式は、0から書くのと比べてサクサク書けて、時間かからないという裏事情もあったりします笑) 参照しているのは下記のはてブページです。 本文読んでません、という方は、下記リンクからジャンプして頂ければ幸いです。 b.hatena.ne.jp b.hatena.ne.jp やり方は下記の記事と同様で、はてブについたコメントのリンクを引用させていただきました。 kasumigasekipeople.hatenablog.com
まずはじめに謝っておきます。今回も長いです笑 前回の記事はこちら kasumigasekipeople.hatenablog.com ---(前回)国会答弁の作り方1--- 1. 国会日程決定(質疑の数日前〜前日) 2. 質問者決定(数日前〜前日) 3. レク(問取りレク・議員レク)の日程決定(前々日〜前日夜) 4. レク(前々日〜前日夜) 5. 割り振り(レク終了後直ちに) ---今回--- 6. ひたすら書く(大至急) 6-1. 割り振り完了してから書き始めるのでは遅すぎる 6-2. 想定問答を使いこなす 6-3. ひたすら書く 6-4. 書く時の注意点 6-5. 他省庁との調整 6. ひたすら書く(大至急) 「国会答弁の作り方」なんてタイトルですから、おそらくこの記事にたどり着いた方の多くはどうやって書いているのかについての記事だと思っておられたのではないでしょうか。ようやくそこまで
2023年も宜しくお願いします。 本件を書くにあたり直近の記事を見返すと、まぁ筆不精のひどいこと。第一回、とか銘打って途絶えているもの多数。よくないですね。楽しみにしてくださっていた方はすみません。 ただ今回はですね、そういう積み残しは棚に上げて、書きたいテーマが出てきたのです。その名も「60年償還ルール」です。 ちょっと時事ネタに詳しい方は聞いたことがあるでしょうし、もちろん、聞いたことがない人も多いと思います。 https://www.j-cast.com/kaisha/2023/01/30455025.html?p=all 「(国債の)60年償還ルールを廃止すれば、財源になる」などの意見も出たという。 という議論があるようで、 「なんだかよくわからないが、60年償還ルールとかいう謎ルールを見直せば財源が出てくるらしい。政府が隠し持っているらしい」 というご意見をtwitterなどでも
「国会答弁書」という超ニッチな業界用語がこんなにも世間の注目を浴びたことがこれまであっただろうか。 というわけで、日々ニュースを賑わせている「答弁書」について、どのようなプロセスを経て作られて、最終的に「答弁」となって世に出ていくのか、というのを臨場感あふれる形でわかりやすく(そのぶん、長いです)ご紹介していこうと思います。 省庁ごとに微妙にやり方は違うのですが、職員でもない方々に細かい手続きを知って頂く必要もありませんので、まぁこんなもんなんだなということでお読みいただければ。 いつもの記事の構成なら、「そもそも答弁書とは」「国会質疑とは」みたいな定義から入るのですが、今回はあえてそれを後回しにして、「今、霞ヶ関で何が起こっているのか」を淡々とお伝えすることに重点を置いてみようと思います。 その方が、これってそもそも何のためにやってんだっけ、といった形でゼロベースでご関心を持っていただき
headlines.yahoo.co.jp 痛ましい事件がお隣の国であったようでして。 公務員仲間として他人事とは思えないのです。 霞ヶ関の勤務状況を見ていると、いつ日本で似たような事案が起こってもおかしくないんじゃないかなと思ってます。 でも一方で、公務員って暇そうだし人減らせ!みたいなことがよく言われてますよね。なんなんでしょうかねこれ。 1. どのぐらい仕事してるのか これは、部署にもよりますし時期にもよって違うのでなんとも言えないのですが、やはり国会会期中(つまり今)は残業時間が伸びる傾向にあると思います。 私の感覚であえてものすごくざっくり言うと、今の時期に残業時間が 〜100時間 へー、結構暇な部署なんだね、羨ましい 〜200時間 特にコメントなし 〜300時間 おたくも大変ですなぁ 300時間突破 体には気をつけろよ こんな感じです。自分含めこう言う人種に労働行政とかやらせち
[概要] 「財務省けしからんから解体する」というのは、「うちのトイレが気に食わんからトイレぶっ壊す」、というレベルの話ではないでしょうか、という記事です。解体しよう!とか解体はだめだ!とか、そういう内容ではありません。 森友学園国有地売却に関連する一連の騒動を見て、 「財務省はけしからんから解体せよ」 みたいな感想を持たれた方もいらっしゃるかもしれません。 現代史を覚えておられる方にはピンとくる話だと思いますが、実際、財務省はもともと大蔵省という、今でいう財務省+金融庁の機能を持った巨大な役所だったのですが、大きな不祥事を起こしたこともあり、解体されてしまいました。 大蔵省接待汚職事件 - Wikipedia なので、当時の不祥事を連想し、更なる解体だ!というちょっと激しめの声が上がるのはわからないでもないのですが、あの時は、「財政と金融を同じ役所が担うことによる弊害の解消」という理屈もあ
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