USTREAMで「デジタルのミライ」というシンポジウムを観ていた。その中で、大手興行会社からの出席者が、「日本の年間映画興行収入1800億円は、紅しょうがの市場規模より小さい」という話をしていた。以前当ブログで、百貨店売上と比較したことがあるが、刺身のつま、お寿司の付け合せにも及ばないわけだ。やれDCPがどうの、VPFは弱者切捨てだ、ODSを開発せねば、といった横文字略語(何のこっちゃという人は自分で調べて下さいナ)の議論に終始しているうちに、映画の観客は去った。今に始まったことではない。観客をどう増やすのか、どう育てるのか、正念場・土壇場・土俵際‥どう捉えようといいが、ぼんやりしている時間は、もはやない。 くだんの大手映画会社の社員は、「映画館は遊園地と同じ〈装置産業〉そこで掛かるものは別に映画でなくったって構わない。事実5年前から、人気劇団公演の中継ライブを始めている。人気ロックバンド