2020年11月1日に「大阪市廃止・特別区設置住民投票」が行われることになった。10月13日からすでに期日前投票の受け付けが始まっている。大阪市の告示によれば「当該区の住民基本台帳に記載されている日本国民の方で」「平成14年9月2日までに生まれた方で」「令和2年6月1日までに大阪市内へ転入し、その届出をした方」が投票権を有しているとのこと。もし賛成が多数となれば「大阪市」が廃止され、現在の24区が「淀川区」「北区」「中央区」「天王寺区」という4つの「特別区」と呼ばれる行政区に区分されるようになる。 今まで細かく分けられていたのものが大きな区分けへと変わるわけだから行政のあり方も変わるし、住民サービスにも細かいところから大きな部分まで色々な変化が生まれるだろう。住所も変わる。暮らしの隅々まで影響を及ぼす大きな決断なのだが、説明する間も惜しむかのように「さあ、急いで決断をせよ」と迫られている。