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keikosato.wordpress.com
村上春樹氏のエルサレム賞授与でのスピーチは、武器や軍備を使う体制を批判した、まさにエルサレム賞の趣旨「社会における個人の自由の理念に貢献」する作家として、立派なスピーチだったと思います。体制を「壁」、人間を「卵」にたとえて、「壁」がどれほど正しいとしても、また「卵」がどれほど間違いだとしても、私はいつも「卵」の側に立つ、何が正しいかは、歴史が決めると語りました。 「壁」はガザ紛争でのイスラエル軍であり、ハマスであり、「卵」はパレスチナの人々であり、イスラエルの国民でもあり、村上氏のガザ紛争への反戦の意がこめられていました。エルサレム賞を受賞し、様々な議論の中で、こうしてイスラエルへ来て直接に語り掛けた氏の心意気に、作家として信じられるものがあると感じます。 スピーチでの「壁」と、報道陣へ語ったコメントの中の「架け橋」は、西岸に建設されたパレスチナとイスラエルを分かつ高く、強く、冷たい壁を連
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